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農福連携自然栽培パーティ全国協議会からみた「ハーブ農園ペザン -PAYSAN-」株式会社ポタジェ

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一般社団法人農福連携自然栽培パーティ全国協議会

今、「農福連携」が社会にじわじわと浸透しています。「農福連携」とは、障害者や高齢者などが農業に携われるよう、国や自治体、法人などが支援する取り組みのこと。農業人口の減少と高齢化、障害者の雇用にまつわる課題を解決する画期的な取り組みとして期待されています。

農福連携の実践者として以前取材したのが、「ハーブ農園ペザン -PAYSAN-」の運営会社である株式会社ポタジェの代表取締役 澤邉友彦さんです。農福連携を現場で実践する手法を指導する澤邉さんに、感謝を伝えたいステークホルダーを伺ったところ、「一般社団法人農福連携自然栽培パーティ全国協議会」の名前があがりました。

農福連携自然栽培パーティ全国協議会は、農福連携に取り組む農家や福祉施設が集まっている団体で、ポタジェの澤邉さんも非常にお世話になったとのこと。

そこで今回は、農福連携自然栽培パーティ全国協議会の磯部竜太理事長に、株式会社ポタジェとの繋がりや、独特の運営スタイルについてお話を伺いました。

「農福連携」から生まれた株式会社ポタジェとの繋がり

 農福連携自然栽培パーティ全国協議会について教えてください。

 私たちは、障害者による自然栽培の農業を全国に広げていく活動を行う団体です。愛媛県の福祉施設で自然栽培を実践していた株式会社パーソナルアシスタント青空の佐伯康人さんの活動をきっかけに、公益財団法人ヤマト福祉財団の支援を受けて活動が始まりました。全国5施設からスタートし、現在は福祉事業所を中心に110もの事業所や企業、団体、農家、個人などが協力して、農業から地域を変える取り組みを行っています。

株式会社ポタジェの澤邉さんとはどのような経緯でお知り合いになったのでしょうか?

「農福連携の自然栽培を広めていこう」という私たちの取り組みを、澤邉さんのもとで働いていた方が知って、澤邉さんに勧めてくれたらしいです。金沢の福祉施設を通して2016年に初めてお会いしました。

自然栽培パーティの中で株式会社ポタジェの澤邉さんはどういった存在なのでしょうか?

自然栽培パーティに加盟する方の多くは福祉施設等の関係者ですが、澤邉さんは農家という立場で障害者の働く場を広げていらっしゃいます。しかも、農業をやりたくてハーブを栽培しているというよりは、障害を持つ人と一緒に行う農業をしたくてハーブを栽培しているという点で、農家としても少し変わっている方かもしれません。

そんな澤邉さんの凄いところは、ビジネスと農福連携の2軸をバランス良く保っているところです。障害者支援の一環で農福連携を進める福祉事業所の多くは、障害者のことを重視しがちです。もちろん利用者である障害者を一番に考えるのは大切ですが、農業というビジネスである以上、そして障害者が今後より自立して働けるようにするためには、収益という観点も大事にしなければなりません。澤邉さんはハーブを商品化し一般的な企業としてきちんとした結果を出しています。パーティの中でも農福連携への想いが特に強い澤邉さんからは、そういった経営者としての姿勢も含め、本当にたくさん勉強させてもらっています。

そんな澤邉さんに期待していることを教えていただけますか?

ハーブや自然の魅力を多くの人が畑で気軽に体験できるような場を増やしていってほしいですね。ポタジェに行くとよく分かりますが、ハーブって本当に良い香りで、匂いを嗅いでいるだけで楽しくなるんですよ。毎日スーパーで必ず買う食材ではないかもしれませんが、実は近くに自生していることもあり、身近な存在かもしれません。なかなか自然と触れ合う機会のない現代社会に生きる人たちが、ハーブの面白さや薬効を感じ取れるような場を、周りを驚かせるような方法などでやってほしいなと思います。

 自然発生的という新しい運営スタイル

 株式会社ポタジェの澤邉さんから、以下のようなメッセージをお預かりしているのでご紹介します。

ハーブ農園ペザン-PAYSAN-」
株式会社ポタジェ代表取締役 澤邉友彦さんへ

自然栽培パーティさんは、私たちの商品をさまざまなイベントで取り扱ってくださっていて、大変感謝しています。農福連携を行っている企業としてこの団体に参加したことで、ハーブ農園ペザンの情報をさまざまな方が拡散してくださり、東京にあるレストラン・結婚式場「八芳園」さんのメニューに私たちのハーブティーを載せていただけるまでになりました。これは私たちだけでは実現できなかったことですので、本当にありがたく思っています。無名だった私たちを受け入れてくれた、という点も本当にありがたいのですが、私たちのハーブの価値を1段階も2段階も引き上げていただいたことにも本当に感謝しています。参加しなければ見ることができなかった世界を見せてくださいました。

嬉しいお声ですね。ポタジェと八芳園との縁は、私たちが頑張って繋げたというより、同じ志を持つ仲間が自然栽培を通して各地で活動した結果、徐々にネットワークが広がり、そうなるべくして繋がったのだと思います。パーティ内での繋がりは、ビジネス的な関係というより、友だちの輪という感じなんですよね。誕生日は祝うし、飲みに行くと楽しく盛り上がります。ポタジェも含め、みんな志を同じくする仲間という感覚です。

澤邉さんは、『団体の規模感が大きくなると、まとめていくのが難しくなるが、今後団体をどう動かしていくか、が気になる』と仰っていました。パーティの関係がビジネス的な繋がりではなく、仲間や友だちの輪という側面が強い場合、運営の方向性や方法も変わってくるのでしょうか?

 いわゆるビジネス組織的な運営とはかなり違うと思います。農福連携の自然栽培を広めたいという軸はもちろん大事にしたいですが、自然栽培パーティの事務局が加盟事業者を組織的に動かし、戦略的にマーケティングを行っていくことには違和感があります。僕のなかでその方法は、素早く無駄なく収穫するため、農薬や除草剤を使うという方法と似ている気がするんです。収益優先ならば確かに合理的かもしれませんが、健康への悪影響や虚しさを生むことにも繋がるリスクがあると思います。

生ぬるい考えと言われるかもしれません。ですが、やはり僕は自然栽培を行っている自然栽培パーティでは、自然発生的な運営をするのが良いと思っています。パーティにずっと加盟し続けなくたって良いんです。興味があったら入って、違うと思ったら抜けて、また良いなと思ったら入ってというかたちでOK。

活動軸がブレなければ、方法論を組織が縛る必要はないと思います。もとは仲間同士で楽しくやるサークル活動みたいな雰囲気で始まった団体です。今は参加人数が増えたので少し組織っぽくなりましたが、みんなで集まってワイワイガヤガヤ、楽しく試行錯誤しながら成長していく「らしさ」は崩したくありません。組織として運営する良さは取り入れつつ、僕たちらしさを出し続けていくことが、パーティとしてのまとまりだと思います。

<プロフィール>

一般社団法人 農福連携自然栽培パーティ全国協議会

理事長:磯部 竜太

設立年月日:2016年4月1日

所在地:〒470-0376 愛知県豊田市高町東山7-43(社会福祉法人無門福祉会内)

Tel:0565-45-7883

Fax:0565-45-7886

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WRITER
ライター
佐野 友美
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1991年東京生まれ。中央大学法律学部出身。卒業後は採用コンサルティング会社に所属。社員インタビュー取材やホームページライティングを中心に活動中。

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