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障害のある方と社会が助け合う社会をともに目指し高め合える存在|有限会社サン・スマイルから見た農福連携自然栽培パーティ全国協議会

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障がいのある方々と社会が助け合う社会へ。互いに高め合える存在農福連携自然栽培パーティ全国協議会は障害のある方と社会をともに目指し互いに高め合える存在

有限会社サン・スマイルは、「おいしいはしあわせ」を掲げ、全国の無農薬や無肥料自然栽培の食材を販売する企業です。農福連携自然栽培パーティ全国協議会が作る農作物を、流通や販売面でサポートしています。

人は、人間として向上した分だけ利他的になります。だから、当社では『儲かる』ではなく『お客様が喜んでくれる』を目指しています」そう語るのは、有限会社サン・スマイルの代表取締役である松浦さん。売り上げは「どれだけお客様に喜んでいただいたか」の通信簿だと言います。そんな松浦さんに、福祉への思いと共に、自然栽培パーティと出会って改めて考えたことなどについてお聞きしました。 

農福連携自然栽培パーティ全国協議会から有限会社サン・スマイルへのメッセージ

有限会社サン・スマイル 松浦智紀社長

埼玉県にある自然食のお店で、「自然栽培の流通といえばサン・スマイル」というくらい有名です。社長の松浦智紀さんは、売り先や業界のことなど全く分からない農業ド素人の私たちのため、流通に関わる仕事を一手に引き受けてくださいました。パーティの野菜セットを作ってくれたり、私たちの活動を広めるためにチラシを作ってくれたりとお世話になりっぱなしです。自然栽培は、野菜が美味しいだけではなく、畑で笑顔が生まれることが醍醐味なのですが、それを理解し、しっかりと伝えるかたちで商品化してくださっていることにいつも感謝をしております。

 

農福連携自然栽培パーティ全国協議会の記事はこちらからも読むことができます!

喜びで関わる畑からできた作物を口にして感動

―冒頭のメッセージにもありましたように、御社は「自然栽培の流通といえばサン・スマイルさん」というほど業界では有名な会社さんだと伺っています。その一方で、農福連携自然栽培パーティ(以下の、自然栽培パーティ)さんの野菜は「福祉云々ではなく、純粋に美味しい」と、お客様からも好評だそうですね。自然栽培パーティさんの野菜は、プロの目から見ていがなのでしょうか?

最初に自然栽培パーティさんの畑を拝見した時は、驚きました。というのも、これまでの数多くの畑を見てきた経験から、「こういう畑でできる野菜は、雑味が強くて美味しくないだろうな」と思っていたのです。ところが食べてみたら、すごく美味しくて、それも感動レベルの美味しさだったので、衝撃を受けたんですね。

―なるほど。それだけ野菜そのものに力があったのですね。自然栽培パーティさんの野菜は何が違うのでしょうか。

私も「これまで見て来た畑と何が違うんだろう」と考えました。そもそも自然栽培は、一般的な農法と違い、肥料や農薬などを使用しません。土、水、光、空気などの生育環境をできるだけ自然のリズムに合わせて、植物の生命力を最大限に引き出す栽培法です。自然栽培パーティさんは、そのうえ、みなさんが本当に純粋に喜びをもって関わっていらっしゃるので、作物もきっとその環境をとても喜んでいるのではないかと思うのです。自然栽培といっても、ただほったらかしに育てるというものではありませんので、世話をして育てる人たちの気持ちの部分も影響を与えているのではないかと思うようになりました。

障がい者の方たちが野菜の世話をしている姿を見てみてください。野菜栽培が仕事といっても、みんな本当に楽しそうなんですよね。ニコニコして笑いながら話してて。だから、野菜作りそのものに「喜び」を感じていて、私はそれが野菜の美味しさにつながっているんじゃないかなと思っています。

生産者の純粋な気持ちをお客様に届けたい

-野菜も生き物ですから、人間と同様に育つ環境はとても大切なのですね。ちなみに、自然栽培パーティさんは他の地域でも取引があるのですか?

はい。全国的な取引があります。例えば、先日広島に伺ったときは、こんなこともありました。

とある施設で「この野菜をぜひ買わせてください」とお願いしたとき、目の前にいた女の子が突然泣き出したんですよ。

「え?なんで?何かマズいこと言ったかな?」と焦りました。するとその子は言うんです。「これまで、家と施設の往復で野菜を育てているだけだったのに……関東でそれを買ってくれるなんて……本当に嬉しいです」と。「私でも、社会に役立つことができるんですね」って。あまりに純粋な言葉で、胸を打たれましたね。

こうしたコミュニケーションで学んだ「ハート」の部分を、お客様に伝えていくことで反響もいただいたりして、それでお客様もファンになってくださったり、何より自分たちの仕事の励みになるのです。

―素敵なお話ですね。

私たち、こう言ってはなんですが健常者の立場だと「社会に役立てているのか」とか、当たり前だと思っていますよね。一方で、例えば先ほどご紹介した施設の子たちは、自分たちがしていることが、どのように社会に役に立っているのか実感しにくい環境にあります。

当社で作っている宅配の野菜ボックスは、全国の自然栽培の野菜を入れているのですが、その中にパーティの野菜も入ることがあります。でもそれが購入してくれる方の手に届いたときの感動をリアルにフィードバックすることはできません。

農作物の流通の形としては、本来は地産地消が一番望ましいと思っています。福祉で一番大事なことって地域との関わりなんですよ。自然栽培パーティさんには、地域とのつながりを持つための手段として「自分たちが作った野菜」があります。地元食品メーカーや飲食店、スーパーの青果売り場に出して地元で売ってもらうといった働きかけも行っていくと、より「社会に役立つ」という手ごたえが得られるのではないでしょうか。

有機農業の分野では、昔から生産者の思いを伝えたり、生き方を追ったりなどのドキュメンタリーを制作していますよね。それと同様に、自然栽培についても、さまざまな角度からいろいろな人たちの文章と映像を使ったコンテンツを制作していく必要があると思っています。難しいですけど。目に見えない「気持ち」の部分を伝えるのは永遠の課題ですね。 

障がい者の方たちとの関わりで行き過ぎた資本主義を考えるきっかけに

-松浦さんは、そもそも福祉に興味をお持ちだったのでしょうか?

私が小学生の頃、母が福祉関連の仕事をやりたいと言っていたんです。それをずっと覚えていて。今やっと福祉の仕事ができる立場になったので飛び込みました。

先ほどお話ししたように、知的障害の方々はとても純粋な方が多いです。彼らの感性は、水晶みたいに輝いています。こんな素晴らしい価値観の人たちと触れ合う機会がないのは、非常にもったいないことですね。

-確かに、日本では知的障がい者の方と出会う機会はあまりありませんね。

彼らは家と施設を送迎で往復しているので、社会に触れにくいということもあるでしょうね。しかし、障がいのある方は、高齢者の方も含めるとすでに日本に1000万人ほどいます。10人に1人くらいの方が、日常生活で出会う機会がないのはとてもいびつな社会ではないでしょうか。

知らない間に、私たちは効率を求めすぎる資本主義の考え方に汚染されてしまっているように思います。しかし、福祉の分野において「効率重視」では経営はうまくいきません。「人間の豊かさ」は効率とは真逆のところから発生するものも多いからです。

ぜひ、施設に足を運んでボランティアなどで彼らと関わって、一緒に畑や田んぼをやってみてほしいですね。障がい者の方たちと関わることで、感じること、教えられることがあると思います。 

-最後に、自然栽培パーティさんへのメッセージをお願いします。

実は、私も自然栽培パーティさんと出会ってこんな風に思えるようになったんです。だからとても感謝しています。これからも自然栽培パーティさんと様々な面でコラボしながら、お互いに高めあっていきたいですね。例えば、イタリアでは知的障がい者の方々が普通に街中にいて、みんなで助け合って生きています。生活困窮者が働く受け皿になる仕組みができている世界。自然栽培パーティさんの取り組みは、そういう社会を実現するための第一歩になるはずです。

【企業概要】

有限会社サン・スマイル(英語表記:SUN SMILE CO.,LTD)
https://www.sunsmile.org/

代表取締役 松浦 智紀

創業:1997年11月11日

本社・店舗:〒356-0052 埼玉県ふじみ野市苗間1-15-27

事業内容:自然食品小売業(無肥料自然栽培農産物)、加工品卸業、講演、指圧業等

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