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SDGsの取組み 株式会社JVCケンウッド

サステナブルな取り組み SDGsの取り組み
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JVCケンウッド HP スクリーンショット
JVCケンウッド HPより

企業や団体におけるサステナビリティの追求として、SDGs達成に向けた事業や取り組みをアピールするケースが増えてきました。実際にSDGsへの取り組みを行うとなると、どの目標に向けてどのような施策を企画したら良いか悩む担当者の方も多いのではないでしょうか。

cokiでは、皆さまのSX(サステナビリティトランスフォーメーション)のお役に立つべく、SDGsに対して積極的な企業の取り組みをピックアップしてご紹介しております。
今回取り上げる事例は、株式会社JVCケンウッド社です。
本ページをご参考に、事業におけるサステナビリティ、SDGsに関する活動を進めるヒントにしていただければ幸いです。

SDGsについては、“ 「SDGs」と「サステナブル」の意味|私たちはなぜSDGsに取り組む必要があるのか ”を、ご覧ください。

株式会社JVCケンウッドのSDGsへの取り組み

  • 株式会社JVCケンウッド
  • 業種:モビリティ&テレマティクスサービス分野、パブリックサービス分野、メディアサービス分野の事業等
  • 設立:2008年10月1日
  • 従業員数:16,956人(2021年3月31日現在)
  • 参照公式サイト:https://www.jvckenwood.com/jp.html

2008年に日本ビクターとケンウッドが経営統合してできたJVCケンウッドグループ・JVCやKENWOOD、Victorなど高級オーディオで知られるブランドを保有しています。その事業は「モビリティ&テレマティクスサービス」「パブリックサービス」「メディアサービス」という3分野。それぞれの分野で社会課題の解決に貢献する製品・サービスを展開することでSDGsへの貢献を目指しています。

  • マテリアリティ
    • 交通事故の防止
    • 安心・安全な輸送システムの確保
      • モビリティ&テレマティクスサービス分野における価値創出
    • 防災・減災への対応
    • 安心・安全なまちづくり
      • パブリックサービス分野における価値創出
      • メディアサービス分野における価値創出

JVCケンウッドは、2021年5月に中期経営計画「VISION2023」を策定し、「利益ある成長」と「グローバルでの社会的課題解決」を両輪とするサステナビリティ経営への取り組みを重点テーマとしています。その推進にあたっては、SDGsをもとにして事業と関連が強く、解決に貢献できると思われる社会課題を抽出し、課題解決に向けた取り組みの進捗を管理していくことで、事業活動を通じたSDGsへの貢献に努めるという方針です。その取り組みは、第3回日経「SDGs経営」調査では星3.5と評価されました(満点は5)。

今回は、JVCケンウッドの取組の中から「メディアサービス分野における価値創出」「パブリックサービス分野における価値創出」に焦点を当て、最近の取り組み事例をピックアップして見ていきましょう。
※取り組み事例の中には、複数の目標にまたがる取り組みもありますが、代表的な目標を掲げて記載しています。

目標3「すべての人に健康と福祉を」への取り組み

目標3の ゴール は「あらゆる年齢の全ての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する」です。

高齢化における医療費の負担を防ぐために、JVCケンウッドが開発しているのが疾患の超早期診断をサポートする「ExoCounter(エクソカウンター)」です。病気を超早期に発見できれば治療はその分軽くて済みます。「ExoCounter(エクソカウンター)」はたながん診断や治療法の開発、がん研究の発展につながることが期待される技術。がん治療だけでなく、妊娠高血圧人証の発症予測システムなどへの研究もおこなわれています。

また視線の動きを計測することで、自閉スペクトラム症の診断補助をおこなう視線計測装置「Gazefinder(ゲイズファインダー)」の開発も行っています。自閉スペクトラム症の早期発見・早期支援が実現できれば、将来的な社会参画に向けて大きく前進することができます。現在は、実用化に向けた医療機器認可取得のため、日本およびオーストラリアで治験中です。「Gazefinder(ゲイズファインダー)」については、自閉症スペクトラム症だけでなく、認知症患者に対する早期診断への応用も期待されています。

目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」への取り組み

目標9の ゴール は「強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る」です。

JVCケンウッドでは、強みである「通信」技術の知見やノウハウを生かし、防災や災害時対応におけるインフラ整備に貢献しています。

例えば、ポータブル電源。非常時の電力確保は、すべての人の安心と安全な生活を実現するための重要な課題です。高出力・大容量と持ち運び可能なコンパクトサイズを両立し、ポータブルソーラーパネルとの組み合わせでより長時間の電力確保が可能です。

そして、音響メーカーとしての知見をフル活用した業務用無線システム。大規模な自然災害が発生した際に、既存のインフラに頼らず独自の通信網を構築することができるので、災害時の通信手段の確保や、正確な情報の迅速な発信を可能とします。

SDGsの目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」への取組事例~cokiの記事より

coki では、サステナビリティについて考え、実際に取り組んでいる様々な団体・企業への取材を行っています。今回は SDGsの目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」 について、さまざまな視点で取り組む方々の記事をピックアップしました。ぜひご覧ください。

株式会社ワカ製作所|5Gや精密機器の先端技術で地域社会が目指す未来と共に生きる

株式会社ワカ製作所は、人工衛星に搭載可能な同軸コネクタとして国内初のJAXA(宇宙航空研究開発機構)認定を受けた電子部品メーカーです。同社の製造する「高周波同軸コネクタ」は、5G等の通信機器などの精密機器にも使用されています。そんな最先端の精密部品の製造拠点が、長野県・安曇野市と長野県・麻績村。先端テクノロジーの進化と地域社会への貢献を両立させている同社のステークホルダーとの関わり方を伺いながら、日本のモノづくり企業の生き残りの鍵を探ります。

ベンチャー企業選手権最優秀賞獲得! へその緒由来の細胞で再生医療の新たな可能性を拓く

ヒューマンライフコード株式会社は、臍帯などヒト組織由来の細胞を細胞医薬として有効活用し、難治性疾患や、加齢に伴い障害された組織の修復を目指す、再生・細胞医療に特化した会社です。さる2019年11月22日に開催された東京都後援「東京ベンチャー企業選手権大会 2019」にて、総数300社に及ぶ参加各社の中から見事、最優秀賞である東京都知事賞を受賞しました。医療の未来を変える可能性を持った細胞を使う事業について、代表取締役社長 原田さんにインタビューしています。

参照: coki

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