─ご自身を成長させてくれた方や機会について伺います。仕事に対するやりがいや楽しみを感じ、自分自身の成長をサポートしてくれた方は、どなたですか。
わが子です。小学校1年生ですが、先日、『鬼滅の刃』を見たいと騒いでいました。夜遅い時刻だったので、「あした学校があるでしょう。遅刻したらいけないから、きょうは駄目」と大人の理論で子どもには分かりづらく言ってしまいました。すると「話が長い。意味が分かんない」と、小学校1年生から言われてしまいました。実は、そういう指摘は社長からも受けたことがあるので反省させられました。
子どもとはいえ、人間としては対等なのだと思いました。子どもが疑問に感じるのであれば、同僚、お客さま、仕入先などに対しても同じように感じさせてはいないのかと、振り返りをさせてもらえました。子どもの素直な反応から、自分の態度や表情にも気を付けなければいけないと思いました。親子でもこうなるのですから、他人同士ではもっと価値観は違います。人に伝えるときは、分かりやすく、簡潔に言わなければいけないと痛感しました。子どもであっても、40歳を超えた大人を成長させてくれる要素があることを感じ、昨晩寝る前に子どものことを愛おしく思いました。これからも一緒に成長していきたいという優しい気持ちになりました。