
長野県の居酒屋が掲示した「全員お酒注文必須」の貼り紙がSNSで物議。“アルハラ”との批判と、「店の自由」を支持する声で議論が広がっている。
長野県の焼き鳥店“全員飲酒ルール”に賛否
長野県の居酒屋に掲示されていた“貼り紙”が、X(旧Twitter)上で大きな議論を呼んでいる。
話題のきっかけは、Xユーザー「デヴィ布陣」さんによる投稿だった。
店内写真とともに、
「このお店ちょっと無理がないか?w」
「運転する人とお酒飲まない人への配慮が一切ない文言w」
「せめてソフトドリンク追加か、ワンドリンク制表記でいいでしょう」
とコメントした。
「全てのお客様にお酒を注文していただきます」
問題となった貼り紙には、次のような内容が書かれていた。
「当店は呑み屋です」
「必ず全てのお客様にお酒のご注文をしていただきます」
さらに、
「水だけでいい」
「我慢する」
「焼鳥が美味しいと聞いた」
などの理由は受け付けず、
「どうぞ他店へ行かれてください」
と記載。
そのほかにも、
・騒ぐ客
・香水が強い客
などについては、店主判断で退店を求める可能性があることも明記されていた。
SNSでは「アルハラでは?」の声
この貼り紙に対し、SNSでは否定的な意見が相次いだ。
「飲めない体質の人もいるのに」
「ハンドルキーパーどうするの?」
「道交法的にも怖い」
「これはアルハラに感じる」
など、“飲酒を前提にしている点”を問題視する声が広がった。
特に近年は、
・飲酒強要
・アルコールハラスメント
・体質差への配慮
などへの意識が高まっている。
そのため、「全員飲酒必須」というルールに強い違和感を覚えた人も多かったようだ。
一方で「店が客を選ぶ自由」の声も
一方、擁護派の意見も少なくない。
「店にもコンセプトがある」
「嫌なら行かなければいいだけ」
「酒飲み同士の空間を作りたい店なんでしょ」
と、“営業方針の自由”を支持する声も上がっている。
また、飲食業界の現実として、
「居酒屋はドリンク利益で成り立っている」
という指摘も。
特に日本酒専門店では、料理だけで利益を出すのが難しく、“お酒込み”で店の空間や体験を成立させているケースも多い。
信州日本酒専門店としての“こだわり”
今回話題になった店は、信州日本酒を専門に扱う居酒屋だという。
そして、開店当初から
「飲まない方はお断り」
というポリシーを掲げてきたとされる。
つまり今回の件は、“突然のルール変更”ではなく、長年の営業スタイルの一環だったようだ。
酒好き同士が集まり、日本酒を楽しむ空間を守りたい。
店側には、そうした考えもあるのかもしれない。
“飲めない人”への配慮とのバランスは難しい
ただ現代では、
・体質的に飲めない人
・妊娠中
・服薬中
・車を運転する人
など、“飲みたくても飲めない事情”を持つ人も多い。
そのため、「飲めないなら来るな」と受け取られかねない強い表現が、反発を招いた側面はありそうだ。
実際SNSでは、「せめてソフトドリンク注文でもOKなら印象違った」という意見も目立った。
タクシー・代行前提の店という考え方も?
もし本当に“全員飲酒必須”なのであれば、
・運転代行を利用する
・タクシーで来店する
・徒歩圏で利用する
といった前提になる。
実際、地方の飲み屋文化では、「飲む日は車を使わない」という考え方も根強い。
今回の店も、“お酒を楽しむために来る場所”として割り切っている可能性がある。
多様な店がある時代、“合う店を選ぶ”という考え方
今回の騒動は、飲めない人への配慮と、店の営業方針がぶつかったケースとも言える。
現代では、
・静かに飲みたい店
・大人数歓迎の店
・撮影禁止の店
・香水NGの店
など、“客を選ぶ店”も増えている。
だからこそ重要なのは、自分に合う店かどうかを事前に確認することなのかもしれない。
もちろん、表現の強さに賛否はある。
ただ、“酒を楽しむ空間”を徹底的に守りたい店が存在すること自体は、ある意味で個性とも言えるだろう。



