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徹底検証 笠井信輔 VS 長谷川豊 フジテレビ上納問題の真相とは?笠井氏の反論に長谷川氏再反論!

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長谷川豊氏の告発 おすぎ氏に献上され、情熱的すぎるベロチュー被害に

笠井信輔VS長谷川豊

フリーアナウンサーの笠井信輔氏(61)が2月2日、自身の公式ブログを更新し、元フジテレビアナウンサーの長谷川豊氏による発言について「全く身に覚えのないこと」と否定した。

長谷川氏は2月1日、堀江貴文氏のYouTube上でフジテレビ時代の経験を語る中で、笠井氏の名前を挙げていた。長谷川氏は自身が過去にセクハラ被害を受けたことを暴露し、佐々木恭子アナウンサーや笠井信輔アナウンサーとともに評論家のおすぎ氏を接待した際に、二人から見捨てられる形でおすぎ氏に献上され、不適切な行為を受けたと述べた(詳細は記事末尾の別記事に)。

激しいディープキスが展開されたことを詳細に語り、当時のフジテレビではこのような上納文化が「常態化していた」と証言。さらに、「加害者側は忘れても、被害者側は忘れられない」とし、組織的な問題を指摘した。

笠井信輔氏の反論「事実無根」

上記の動画に対して、2日、笠井氏は「今1番お伝えしたいこと」と題したブログ記事を投稿し、詳細に説明した。問題となっているエピソードについて「同席したとされる女性アナウンサーとも確認を取ったが、私も彼女も、おすぎさんと食事をした記憶はない」と明言。「おすぎさんが『とくダネ!』に出演していたのはごく短期間で、連絡先すら知らない」と強調した。

また、「15年以上前のことなので、可能性がゼロとは言い切れないが、『上納』という表現に該当する事実は一切ない」と完全否定。加えて、「すでに亡くなっている小倉さんや施設にいるおすぎさんのような反論できない人たちを引き合いに出していることには違和感がある」と指摘し、長谷川氏の発言に疑問を投げかけた。

さらに、「被害を訴える彼を傷つける意図はまったくない」としながらも、「自分が発言したことではない、全く身に覚えのないことで批判を受けるのは辛い」と心境を吐露。「改めて、そのようなことは絶対にしていないと誓ってお話しする」と述べた。

「なぜ今になってこの話をするのか」とも述べ、長谷川氏の告発のタイミングにも疑問を呈した。

「なぜ今なのか?」長谷川氏の再反論

一方、長谷川氏は2日20時頃、自身のXで笠井氏の反論に対して、コメントを投稿。「僕は16歳から毎日日記をつけており、フジテレビのアナウンス室でも記録していた。その日の出来事も書いている」と主張。ただし、具体的な記述の公開は控えつつ、「やった側は忘れるものだ」との見解を示した。

また、「いじめた側は日常に溶け込んで忘れるが、された側は忘れない」としつつ、フジテレビ時代の環境について「セクハラをうまくいなし、世間では認められないようなことも笑いに変えていた」と振り返った。

さらに、「当時のフジテレビのディレクターや関係者に話を聞けば、事実が明らかになるはず」と述べ、具体的な証言の可能性にも言及。「僕は今の苦境を乗り越えて、フジテレビは必ず再生すると信じています」と、改革への期待も口にした。

東日本大震災報道での批判

笠井氏といえば、東日本大震災時の中継や2019年の仮設住宅取材の際の二度にわたって、炎上を起こしている身だ。被災地で現地の人と一緒に人探しする少年と家族に密着し、潰れた車の中にいる遺体を見つけて一部始終を取材した件に関しても、「鬼畜過ぎる」「カメラを止めろ」と行き過ぎた報道に批判が集まり、2019年には雨に濡れた上着を脱ぐことなく、仮設住民の住宅にノックなしで上がり込み、批判をあびていた。

一方の長谷川氏もフジテレビの退職理由が、「ニューヨーク滞在関連費用の不正使用」にあったことは有名で、その全額を返還し、長谷川氏の言い分もあるもののフジテレビと円満な退社をしてはいない、言わば恨みのあるだろう人と言える。また、部落差別への言及や一部の透析患者の自堕落さを「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ」と指摘し、立場が立場なだけに批判されるなど、舌禍の多い人であることは否定できない。

真相はどこに?

両者の言い分を総合すると、笠井氏は「仕事を失うリスクがあるため否定せざるを得ない立場」にあることを鑑みて発言を見る必要がある。一方、長谷川氏は「訴訟されるリスクを理解した上で、物的証拠が残っている話のみを語っている」と述べており、その姿勢には一定の慎重さがうかがえる。

「お話ししたい内容は山ほどあるのですが、裁判などのケースも考えて、日記の記述、LINE、メールなどの物的なものが残っている話だけをしております」とXで語る長谷川氏の発言は、今後さらなる展開を生む可能性がある。

笠井氏の「なぜ今の告発なのか」という指摘については、フジテレビの問題が社会問題化している今だからこそ、告発する意味があるという点でむしろ今しかないタイミングの話といえる。全体的に、「当時の環境がいかに異常だったかを、今の世代にも知ってもらうべきだ」と強調する長谷川氏に理があるように思える。

SNS上では、フジテレビ時代の文化や当時の状況について議論が続いており、今後の展開に注目が集まる。

【フジテレビのその他の報道はこちら】

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寒天 かんたろう

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ライター歴25年。月刊誌記者を経て独立。伝統的な日本型企業の経営や大学、高校、通信教育分野などの取材経験が豊富。

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