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株式会社フェニックスソリューション

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株式会社フェニックスソリューション 産業向け金属対応RFIDタグなど、世界に誇れる石川発の技術を展開中

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フェニックスソリューションの技術者と経営者の物語今ではアパレルショップのレジなどでおなじみとなった、電波でタグのデータを非接触でスキャンするシステムRFID(Radio Frequency Identification)。その技術は現在、製造・物流・小売・サービス・交通など、さまざまな分野で注目を集めており、店舗の無人化、人手不足の解消、業務効率の大幅な改善など、IoT社会の実現に向けて大きく期待されています。

バーコードは、基本的に一枚一枚のタグを読み取る必要がありますが、RFIDでは複数のタグを一挙にスキャンすることができます。しかも、UHF帯のパッシブタグでは、電波が届く範囲であれば、一般に3~5メートル程度離れていても読み取りが可能です。

株式会社フェニックスソリューションは、こうしたRFID関連製品の開発・製造・販売・導入の事業をトータルで展開する総合メーカーです。特に、同社が開発した「金属対応RFIDタグ PMTシリーズ」は、従来品とは一線を画す読み取り性能を誇ります。従来のタグは金属が近くにあると読み取り精度が大幅に低下してしまいますが、PMTシリーズは金属上に取り付けて正面から読む場合はもちろん、金属の裏面や積層状態においても高い読み取り精度を実現し、RFIDの適用範囲を広げています。

今回は、フェニックスソリューションの代表取締役社長・金岡久夫さん、専務取締役管理部長・高畠達也さん、取締役営業部長・山本佑樹さんに、同社の事業内容やステークホルダーとの向き合い方について伺いました。

社会変革を促すIoTに欠かせない技術、RFID

物流など積荷の管理に最適な小型サイズの金属タグ

物流など積荷の管理に最適な小型サイズの金属タグ(画像提供 株式会社フェニックスリューション)

──金属対応タグは具体的にどのようなシチュエーションで使われているのですか?

山本:例えば、物流会社の金属パレット管理、メーカーの製造工程管理、レンタル・リース会社の金属資産の管理などに使われています。また、業種を問わず、大手企業では多くの工数がかかる固定資産の棚卸しにも活用されます。ノートパソコンやタブレットなど、金属を多く含む資産に対しては、金属対応タグの方が有効となるためです。

──RFIDの普及によってわれわれの日常生活はどのように変わるでしょうか?

山本:在庫数の確認や入出荷業務だけで考えてみても、目視でチェックするといった仕事がなくなるので、工数が大幅に省けて、社員の方がより生産性の高い業務に集中できるようになります。また、アパレルショップ等で見られるようになった無人レジのように、店舗側の人手不足解消とともに、レジ待ちの時間が大幅に減るといった消費者側の便益も大きくなります。

高畠:RFIDは、ビジネスや生活のさまざまなシーンで利用されるIoTに欠かせない技術です。RFIDが普及することによって、より便利で快適な社会の実現に寄与できると考えています。

──現在、御社はRFIDを使ってどのような価値を社会に提供しているとお考えでしょうか

山本:RFIDの導入は、用途や規模にもよりますが、一筋縄ではいかない場面も多く、タグが思いどおりに読めるのか、現地で綿密な検証をしないと分からない部分が多々あります。弊社は積極的にお客さまの現場に出向いて一緒に検証し、場合によっては製品のカスタマイズも行うといったように、大手のRFIDベンダーでは対応が難しいような領域にも積極的に取り組んでいます。

高い技術力と、それを支える社長の事業基盤

──業界における御社のポジショニングを教えてください

山本:RFIDタグを製造するメーカーは多数ありますが、弊社はその中でもニッチな領域で勝負している1社です。そのため、世間一般の方々が認知している、一般的なラベルタイプのタグは基本的に製造していません。弊社が得意とするところは、技術的により高度な特殊タグと呼ばれるような分野です。特に、金属対応タグに関しては、発売後5年ほどで数百万枚を販売する主力商品となっており(2021年1月現在)、おかげさまで業界内での認知度も高まってきたと思います。

──まだ設立から7年弱の御社が、なぜそれだけの実績を収めることができたのでしょうか?

山本:手前味噌な話で恐縮ですが、高い技術力と経験をご評価いただいているのだと思います。会社自体は若いのですが、この分野で30年以上の経験がある技術者を抱えています。また、弊社ではこれまでに少なくとも60件ほどの特許出願を行っております。特許の出願数=技術力の証明、という安易な図式は成り立たないかもしれませんが、自社技術には大きな自信を持っています。もちろん、タグだけではなく、読み取り機のリーダーやアンテナに関する特許も出願しています。

──一般的にベンチャー企業ではR&Dに予算を割くことは難しいですが、御社ではなぜそこまでの技術開発が可能なのでしょうか?

高畠:社長の金岡は、建設業、廃棄物収集運搬業、不動産業など、石川県内でさまざまな事業を手掛けてきた経営者です。RFIDの製品開発には莫大なお金と時間を要しますが、社長が築いた基盤の上で、開発に全力で向き合うことが許される環境が用意されていることに尽きると言えます。

中央 代表取締役社長・金岡久夫さん、左 専務取締役管理部長・高畠達也さん、右 取締役営業部長・山本佑樹さん

中央 代表取締役社長・金岡久夫さん、左 専務取締役管理部長・高畠達也さん、右 取締役営業部長・山本佑樹さん

金岡:私はそれほど技術的な細かい部分が分かっているわけではないのですけれども、技術者の夢を買ったという思いです。杉村詩朗(現・取締役副社長)という技術者が、タグの新しい技術開発の夢を熱く語る姿を見て、「そんなに面白いものがあるのなら、チャレンジしてみよう」と思って、この技術を世に出したいとの思いで創業しました。

杉村詩朗 取締役副社長の開発風景

金属対応RFIDの生みの親 杉村詩朗 取締役副社長(画像提供 株式会社フェニックスリューション)

 

株式会社フェニックスソリューションのステークホルダーへの向き合い方

社員やその家族、仲間に対する思い

取締役副社長 杉村詩朗さん

金岡:全ての社員に感謝していますが、その中でも杉村は筆頭です。彼の熱意と技術にほれ込んで弊社を立ち上げたわけですから。一般の技術者が思い付かないようなアイデアで、どんどん製品ができていきます。弊社のブレーンです。感謝という点で言えば、これからも共に高い壁を乗り越えていこうと伝えたいです。

藤井雅和さん

山本:藤井という技術者も非常に貢献してくれています。杉村のアイデアを基に、製品を量産化するところまで実現できたのは彼の功績によるところが大きいですね。飛びぬけた試作品ができても、同じ品質のものを量産できなかったら、メーカーとしては商売になりませんが、その点、藤井は生産ラインの設計や改善方法などに深い知見があります。

また、弊社社員の中でも特にRFIDの導入経験が豊富なので、お客さまの現場へ1回行くだけで、お客さまが導入までのプロセスを具体的にイメージできるさまざまな提案や意見を出すことができるプレーヤーでもあります。よく、お客さまの方から「この人、何者ですか?」と聞かれるほどです(笑)

金岡:藤井は、いろいろな会社の現場が分かっています。大手の会社では全国の現場を知らない若い担当者に対して、藤井が「そこはこうなっている」と教えて、お客さまの方から驚かれることが多々あります。また、業界内外の人脈がとても広いのも助かっています。

取締役営業部長 山本佑樹さん

金岡:この場にいる取締役の山本佑樹にも、とても感謝していますよ。彼は、もともと法務の担当者だったのです。3年前の体制変更から営業に回ってもらい、会社が一番苦しい時を支えてくれました。本当に感謝しています。文系なのに、理系のことを一生懸命勉強してくれました。

山本:恥ずかしいですね。私は、前職で営業もやっていたものですから、お引き受けしたまでです。当時RFIDの知識は殆どありませんでしたが、皆と一緒になって大変な時期を乗り切ってきました。大型案件があった時には、全社員が徹夜で梱包作業して納期に間に合わせたこともあります。ここまでこられたのは、社員全員がよく頑張ってくれたおかげです。皆に感謝ですね。

取締役営業部長・山本佑樹さん(画像提供 株式会社フェニックスソリューション)

取締役営業部長・山本佑樹さん(画像提供 株式会社フェニックスソリューション)

金剛建設株式会社

金岡:私が経営する別の会社からも、さまざまな応援に駆け付けることがあります。

山本:RFIDの導入に当たっては、実際の現場でテストできれば理想的ですが、それが難しい場合もあります。その時には、現場に近い模擬環境を作って、実験することができます。例えば、建設現場の案件であれば、金岡が経営する金剛建設株式会社のスタッフに協力していただき、弊社の敷地に足場を組んでもらったことがあります。「テスト環境をここまで用意できるRFIDの会社はフェニックスソリューション以外にない」とお客さまからご評価いただけているのは、金剛建設さんのような協力会社のおかげです。弊社への高い評価につながっていることを感謝いたします。

社員のご家族

金岡:この業界に明るくない方には、弊社の認知度はそれほど高くありません。社員の家族からしたら「その会社に勤めて大丈夫か」と思われても仕方がありません。そういう中でも社員になっていただけるのは、家族ぐるみで応援していただいているからだと感じています。そういった社員の家族の皆さまの期待に応えるべく、会社を多くの人に知ってもらえる「いい会社」にしていく責任が私にはありますね。ご家族の皆さま、いつも社員を支えてくださり、本当に感謝しています。

──長期保有している株主に対しては、どのような思いをお持ちでしょうか?

代表取締役社長 金岡久夫さん

高畠:弊社の場合は、金岡とそのご家族が代表的な株主になります。

金岡:会社は株主のものと言われますが、私はそうではないと思います。社員あっての会社です。株主以上に社員を大事にしたいという思いが強いですね。ですから、他の資本を積極的に入れてきませんでした。他の資本を入れると、意思決定も遅くなり、仕事がやりにくくなるというデメリットもあります。

高畠:もちろん、そういうことができるのは、金岡にそれだけの基盤があるからです。われわれ社員としては、そのおかげで自由に研究開発させてもらえており、大変ありがたく感じています。

代表取締役社長・金岡久夫さん(画像提供 株式会社フェニックスソリューション)

代表取締役社長・金岡久夫さん(画像提供 株式会社フェニックスソリューション)

お客さまに対する思い

ソフトバンク株式会社

山本:弊社がここまで来られたのはお客さまに育てていただいたからに他なりません。よちよち歩きのような段階から辛抱強く伴走いただいてきました。

今思い返しても、お客さまの支えや励まし、ご指導などいろいろなことが頭に浮かびます。本来、その全てに言及していきたいのですが、紙幅が限られているとのことですので、まずは現在も大変お世話になっている、ソフトバンク株式会社さんについて言及したいと思います。

弊社は、ある意味、ソフトバンクさんのRFID事業においては、一蓮托生と言っても過言ではないほどのお取引をいただいております。特に、アンテナ技術にも大変明るい部長さんから、最初は厳しい目でご指導いただきました。

金岡:当初は金沢まで足を運んでいただくことも多かったのですが、当時はなかなか満足していただく製品ができない時があり、「もう金沢には行かないので、いいものができたら東京まで持ってきてください」と距離を置かれるような時期もありました。そこから藤井が入ることで、短時間でソフトバンクさんの希望にかなうようなものが開発・量産できるようになりました。辛抱強く、伴走いただいたことはいくら感謝してもしきれません。本当にありがとうございます。今では、毎週の定例会議を開催いただけるまでに関係性は深まりました。

山本:弊社の製品開発は、マーケットインと言いますか、お客さまの要望をまずお伺いし、杉村がアイデアを出し、量産化し、結果的にそれが会社の主力製品となるケースが多いですね。弊社にはPMT-30Wという製品がありますが、これはソフトバンクさんから、金属対応タグをもっと小型化できないかという話をいただいて、試行錯誤の結果、量産化されるに至っています。

金岡:以前と比べれば、弊社も商品数がかなり増えてきました。これは、お客さまからのご要望があってのことですので、深く感謝しています。私自身も、とにかく信用第一と考えてやっています。一にも二にも三にも信用です。それをポリシーとし、社員にも言い聞かせています。私の長年の経験上、ビジネスを手掛ける上での鉄則は、「人を裏切ることは絶対にしない」という覚悟を持って事業に挑むことだと考えています。

株式会社光アルファクス

高畠:また、株式会社光アルファクスさんも大切なお客さまです。

山本:3年前、弊社の体制が大きく変わった際、販路を模索している中で取引を開始させていただいた商社さんになります。現在、商社を通しての取引では光アルファクス様経由の売り上げが最大となりました。先方はもともとRFIDにそこまで知見があったわけではないと思いますが、一緒に現場で汗をかいていただき、RFIDに精通いただけるようになりました。今日の弊社を支えてくださっていることにとても感謝しております。

──株式会社光アルファクスに何かお聞きしたいことはありますか?

山本:うーん、光アルファクスさんのRFID専任担当の齋藤さんには、「忙しすぎて体調を崩していませんか?」と伺いたいですね(笑)。と言いますのも、RFIDの仕事はなかなかに大変なのです。齋藤さんが、RFIDの専任担当として弊社とエンドユーザー様の間に立ち、細かな調整を行っていただけるからこそ、初めて成り立つところがあります。齋藤さんは、私と同い年で、一緒になって3年間頑張ってきた仲です。本当に感謝していますが、かけがえのない存在でありますので、私も自戒の念を込めて、お互い体調を崩さず、今後も頑張りましょう、とお伝えしたいです。

──他にご紹介したいステークホルダーはありますか?

山本:挙げればきりがありません。大手のお客さまでは、重工系のグループ会社様や自動車系のグループ会社様などが、弊社のファンになってくれています。本当に光栄で、ありがたい話です。弊社の技術、現場での対応力などを高く評価してくださってのことなので、これからも期待に応えていけるよう精進して参ります。

サプライヤーに対する思い

サプライヤーに対する思い

(画像提供 株式会社フェニックスソリューション)

北陸電気工業株式会社

山本:上場企業では、北陸電気工業株式会社さんが、弊社のサプライヤーです。もちろん、上場はしていなくとも、創業当時からずっと弊社の製品づくりを支えてくださっているサプライヤー様が、国内外におられます。サプライヤーの皆さまに支えていただけて初めて製品を作れるのですから、いくら感謝してもしきれません。これからも末永く、お取引させていただきたいと考えております。

弁護士 内田清隆さん、司法書士 広島優樹さん

金岡:弁護士では内田清隆先生、司法書士では広島優樹先生が応援してくださっています。広島先生は、弊社の監査役にも就いていただいています。お二人とも、弊社の成長を楽しんで協力してくれています。感謝って言われても、なかなか伝えづらいものはあるけれども、いつも無理を聞いてくださって、本当にありがとうございます(笑)

高畠:もちろん、両先生に限らず、弊社がサポートを受けている専門家は多いですが、どの方も弊社の事業に可能性を感じていただき、さまざまな形の無理難題を聞いていただいています。先生たちが支えてくださっているので、弊社社員も製品開発や営業活動などに集中することができています。深く恩義を感じています。

──そこまで伴走いただける理由はどこにあると考えますか?

金岡:弊社が、ばか正直と言われるくらい本音ベースで先生方と付き合ってきたので、ここまで協力してもらっているのかなと思います。

高畠:広島先生には、なぜ監査役を引き受けていただけたのか、一度聞いてみたいですね。

 

地域社会に対する思い

高畠:金岡は、昔から石川県を中心とした地域の発展のために、公の仕事に尽力してきました。弊社の根幹にある貢献のあり方にも、金岡の考え方が浸透しており、地域や社会への貢献意欲は非常に強く打ち出していきたいと考えています。

金岡久夫代表は石川県・金剛建設株式会社代表取締役として令和2年度秋の旭日単光章を受章

金岡久夫代表は石川県・金剛建設株式会社代表取締役として令和2年度秋の旭日単光章を受章

――金岡社長は、長年の功績により、令和2年度秋の旭日単光章(石川県・金剛建設の社長として)も受賞されていますね。

金岡:将来は弊社がIPOをして、その資金で財団を設立して地域社会に貢献したいというのが私の夢です。その準備として、監査法人出身の高畠が入社してくれました。現在、数年後に上場することを目標としてチャレンジしているところです。そのためにも、弊社を発展させていく必要がありますし、弊社の発展によって、さらに世の中に貢献していきたいと考えています。

専務取締役管理部長・高畠達也さん(画像提供 株式会社フェニックスソリューション)

専務取締役管理部長・高畠達也さん(画像提供 株式会社フェニックスソリューション)

石川県

山本:地域に対する感謝ということで言えば、まずは石川県の皆さんを挙げさせていただきたいです。県内でも弊社のようなRFIDの専門メーカーは珍しい立ち位置にあり、石川県の皆さんからも弊社のRFID技術に期待いただいていると思います。何より助かるのは、県の担当者からのきめ細やかな情報提供ですね。「こんな補助金があるから検討してみてください」、「プレス発表をする時は新聞社に声を掛けます」などと、さまざまなサポートをしてくださいます。また、県と付き合いのある会社が在庫管理で困っていれば、「フェニックスソリューションに相談してみたらいかがですか」と紹介していただくこともあります。とてもありがたく思っています。

平成28年度『いしかわ企業研究者表彰事業』 最優秀賞を受賞などの多くの受賞歴がある(画像提供 株式会社フェニックスソリューション)

平成28年度『いしかわ企業研究者表彰事業』 最優秀賞を受賞などの多くの受賞歴がある(画像提供 株式会社フェニックスソリューション)

金融機関に対する思い

株式会社富山銀行金沢営業部、株式会社商工組合中央金庫(商工中金)、株式会社日本政策金融公庫

金岡:富山銀行金沢営業部さんには、大変感謝しています。

高畠:会社単体で見れば、弊社はまだまだベンチャー企業なので、毎年赤字の状況ですが、その中でも積極的に融資をしていただけています。これは社長が長年培ってきた地場での信用力も大きいのかもしれませんが。

金岡:一般の銀行では、こういう赤字続きのベンチャーになかなか融資をしてくれません。しかし、富山銀行金沢営業部さんは弊社の将来の可能性を高く評価くださり、融資をしてくださっています。そういう意味では富山銀行さんには本当に頭が上がりません。また、商工組合中央金庫さん(商工中金)、日本政策金融公庫さんなど、公の金融機関の方々にも協力してもらっています。金融機関の方々のサポートがあるからこそ、われわれは積極的に事業を展開できています。本当にありがとうございます。

山本:具体的なエピソードで言えば、弊社でも過去に経験がないようなタグの大量発注があり、納期もなかなかに短く、既存の弊社の体制では要求に応えることが難しい案件がありました。しかし、お客さまが期待をしてくださっているのですから、弊社としては「作れません」とは言えません。「われわれを応援してくださっているお客さまの担当者に恥をかかせてはいけない」と金岡も言っていましたし。あの時は富山銀行さんに事情をご説明したところ、融資いただくことができ、無事難局を凌ぐことができました。融資いただいた資金でタグの量産設備への投資を行い、お客さまの信用を勝ち得るに至りましたから。

金岡:金融機関の皆さまに言いたいのは、弊社を信じて応援してくださり、感謝申し上げます、ということです。

 

未来世代に対する思い

高畠:今の子どもたちが大人になって、弊社で働いてくれる姿を想像しています。フェニックスソリューションで働きたいと、未来世代の方々が思ってくれるような会社になりたいと思っています。

山本:20~30代の方にとってチャレンジできる場が、弊社には間違いなく用意されていると思います。一般的なベンチャー企業よりも、かなり強い武器は持っています。卓越した技術力、業界の中でのさまざまな経験、社長が長年培ってきた信用力などがそろった中で仕事ができるので、とても恵まれた環境です。もちろん仕事は大変なことも多々ありますが、一緒にチャレンジできる方を増やしていきたいと考えています。「石川県内で就職したい会社」の上位になるように頑張りたいです。

<企業情報>
株式会社フェニックスソリューション

https://phoenix-sol.co.jp/

所在地:〒920-8203 石川県金沢市鞍月5丁目181番地 AUBEビル1階
設立:2014年4月
代表者:金岡久夫
従業員数:11名(2021年2月現在)

 

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WRITER
サイエンスジャーナリスト
小林 浩
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1964年生まれ、群馬県出身。国立群馬高専卒。専攻は水理学と水文学。卒業後、日刊紙『東京タイムズ』をはじめ、各種新聞・雑誌の記者・編集者を務める。その後、映像クリエーターを経て、マルチメディア・コンテンツ制作会社の社長を6年務める。現在は独立し、執筆と映像制作に専念している。執筆は理系の読み物が多い。 研究論文に『景観設計の解析手法』、『遊水モデルによる流出解析手法』、著書に科学哲学啓蒙書『科学盲信警報発令中!』(日本橋出版)、SFコメディー法廷小説『科学の黒幕』(新風舎文庫、筆名・大森浩太郎)などがある。

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