
長野県阿智村の住宅で5月5日、成人女性1人と子ども2人の遺体が見つかった。長野放送によると、この家に住む10代の長男が同日未明、村内の交番に「お母さんから暴力を振るわれた」と届け出ていた。警察は遺体の身元や当時の経緯を調べている。
阿智村駒場の住宅に女性と子ども2人の遺体
長野県南部、阿智村駒場にある住宅で、成人女性1人と子ども2人の遺体が見つかった。長野放送は5月5日12時39分、警察への取材として、同日午前8時20分ごろ、阿智村駒場の住宅で3人の遺体が発見されたと報じた。
同局によると、住宅には40代の父親、50代の母親、10代の子ども3人の計5人が暮らしていた。父親と10代の長男とは連絡が取れている一方、母親と子ども2人とは連絡が取れていないとされ、警察が遺体の身元確認を進めている。
未明に長男が交番へ 5時間後に遺体発見
5日午前3時すぎには、この家に住む10代の長男が村内の交番に届け出ていた。長男は頭にけがをしており、「お母さんから暴力を振るわれた」と説明したと報じられている。
未明の届け出から約5時間後に警察官が住宅を確認し、屋内で遺体の発見に至った。警察官は長男からの届け出を受けて阿智村駒場の民家に向かい、外から声をかけたが応答はなかった。その後、午前8時半前に家の中に入ったところ、成人女性1人と男女の子ども2人を発見したという。午前3時すぎの届け出から、午前8時台の確認までに、警察は住宅の応答状況を確認していたことになる。
遺体は長女と次男、母親か
テレビ朝日系のANNニュースは5月5日18時44分配信の記事で、死亡していたのは長女と次男とみられる10代の2人と、母親とみられる50代くらいの女性の合わせて3人だと伝えた。3人はその場で死亡が確認されたという。
当時、父親は外出していて無事だったとされる。
警察は、子ども2人の死因について他殺とみている。母親とみられる女性の死亡経緯や、住宅内で同日未明から朝にかけて起きた出来事については、警察が確認を進めている。
阿智村は昼神温泉で知られる 現場は観光地近くの住宅地
阿智村は長野県南部に位置し、昼神温泉などで知られる地域。阿智村公式サイトは、昼神温泉郷を南信最大規模の温泉郷として紹介している。事件の現場は観光地・昼神温泉郷から車で5分ほどの場所と伝えられている。人口規模の大きな都市部ではなく、今回の事件は地域社会にも大きな衝撃を与えそうだ。
阿智村公式サイトの村概要では、昼神温泉郷のほか、園原の里、富士見台高原、ヘブンスそのはら、治部坂高原、あららぎ高原などが紹介されている。観光資源の多い地域で、温泉や高原リゾートを目当てに訪れる人も多い。今回の現場は、そうした観光地に近い住宅で発生した家族間の重大事案として報じられている。



