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高砂電気工業株式会社 https://takasago-elec.co.jp/

愛知県名古屋市緑区鳴海町杜若66番地

高砂電気工業はサステナブルな社会に共に貢献するパートナー|株式会社堀場製作所 開発本部副本部長・青山剛士さん

取引先
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堀場製作所青山氏

高砂電気工業株式会社は、「細胞から宇宙まで」に貢献する、創業62年の歴史を持つ流体制御の課題解決カンパニー。高い技術力は医用診断や環境測定などの分析機器のほか、大学発のプロジェクトなど最先端の分野でも採用されています。同社の技術力が広く知れ渡るきっかけになったのが、分析・計測機器の総合メーカーである株式会社堀場製作所のエンジン排ガス測定装置。高砂電気工業の特殊ステンレスバルブを搭載した装置は世界トップシェアに成長。「50年以上にわたってお付き合いしている大切なパートナー。サステナブルな社会にも共に貢献していきたい」と語る株式会社堀場製作所開発本部副本部長・青山剛士さんに、両社のパートナーシップの歴史と今後の展望について伺いました。(画像提供:株式会社堀場製作所)

高砂電気工業は世界トップシェアの主力製品でなくてはならないパートナー

―本日はよろしくお願いします。では、高砂電気工業株式会社代表取締役会長・浅井直也さんから、株式会社堀場製作所 開発本部副本部長・青山剛士さんへのメッセージをお預かりしてきましたのでご紹介します。

株式会社堀場製作所 開発本部副本部長 青山 剛士 様

  • 高砂電気工業株式会社 代表取締役会長 浅井直也

今年創業62年を迎えた高砂電気工業にとって、堀場製作所様は、最も古い時期からの、かつ、売上高で最大クラスのお客様ではありますが、それを超えたさらに重要な意味を持つお客様です。弊社売上の約8割が分析装置業界からですが、この市場に特化するきっかけを作っていただいたのが堀場様でした。1960年代後半、堀場様が初めて自動車用の排ガス測定装置を開発された折、それに必要な特殊素材の電磁弁を特注でご発注いただいたのが、高砂電気が分析装置市場に着目したきっかけだと聞いております。

その頃から堀場様の協力会社会に加えていただき、長いお付き合いが続いていますが、堀場様の特徴的な文化の一つが、サプライヤーをとても大切にしていただけることだと思います。ステークホルダー資本主義という言葉が流行り始めていますが、堀場様はもう何十年も前から、それを地で行なっていらっしゃいますね。半期に一度の協力会社会議では、懇親会の席上で、堀場様新製品のデモンストレーションが行われます。そのご説明を毎回、青山副本部長から伺うのが、私の楽しみです。

今も旺盛(おうせい)にバイオ、半導体、次世代モビリティなど多様な領域に新製品の開発を続けられる堀場様は、部品レベルでのコンカレントエンジニアリングを希求(ききゅう)する高砂電気にとって、とてもお付き合いしがいのあるお客様です。これからも引き続きぜひ、高砂電気にチャレンジの機会を与え続けてください。お願いいたします。

高砂電気工業株式会社
代表取締役会長 浅井直也

高砂電気工業

高砂電気工業株式会社の記事はこちら。

50年以上にわたりお付き合いしている大切なパートナー。サステナブルな社会にも共に貢献していきたい

―高砂電気工業さんと御社との長きにわたる関係とその深さが伝わるメッセージだと思いました。

浅井会長には弊社について過分なお言葉をいただき、大変ありがとうございます。高砂電気工業さんとは、弊社が1968年にエンジン排ガス測定装置・MEXA(メクサ)シリーズの開発を行なった際に、不可欠な部品である特殊ステンレス製バルブを手がけていただいたのが関係の始まりです。MEXAシリーズは当社の主力製品に成長し、50年以上にわたってお互いに大切なパートナーとして、メーカー同士のお付き合いをさせていただいています。

堀場製作所のエンジン排ガス測定装置MEXA-ONEあらゆる種類のエンジンの排ガスを連続同時測定し、エンジンや触媒の開発効率向上に貢献する、堀場製作所のエンジン排ガス測定装置のフラッグシップモデル MEXA-ONEに、高砂電気工業のソレノイドバルブが採用されている。

50年以上にわたる協業で揺るぎない業界ポジションを確立

―当時、高砂電気工業さんに特注製品を依頼された理由についてお聞かせください。

先ほど紹介したMEXAの開発を行なった際に課題となったのが金属の腐食でした。腐食しにくいステンレス製のバルブを探していたところ、高砂電気工業さんのバルブに目が留まり、弊社が求める品質と性能を兼ね備え、さらに多品種少量という要求にお応えいただくことができました。当時は高度経済成長のもと大量生産の製品に技術力が流れていた時代でしたから、スケールメリットを追求できないBtoB分野のビジネスに協力していただけたのは、弊社にとって大変ありがたく、幸運なことでした。

以来、50年以上にわたって、高砂電気工業さんとは、単に調達やビジネス上のメリットにとどまらない、お互いに成長していこうという共通の目的を持ち、培われてきた関係があります。

―御社は分析・計測機器メーカーとして長い歴史をお持ちで、揺るぎない地位を築いていらっしゃいます。現在の事業内容と強みについて伺わせてください。

弊社は、当時京都帝国大学の3回生だった創業者の堀場雅夫が1945年、終戦直後に堀場無線研究所を立ち上げ、1950年には国産初のガラス電極式pHメーターを完成させて、1953年に堀場製作所を設立、創業から76年を迎えました。企業文化を貫くキーワードは、「オープン&フェア」「チャレンジマインド」、そして「おもしろおかしく」の3つです。

弊社を説明する時に用いるのが「はかる」技術のメーカーという言葉です。様々な社会課題を解決するためには、まず「はかる」ことからすべてが始まります。「はかる」ことを抜きにして定量的に改善できませんから。排ガスや水質など目に見えないものを「見える化」する弊社の分析・計測技術を活用し、様々な社会課題を解決していく。事業の成長によって社会に貢献することをミッションとしています。

そして、従業員が「おもしろおかしく」仕事をすれば、発想力や想像力が増し、企業価値が高まります。その結果、お客様、株主、サプライヤー、そして社会というステークホルダーとWIN-WINの関係を構築していくことができます。

排ガス試験・燃費試験の様子排ガス試験や燃費試験に、“老舗”だからこそ得られる信頼のシステム。乗用車排出ガス・燃費試験の国際基準(WLTP)や米国CFR part 1066など、グローバルな最新排ガス認証試験方法に対応し、高精度かつ高再現性の排ガス試験・燃費試験を実現している。

サステナブル社会を先端技術で支える5つの事業分野

―御社の「はかる」技術では自動車の排ガス計測が有名ですが、その他の分野も含めて具体的な事業内容を教えてください。

弊社は、大きく5つの事業「自動車、環境・プロセス、医用、半導体、科学」で事業活動を行っています。それぞれについて説明したいと思います。

「自動車」のセグメントでは、世界シェア8割のMEXAシリーズをはじめ、エンジン、駆動系、ブレーキ、触媒、近年盛り上がりを見せている電動車両開発に欠かせないバッテリーや燃料電池、コネクテッドの計測・評価装置など、幅広い需要にお応えしています。(※株式会社堀場製作所調べ)

排ガスの実路認証試験の様子車載型排ガス計測システムOBS-ONEは、2017年9月から欧州で認証が開始された乗用車の実路走行におけるRDE(Real Driving Emissions) 試験に完全対応したPEMS(Portable Emissions Measurement System)。ここにも、高砂電気工業のソレノイドバルブが採用されている。

「環境・プロセス」のセグメントでは、工場や発電所などの排ガスや排水の計測をはじめ、大気汚染のモニタリングや水質管理の計測装置を提供しています。いずれも地球環境を維持するために不可欠な技術で、人々の安心・安全・健康を支えています。

「医用」のセグメントでは、白血球や赤血球などの血球計数、糖尿病関連、免疫を測定する血液検査機器や試薬を手がけており、クリニックで弊社の小型検査機器を目にされた方もいらっしゃるかもしれません。

「半導体」のセグメントでは、半導体の製造プロセスで使用されるガス流量を調整するマスフローコントローラーが世界シェア6割を占め、弊社の稼ぎ頭に成長しました。薬液濃度モニターと共に、成長する半導体産業の重要なポジションを確立しています。(※株式会社堀場製作所調べ)

そして、「科学」のセグメントでは、国内初のガラス電極式pHメーターに始まり、X線を用いた元素分析、分光技術を用いたラマン・蛍光分光分析、ナノ材料の粒子計測装置など、大学や研究所、医薬品・食品・電子部品などの品質管理に幅広く活用されています。

このように、一つの市場や産業に特化せず、持っているコアな技術を様々な形で活用しています。BtoBの分野での事業活動ですので、普段の生活の中で弊社の製品が目に触れる機会はなかなかありませんが、「ミクロからマクロまで」「農業から宇宙まで」、世の中を支えている自負があります。

  積極的な技術交流で高まる存在感、未来を共につくるパートナー

堀場製作所青山氏―多彩な事業において関わるサプライヤーも多いと思います。堀場製作所さんとサプライヤーとの関係について教えてください。

弊社はベンチャーとして創業しましたので、販売や製造を多くの代理店様やサプライヤー様に協力いただき、連携することで成長してきました。その象徴が、浅井会長がメッセージでご紹介くださった、1950年代に設立したサプライヤー様との協力会社会で、経営者同士が市場の状況や技術の動向などに関する情報交換など、近い距離で交流する場となっています。協力会社会には次世代経営者の分科会もあり、いずれの会も長期的な視点で、弊社とサプライヤー様との間で揺るぎないパートナーシップを築いていくことを目的にしています。

協力会社会の皆様には、弊社の事業状況を隈なく説明して、新製品の開発についてもお話ししたり、リリース商品をお披露目したりするほか、会員企業様同士のディスカッションも行っています。高砂電気工業さんは改善活動にも熱心で、分科会の発表会では毎回ベスト3に入られ、とりわけ品質面で会を牽引してくださっています。

―堀場製作所さんにとって高砂電気工業さんはどのような存在なのでしょうか。

弊社と高砂電気工業さんは、ビジネスの協業者として互いに大きな存在感を持っていると感じています。それは、両社で成し得たことが世の中に大きな影響を与えているからです。高砂電気工業さんのバルブを搭載し、世界シェア8割を持つMEXAシリーズは、自動車産業や地球環境の改善に多大な貢献をしてきました。(※株式会社堀場製作所調べ)

そのため、メーカー同士、互いに切磋琢磨して成長していくパートナーという想いを強く持っています。両社の間では技術交流会も行っており、弊社の若手技術者を高砂電気工業さんの工場に派遣して設備や製品、ものづくりの実演を見学させてもらい、社員同士がディスカッションする場を設けていただいています。また、弊社のHORIBA BIWAKO E-HARBOR(びわこ工場)に高砂電気工業さんの技術者をお招きし、講師を依頼する機会も持っています。現場での交流を通してお互いの現在の技術レベルをリアルに知ることができるのは大変有益で、この取り組みはこの先も続けていきたいですね。

―青山さんから見て、高砂電気工業さんの「凄さ」は、どのような点があるとお考えでしょうか。

私は入社37年で、主に科学の分析装置や環境・プロセスの計測装置の研究・開発、設計に携わり、開発部門や保証部門の責任者を務めてきました。開発・設計畑の人間として、高砂電気工業さんのビジネスへの取り組み方にはとても刺激を受けています。

最近では、株式会社由紀精密さんと共同開発された小型人工衛星用のスラスター(液体ロケットエンジン)に、高砂電気工業さんがバルブを提供されたと知り、宇宙新時代という将来性に満ちた取り組みをされていることに舌を巻きました。

浅井会長とはよく学会や展示会でお会いするのですが、いろいろな分野に自ら足を運ばれ、大変アクティブでいらっしゃいます。宇宙やバイオの分野に早くから着目し、非常にタイムリーな取り組みをなされているところもすばらしい。また、幅広いネットワークをお持ちで、私も異業種の企業をご紹介いただくなど、ご縁にも助けられています。

コアな技術力を組み合わせ、サステナブルな社会に貢献していきたい

堀場製作所 青山氏―モノづくりにおいてもSDGsへの取り組みが求められ、御社の事業のあり方にも影響を与えていると思います。その中で、高砂電気工業さんとの関わりや役割も変わっていくのでしょうか。

今、自動車は排ガスの出ない電動化に向かっていますが、我々が自動車分野で貢献できる技術が、より高度化していくことが予測されます。社会がカーボンニュートラルに向かう中、その実現のためには、エネルギーをかしこく「つくる・ためる・つかう」、つまりエネルギー供給のあり方をすべてのプロセスで最適化する必要があります。

弊社では、水素エネルギーに注目しており、さらなる技術開発に向けてプロジェクトチームが発足しています。もちろん、自動車だけではなくインフラ全体に及ぶ技術で、水素そのものを生成する、水素から合成するというプロセスにおける分析・計測や制御技術の分野にまで広がり、この分野においても高砂電気工業さんの技術とつながっていくことになるだろうと考えています。

―クリーンエネルギーである水素エネルギーはSDGsのゴール達成で大きな可能性を持つテクノロジーだと聞いています。

 そうですね。SDGsの取り組みでは、クリーンエネルギーである水素エネルギーへの期待がますます高まっています。水素エネルギーの分析・計測や制御技術の分野で、弊社のソリューションを提供することによってサステナブルな社会に貢献していきます。

地球環境への影響やエネルギーの効率化でニーズは変わっても、その変化に対応していく技術力があることが弊社の強みです。「はかることからすべてが始まる」「事業成長が社会貢献」をこの分野でも追求していくことで、SDGsゴール7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」、ゴール13「気候変動に具体的な対策を」に貢献できると考えています。

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SDGs7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに
SDGs 13:気候変動に具体的な対策を

―最後に、御社の近未来の事業の方向性について伺わせてください。

弊社の2023年をみすえた中長期経営計画では、世界的なトレンドをリードする「Energy  & Environment」「Bio & Healthcare」「Materials & Semiconductor」という3つのフィールドに、5つの事業のリソースを掛け合わせてビジネスを推し進めるクロスセグメントでアプローチしていきます。

そのいずれにおいても、高砂電気工業さんのバルブやモーターの技術が活かされ、必要になってきます。Energyであれば水素を制御するための大流量のバルブ。Bioであれば細胞培養のための流量や薬液の制御。Semiconductorであれば半導体の製造プロセス向けの専用のバルブがますます必要になります。高砂電気工業さんが開発された技術がさらに幅広い分野で応用されていくことになると予想しています。

この人類が存在し続ける限り無くならないであろう3つのフィールドにおいて、弊社と高砂電気工業さんがそれぞれ持っているコアな技術を組み合わせていく。さらに、お互いの技術力によってこれまで関わってこなかった新たな分野に踏み出す可能性もあります。この先も技術でつながり、共に発展するパートナーシップを末永く養っていきたいですね。

堀場製作所青山氏

◎プロフィール

青山 剛士
株式会社堀場製作所 開発本部副本部長

会社概要

株式会社堀場製作所
https://www.horiba.com/jpn/
設立:1953年1月26日
〒601-8510 京都市南区吉祥院宮の東町2

ライター:

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