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株式会社ココペリ

https://www.kokopelli-inc.com/

〒102-0084東京都千代田区二番町8-3二番町大沼ビル4階

地域金融機関とDXを推進|株式会社ココペリ近藤繁|中小企業が誇りを持てる世界を

ステークホルダーVOICE 経営インタビュー
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ビジネスに破壊的な変革を起こすとされるDX(デジタルトランスフォーメーション)。DXで企業革新を実現すれば競争優位性の確立、企業価値の向上が期待できます。しかし、その費用対効果や具体的な進め方がわかりにくいことから、思うように推進できない中小企業は少なくありません。

そんな現状を打破するべく、地域金融機関と協業し、中小企業のDX化をサブスクリプションモデルで推進するのが株式会社ココペリ(東証マザーズ4167)です。中小企業経営をサポートするビジネスプラットフォーム『Big Advance』やクラウド士業相談サービス「SHARES(シェアーズ)」など、中小企業の経営に寄り添うサービスを展開しています。

今回は同社代表取締役CEOの近藤 繁さんに、起業の原体験ともいえる海外起業家との出会い、創業期から現在に至るさまざまなステークホルダーへの思いについてお話を伺いました。

 地域金融機関との協業で中小企業のDXを推進

--株式会社ココペリについて教えてください。

私たちココペリはミッションとビジョンを大切にしている会社です。ミッションは、「企業価値の中に、未来を見つける」、そしてビジョンは「中小企業にテクノロジーを届けよう」です。これらを実現するために、『Big Advance』や、独自開発したAI(人工知能)モジュール『FAI(ファイ)』、『SHARES(シェアーズ)』という士業相談サービスなどを主に展開しています。

 

 --主力サービスの1つである『Big Advance』について教えていただけますか?

『Big Advance』は、中小企業向けの経営支援プラットフォームで、金融機関と協業して展開しています。中小企業は『Big Advance』に加入することで、ビジネスマッチング機能や社内チャットツールを利用できます。そのほか、ホームページ作成やクーポンサイトへの掲載、補助金・助成金取得申請の依頼、災害時の安否確認、士業相談サービスなど、事業を運営するうえで非常に便利な機能を利用することが可能になります。

「Big Advance」の仕組み図

「Big Advance」は金融機関との協業により中小企業の経営をサポートするプラットフォーム

 

 --こうした便利な機能を通して、多くの中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を進めているのですね。

今の時代においてDX化は急務だと思うのですが、我々が全国の中小企業に個別にお勧めしてもなかなかサービスをご利用いただけません。しかし、長年のお付き合いのある金融機関さんからご案内いただき、他社事例も含めてサービスをご説明することで、安心して『Big Advance』をご活用いただけるようになりました。

 

日本経済の鍵を握る中小企業

 --近藤さんが中小企業を対象としたサービスを始めた背景を教えてください。

ココペリがなぜ中小企業を対象にしているかというと、それは中小企業が日本経済の鍵を握っているからなのです。日本企業の99.7%が中小企業です。都市部では70%の方、地方では80%の方が中小企業で働いています。つまり、日本経済を支える中小企業が元気にならないと、生活者の収入も増えず、経済も沈むばかりなのです。

しかし、大企業と比較すると中小企業の生産性は一般的にはあまり高くありません。近年ではDXが声高に叫ばれていますが、我々のサービスを通じて中小企業の生産性が10%でも上がれば、日本経済に相当なインパクトを与えることができます。そこでまずは中小企業が気軽にインターネットで士業に経営に関する相談できる仕組み『SHARES(シェアーズ)』を立ち上げました。その後、士業のみならず全国の中小企業同士のネットワークを活用して効果的にDXが推進できれば、地域活性化や日本の未来にも貢献できると考えて、『Big Advance』などのプラットフォームを整備して中小企業を対象としたサービスをより強化することにしたのです。

 

 --中小企業の持つ可能性は非常に大きいですよね。

本当にその通りなのですが、日本での中小企業に対する評価は高くないのが現実だと思います。アメリカでは超優秀な人は起業し、まあまあ優秀な人はITベンチャーで働き、普通の人は大企業で働くという図式があります。一方、日本は優秀な人は良い大学を出て大企業で働く。その結果として生まれたのが、大企業が上で中小企業が下というヒエラルキーです。

高度経済成長期のような大量生産・消費の時代は確かに大企業の方が有利でした。しかし、インターネット全盛の今は、個人や中小企業が地方からでも世界で戦うことができます。中小企業で高度なモノづくりなど世界にも通用する方がいるにもかかわらず、中小企業という古いイメージのせいで控えめにならざるをえない実態があります。彼らは良いものをつくりたいだけであって、別に偉くなりたいわけじゃないという謙虚さも影響しているのかもしれませんが、正当な評価を受けていないのは非常にもったいないですよね。

私は、そうした中小企業が誇りを持ち、胸を張り生きられる世界をつくりたいと思っています。その方がみんなハッピーなはず。「企業価値の中に、未来を見つける」というビジョンには、そういう思いが込められています。

 

株式会社ココペリのステークホルダーへの向き合い方

日本経済再生の鍵を握る中小企業のビジネスをサポートするサービス展開で急成長を遂げた株式会社ココペリ。活躍の背景には、代表取締役CEOの近藤繁さんが今も大切にしているいくつもの運命的な出会いがありました。

株式会社ココペリ代表取締役CEO近藤繁さんのインタビューカット

株式会社ココペリ代表取締役CEO近藤繁さん

一郎さんへ

私が起業に目覚める原体験となり、今の私をかたちづくる基礎にもなったのが、一郎さんとの出会いです。フルネームも連絡先も知らず、もう何年も会っていない人ですが、私の心の師匠です。一郎さんとの出会いがなかったら今の私はありません。

 

出会ったのは、私が20歳の時に留学していたアメリカのサンディエゴです。もう20年も前のことですね。

 

当時、自分が起業することなど考えてもいなかった時期で、これといって明確な目的を持たずに渡米した私は、学業の傍らコリアンタウンのカラオケ屋でアルバイトをしていました。一郎さんは、隣のバー「SHOZEN(笑禅)」のオーナーで、飲食店を何店舗も経営しているいわゆる成功者、というより日本人街のドンでした(笑)。当時40代後半、なかなかワイルドで暴れん坊のような風貌で近づきにくい雰囲気をお持ちだったのですが、私はなぜか好きになってしまって。

 

日本で空手の先生だった一郎さんは片道切符で渡米後、多くの苦労を経て成功された方です。そのせいか独特の人生観を持っていて、かなり刺激を受けました。例えば、「一所懸命」という言葉の本当の意味も一郎さんから教えていただきました。いわく、「ひとつの場所、自分の持ち場で、やるべきことを懸命にやる」という意味なのだと。アメリカに来て何があっても命をかけて頑張ると決めて成功した一郎さんが語ると言葉の説得力が違いました。自分の命をかけて人生と向き合う姿勢を一郎さんから学びました。

 

ほかにもあります。一郎さんが経営するバーのお手伝いしていた時のことです。冷蔵庫から食材を出し入れする際に、「動作が美しくない」と注意されました。無駄のない所作は、シンプルに生きることに繋がる。シンプルに生きるとは、執着しないということ。良いことにも悪いことにもしがみつかずに、今を生きるのだと。そんな、人としての生き様を本当に徹底している人でした。

 

当時の私は愛知から上京した大学生です。「就職して良い企業に入る」という人生を歩むのが普通だと思っていたので、海外で起業家として活躍する一郎さんとの出会いは本当に刺激的でした。人生をかけて恥じない生き様をしたい。そんな感銘を受けて、経営者になるという人生の選択肢があることに気づかされました。

 

帰国後、大学の卒業旅行を兼ねて一郎さんに会いに再び渡米しました。当時は携帯電話もない時代でしたので、アポなしでホテルも予約せずに突撃したのですが快く居候させてくださり、新しくオープンさせた焼肉屋でアルバイトをさせてもらいました。突然の再開をとても喜んでくれて、別れ際には「ICHIRO Z」と書いてある車のナンバープレートを車から外してプレゼントしてくれたんです。面白い人でしょう(笑)。

 

一郎さんとの出会いは、私がリアルな中小企業経営者の生き様に触れ、こういう一人ひとりの人間が持つエネルギーが世界を元気にしていく原動力になるんだという気づき、その原体験ともなっています。


 

取引先に対しての思い

取引先との向き合い方
「SHARES(シェアーズ)」に登録する士業の先生方へ

次にご紹介するのは、当社に創業期から大変お世話になっている中小企業向け士業の専門家によるスポット相談サービス「SHARES(シェアーズ)」に登録する士業の先生方です。

 

例えばあなたが起業したいと思っているとします。その時「SHARES」のホームページから「株式会社を設立する」という項目を選ぶと、その際に必要な手続きが画面上にリストで出てきます。その中から「会社設立登記」を選ぶと、株式会社設立についての見積依頼をその場ですぐに行うことができます。

 

登録している士業の先生方から見積もりや、場合によっては解決策などが提案されるので、ユーザーはそれらから最適なものを選んで発注するだけ。この便利さから「SHARES」というサービスは多くの方にご好評をいただいています。

しかし、士業の先生からすると、弊社の創業当時、「SHARES」というサービスの構想をはじめて聞いた時は、株式会社ココペリというよく知らない会社が運営するサービスで、知識という形のないもの本当にウェブ上で適正に提供することができるのか?という懸念点がたくさんあったと思うんです。

 

ですが、たくさんの先生たちが、そういった懸念点よりも、ココペリの「経営者にとって数少ない相談相手の一人である士業の先生とのコミュニケーションを、よりスムーズかつ適正に行いたい」という思いに共感して、私たちに賭けてくれました。

今「SHARES」に登録してくださっている先生たちは、「自分の知識や経験を一社でも多くの企業に届けたい」という情熱をお持ちの方ばかりです。私たちの思いに共感し、一緒に事業を進めてくれている先生方に心からの感謝をお伝えしたいです。

スポット社労士くん社会保険労務士法人の関根光さんへ

ココペリの創業期にかなりお世話になったのが関根光さんです。もう7、8年のお付き合いになりますね。先生と出会った当時の私はまだ何者でもありませんでした。実績もない。でもやる気と思いだけはある。本当にこの道でいいのか?と悩んでいる時期でもありました。

 

そんな時に関根さんのもとに飛び込みで営業に行きました。関根さんはとにかく褒め上手で聞き上手。サービスの説明をすると、「やるよ、うち」と即決でした。その決め方が何ともサッパリとしてお洒落でかっこよかったんですよね。そういう人に認めてもらえたことは私の自信にも繋がりましたし、もっと頑張ろうと思うきっかけにもなりました。その後も、早い段階で出資をしてくれて、ココペリの発展に大きく貢献してくださったので本当に感謝しています。

 

ちなみに、ココペリが入居しているビルは駅近の人気物件なのですが、「こんちゃん(近藤さん)、隣が空くからおいでよ」と関根さんが声を掛けてくれたおかげで入居することができたのです。ちょっと前まで合同で忘年会を開催するなど、良いお付き合いをさせていただいています。

 

関根さんには、飛び込み営業の時も、出資の時も、即決してくれた理由を伺いたいですね。あの時の出会いがなかったら今のココペリの成長はないので本当に感謝しています。

 

株式会社ココペリ代表取締役CEO近藤繁さん(2)

お客様に対しての思い

ココペリが成長期に入ってからは、より多くの中小企業のお客様に私たちのサービスをご利用いただくことを通して支えていただいています。私たちは「中小企業にテクノロジーを届けよう」というビジョンのもと、中小企業や地域の企業が、自らに誇りを持てる社会をつくるためにサービスを展開しています。ですから、中小企業であるお客様は「サービスをご利用いただくお客様」というより、同じ中小企業として一緒に頑張っていく「仲間」だと勝手に思っているんですよね。もちろんココペリの成長を支えてくださるお客様としても非常にありがたく思う一方で、共に成長していきたいという思いを非常に強く持っています。

 

お客様との向き合い方
「ひらしん次世代ビジネスクラブ」の会員企業様へ

2019年の10月には、平塚信用金庫が運営する「ひらしん次世代ビジネスクラブ」の若手経営者の方々を対象とした講演会に登壇する機会をいただきました。

 

『ココペリの挑戦~フィンテックが変える金融の未来~』がテーマだったのですが、大部分を私の人生についての話に費やしましたね(笑)。こんな感じで大丈夫だったかな、と少し心配していたら、懇親会で数名の参加者の方がすごく良かったという感想をいただけたんですよ。良かったと一安心していたら、後日彼らからわざわざお礼の手紙が届いたんです。「良い刺激を受けました」「Big Advanceを使い倒します!」といった感謝や決意の言葉が書かれていて、すごく嬉しくなりましたね。

 

私は職業柄さまざまな経営者の前で講演をする機会をいただきますが、「刺激を受けました」や「頑張ろうと思いました」と言われるのが一番嬉しいんです。「良い話を聞かせていただき、ありがとうございます」というお言葉をいただけることは大変光栄なことです。でも、とんでもない。私の方が感謝をしているんです。今まで何度も失敗を繰り返してきた私が、今では大勢の方の前で話す機会をいただけて、皆さんに少しでも良い影響を与える存在になれたのであれば、それは非常に喜ばしいことです。こういう機会を与えてくださった平塚信用金庫の職員の皆様や、参加してくださった経営者の方々に改めて感謝です。

 

事業パートナーに対しての思い

お客様との向き合い方
金融機関の方々へ

ココペリは先ほどご紹介した取引先や中小企業の皆様の多大なサポートのおかげで軌道に乗せることができました。この成長を共に推進し、加速させてくださったのが金融機関の皆様方です。

 

私たちは、テクノロジーの力によって中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現し、日本経済の活性化に貢献することをビジョンとしています。しかし、実際のサービスを周知してもらうには、ウェブマーケティングに頼るしかありませんでした。ですから、創業期はすでにウェブを使いこなせる企業にしかメッセージが届かず、本来の対象であるウェブに苦戦している企業にはなかなか認知していただけないのが課題でした。

 

『Big Advance』を金融機関様と協業して展開することで、本当にサービスを必要としている企業に届けることができるようになったうえ、金融機関様とお客様の何十年に渡るお付き合いによって構築された信頼関係をベースに、『Big Advance』を展開することができています。

 

今の『Big Advance』の発展はまさに金融機関の皆様のおかげです。今でこそココペリは上場企業ですが、ほんの数年前まではいちベンチャー企業でした。金融機関の皆様にとってはリスクのある挑戦だったのではないかと思いますが、中小企業を元気にするという志に共感いただき、私たちを信頼して支えてしてくださったことに心より感謝申し上げます。

 

Big Advanceトップページのイメージ

Big Advanceのトップページ

 

社員に対しての思い

機関投資家へのプレゼンや採用場面などで、「株式会社ココペリの強みとは何ですか?」という質問をよく受けます。そこでまず頭に浮かぶのが、「社員」です。うちの社員はめちゃくちゃ優秀なんですよ。高い専門性を持っているのと同時に、人柄がいい人たちばかりなんです。

主力サービスの『Big Advance』がローンチ後3年で、全国60以上の金融機関に導入され、登録企業数も5万社を超えるなど、ココペリがものすごい成長スピードで伸びているのは、社員が頑張ってくれたからです。

結局のところ、企業は『人』。私は、うちのメンバーがいれば何でもできると思っています。メンバーをここまで信頼できるなんて、こんなに幸せなことはないですよね。ココペリは圧倒的なスピードで変化していくので、決して楽な環境ではないと思いますけど、みんな本当によくやってくれています。すごいなあと思いますよ。

社員・家族との向き合い方
社員のご家族の皆様へ

社員のご家族にお伝えしたいことは2つです。

 

1つ目は、「あなたの家族は、熱い思いと高い能力を持ち、世の中にすごく貢献する仕事をしています」ということ。とにかくすごい人ですよ!と伝えたい。

 

2つ目は、「そんなすごい人を支えてくれて、ありがとうございます!」ということ。産んでくださり、そばで見守ってくださり、ご飯を作ってくれて、優しい言葉をかけてくれて、などなど、いろいろな形で支えてくださっていることに感謝しています。その支えがあるからこそ、今のココペリの発展があるので、普段は直接お礼をさせていただく機会がありませんので、この場を借りて感謝の気持ちをお伝えできればと思います。

 

地域社会に対しての思い

地域社会との向き合い方
横畠文夫さん・文美さん(ご夫婦)へ

横畠さんとはアメリカの語学学校で知り合いました。ある日、学校のエレベーターに乗ったら、目の前になぜか炊飯ジャーを手に持って立っている日本人がいたので、「それ、何で持ってるの?」と聞いてみた、という不思議な出会いです(笑)。夫婦で渡米していた横畠夫妻は、当時若くて無鉄砲なところがあった私を面白がって、「しげ」と呼んで、あたたかく迎えてくれました。

 

帰国後もお付き合いを続けていて、東日本大地震の時には、横畠さんがつくった一般社団法人Hearth(ハース)の取り組みとして、一緒にボランティア活動を行いました。深夜0時に新宿で待ち合わせて、仙台や石巻の仮設住宅に物資を車で届けに行ったり、子どもたちのメンタルケアに関わる活動をしたりしていましたね。

それまで私はあまりボランティアに積極的なタイプではなかったのですが、横畠さんとの関わりの中でたくさんの良い経験をさせてもらい、ありがたく思っています。地域の心と心が触れ合う喜びを与えてくれてありがとうございます、という感じかな(笑)。

 

横畠さんには謝罪したいことがあります。帰国後、横畠夫妻の結婚式でスピーチを頼まれていたのですが、当時学生だった私はあまり重要性を理解しておらず、遅刻してしまったんですよ。西新宿のホテルまでの地下通路をめちゃくちゃ走った記憶があります(笑)。あの時は大変申し訳ございませんでした。ちなみに、私の結婚式もある方にスピーチをお願いしたのですが、その方も遅刻してきたので、やっぱりそういう繋がりは回っているのかもしれませんね。

北海道の滝野賢次郎さんへ

滝野さんは、北海道で介護事業を始め、7、800名の従業員をまとめてきた素晴らしい事業家です。今は全て若い方に任せていますが、びっくりするくらいパワフルな方です。親分肌で、面倒見が良いから男女問わず好かれるんですよね。若い人が頑張るのを応援するのが好きな方なので、ココペリが苦しい時も応援してくださいました。すごく忙しい人なのに、北海道に出張した際にめちゃくちゃおもてなししてくれたり。この間も、「北海道に遊びにこいよ」と電話をくれました。滝野さんのような善意で応援してくれる人の存在は本当にありがたいですよね。たくさんたくさん応援してくださり、いつも気にかけてくださりありがとうございます!とお伝えしたいですね。

 

地球環境(SDGs・CSR)に対する思い

地球環境という視点で見ればSDGsもCSRも大事な考えですが、ココペリにとっては当たり前というか、普通にやっているという感覚です。まずは本業で地域活性化に貢献することが社会に与える影響力も大きく、そこから本当の意味で企業が社会の役に立つという役割が果たせるのではないかと思います。

SDGsやCSRを意識しなくても、環境負荷や経済格差などの企業活動の悪影響がないように当たり前にビジネスを成立させるのが企業の責任です。そのうえで、私たちの事業は地域活性化に直接関わることですので、それらを真摯に進めていくことが私たちの役割だと思っています。
 

最後に

ここまで、ココペリの創業期から振り返り、お世話になった方々への感謝の気持ちをお伝えしてきましたが、改めて、今の私があるのは大学時代の一郎さんとの出会いが原点にあるように感じます。

実は3、4年前、家族とサンディエゴまで一郎さんに会いに行ったのですが、当時私がアルバイトしていた焼肉屋さんは韓国人に売却済みで、消息が分からず結局会えなかったんです。今の私があるのは一郎さんのおかげなので、どうしてもまたお会いしたいんですけどね。もう一度会えたら、あの時、なぜあんなに可愛がってくださったのか、聞いてみたいですね(笑)。

株式会社ココペリ代表取締役CEO近藤繁さん(3)

【プロフィール】

近藤 繁

株式会社ココペリ 代表取締役CEO

1978年生まれ。2002年慶應義塾大学理工学部情報工学科を卒業し、みずほ銀行入行。06年ITベンチャー企業に転職。その後07年にココペリを設立。中小企業支援サービスを手掛けている。

 

【企業概要】

株式会社ココペリ

代表取締役CEO 近藤 繁

〒102-0084 東京都千代田区二番町8-3 二番町大沼ビル4階

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ライター:

1991年東京生まれ。中央大学法律学部出身。卒業後は採用コンサルティング会社に所属。社員インタビュー取材やホームページライティングを中心に活動中。

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