「ホームページリニューアル後、見積もり依頼件数が右肩上がりで増えています」と語るのは有限会社樹脂リードモデル代表取締役の迎隆一朗さん。
プラスチック工業製品の試作品制作を行う同社は、「軟質素材の切削加工」という特殊技術を有し、業界では珍しく「女性技術者が半数超」という、独自のスタイルで進化を続けている。
しかし、以前のホームページは情報発信機能が弱く、せっかくの強みを伝えきれずにいた。
そんな同社が製造業に特化したホームページ制作を行うテクノポート株式会社にリニューアルを依頼すると、問い合わせ・見積もり依頼数が右肩上がりだという。
今回は迎社長に同社の強力な営業ツールとなったホームページ制作の過程について伺った。
「強みを徹底訴求し、新規顧客を獲得」。狙い通りのホームページに
迎
当社はプラスチックを用いた工業製用の試作品制作を行っています。私の父親が昭和41年に創業以来、型制作から成型、加工、仕上げまで一貫生産体制でお客様の多様な要望に応えてまいりました。
社名の『樹脂リード(READ)モデル』とは、樹脂業界を通じて「先を読み 行動する」という意味と、激動の時代を乗り切り樹脂業界をリード(LEAD)するという強い思いもプラスしています。
御社のホームページを拝見したのですが、「真空成型一貫対応」や「軟質材の加工」など強みが非常に分かりやすい印象を受けました。
迎
ありがとうございます。「自社の強みをアピールして新規顧客を獲得する」という狙い通りのホームページになっていると思います。
特に軟質材の加工は、リーマンショックで仕事が激減した際に、たまたま受けた依頼をきっかけに試行錯誤して手に入れた貴重な技術です。営業担当がお客様にご説明すると受注に繋がることも多く、可能性を大いに感じていました。
軟質材の加工は、特殊な技術と刃物が必要な分野のため、あまり他社は手を出せないんです。その強みをテクノポートさんはしっかりアピールしてくれました。
以前はホームページを自社制作していましたが、ホームページ制作のプロ、しかも製造業に特化している方にお任せするとやはり違いますね。
SEO対策は不十分、更新は滅多にしない、実際にユーザーが見てほしいところを閲覧しているかも分からないというホームページから一変して、より多くの潜在顧客にアプローチできる攻めの営業ツールになりました。
ホームページリニューアル後、見積もり依頼件数が右肩上がり
テクノポート株式会社にホームページ制作を依頼して感じた最大のメリットはどのような点でしょうか。
迎
まず、問い合わせと見積もり依頼が増えました。驚いたのは九州の企業からお問い合わせいただき、実際に取引が始まったことですね。
以前の我々の営業エリアではありませんので、ホームページは本当に場所に関係なく情報が届く営業ツールになるのだと実感しました。大阪や名古屋でも新たな取引が始まり、今の売り上げの3割くらいはその2拠点から生まれたものです。
意外だったのは、今まで受けていた仕事と全く異なる案件が飛び込んでくるようになったことです。
テレビ関係のご依頼や、大型の美術セット制作のご依頼など、予想外の案件をいただくようになり、仕事の幅が広がりました。どこの町工場も苦しいご時世に、新しい挑戦ができるというのは嬉しいことです。
女性技術者の積極採用をPR、生産性向上への波及効果も
ホームページ制作上で何か苦労した点はありましたか?
迎
特に苦労した点はないですね。担当者の方がモノづくりの業界をよくご存知なので話が早いです。ホームページを作った後も、2ヶ月に1度ヒアリングの時間があって、追加したいトピックや修正箇所をすぐに更新してくれます。
おかげで直近の取り組みをタイムリーに社外に発信できるので、機会損失も防げています。このヒアリングのおかげで、どのページがよく閲覧されているかも把握できるようになりました。
意外とスタッフ紹介が好評みたいなんですよ(笑)。似顔絵で社員を紹介しているのですが、「あの似顔絵増やしてくださいよ」とお客様からリクエストがありました。
製造部に女性がいることに驚かれることもあるのですが、実は当社は人材不足をきっかけに真剣に女性活用に取り組んでいて、製造現場で積極的に女性に働いてもらっているんです。
既存の男性社員の中には戸惑いを覚える者もいましたが、半年から1年も経つと、手先も器用で、ミスも少なく、向上心も高い女性社員たちの頑張りに良い刺激を受けているようで、全体の生産性も上がりました。
このような波及効果もありますので、本当に良いホームページを作ってもらったと感謝しています。
テクノポートはリアルな人間関係を紡いでくれる会社
迎
もちろん、全ての製造業にお勧めできますが、ビジネスにおいてリアルな人間関係を大事にする経営者の方には特にお勧めですね。
ホームページ制作会社の方って一般的に、ホームページが完成すると、その後あまりお会いすることがなくなると思います。
せっかく自社の強みを一緒にあれこれ考えたり、悩みにのってくれたりといった貴重な時間をともに過ごしているのにもったいないですよね。
その点、テクノポートさんは定期ヒアリングというアフターフォローがあるので、長くお付き合いできる関係性を築くことができます。
関係が深まると、例えば「こういう困りごとがある会社さんがあるのですが、樹脂リードモデルさんで解決できそうですか?」と新たなビジネスチャンスをお互い与え合うこともできます。
リアルな繋がりは、オンライン全盛の時代だからこそ貴重なものだと思うので、そういう意味でもテクノポートさんは素敵な会社だと思います。
御社にとってテクノポート株式会社はどんな存在なのでしょう?
迎
当社の事業や取り組みを世間に広めていくにあたっての良きパートナーですね。製造業の他社さんとのパイプ役にもなってくれていますし、会社のことを親身になって心配してくれる相談者でもあります。
アドバイスがとても的確なので、経営コンサルティングもできるのではないかと密かに期待しております。今後も豊富な知識と優しいお人柄で当社を助けていただきたいですね。
◎会社概要
社名 有限会社樹脂リードモデル
URL http://jrm-2001.com/
所在地 神奈川県座間市小松原1-16-31
電話 046-266-4131
FAX 046-266-4143
創業 昭和41年4月1日
設立 平成13年4月2日
代表者 代表取締役 迎 隆一朗
事業内容 工業試作品成形、各種モデル型製作、小・大量の各種成形・加工、その他付帯加工全般