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板谷博希被告の正体 25歳女性にテキーラ32杯強要の経済マフィア。ヤバすぎる交友関係で浮かんだ有名人とは

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テキーラ強要の板谷被告とは

「外形上の行動経過が原因で亡くなったことは事実だが、わいせつ目的は一切なかった」

3月2日、名古屋地裁。25歳の若い女性の命を理不尽に奪っておきながら、法廷で悪びれる様子もなく一部無罪を主張した男。準強制性交致死とわいせつ目的略取の罪に問われている板谷博希被告(44)だ。

 

事件は2023年5月7日、名古屋の歓楽街・錦のバーで起きた。板谷被告は店員に指示して初対面の女性を呼び出すと、「まだ飲めるでしょ」と煽り立て、約90分間という短時間でテキーラ32杯もの酒を飲ませた。

泥酔した女性に対し、服の上から胸を触るなどの性的言動に及び、そのままホテルへ連れ込んだが、女性が重篤な状態に陥っていることに気づき性交を断念。女性は約1ヶ月半後、急性アルコール中毒による低酸素脳症で帰らぬ人となった。

 

「テキーラ32杯」はさすがにやりすぎ

弁護側は「わいせつの意図はなかった」と無罪を主張しているが、そもそもテキーラ32杯を90分で飲ませるという行為自体が、殺人行為に等しい異常なものである。

テキーラのアルコール度数は通常40度前後。ショットグラス1杯(約30ml)として、32杯でおよそ960ml。つまり、アルコール度数40度の強い酒を、たった1時間半でボトル1本分丸々飲み干させられた計算になる。

これを純アルコール量に換算すると約300g超。血中アルコール濃度は瞬時に致死レベル(0.4%以上)に達し、呼吸中枢が麻痺してもおかしくない劇薬と化す。屈強な成人男性であっても命の危険がある量を、25歳の女性に強要したのだ。「わいせつ目的ではなかった」と強弁したところで、その行為の凶悪性と異常性が薄れることは決してない。

何より、この板谷被告、御年44歳ともういい年したおっさんである。20代のパリピな若者なら酒の適量もわからずこうした事件が起きてしまうというのも理解の範疇にあるが、40代の大人がこんなお酒の飲み方を強要してしまうというのはつくづく残念な行為としかいいようがない。

 

SNSに浮かび上がる「自称・経済マフィア」の痛々しい虚栄心

さて、これほどの残忍な事件を起こした板谷博希とは、一体どのような人物なのか。 彼のInstagramやTikTokなどのSNSを覗くと、まともな社会人とは到底思えない、裏社会に憧れる“ヤバい素顔”が赤裸々に綴られている。

プロフィールには「経済マフィア」「錦の半グレ」「稼ぐか死ぬかの経済マフィア集団」「酒ヤクザ」といった物騒なハッシュタグが並び、札束が舞う自身のイラストをアイコンに設定。投稿されるのは、ハイブランドに身を包んだ自撮りや、キャバクラでのド派手なシャンパンタワーを前にドヤ顔を決める姿ばかりだ。

《理屈じゃなく直感に従え!》《俺達は損得抜きに身内を愛し全力で助けて行きたい!!》 そんな裏社会のドラマに影響されたような薄っぺらいポエムを並べ立て、自身の虚栄心を満たしていたようだ。

 

息をするように罪を重ねる前科とミナミのドンとの繋がり

自らを「半グレ」と称し、肩で風を切って歩いていた板谷被告だが、その犯罪歴も筋金入りだ。

  • 2005年: 窃盗グループの主犯格として逮捕
  • 2015年: 窃盗・傷害・恐喝容疑で逮捕
  • 2019年: 建造物侵入で逮捕
  • 2019年: 三越の商品券を偽造した疑いで逮捕

息をするように犯罪を繰り返してきた札付きのワル。さらに背筋が凍るのは、その黒い交友関係だ。

 

板谷被告のSNS(InstagramやTikTok)には、「昨日は急遽大阪はミナミのドン!T.P.D.Nの勇介くんが名古屋に来てくれたので錦に繰り出しました!!」という文言と共に、一緒に撮影した写真や動画が複数確認できる。

この「勇介くん」とは、大阪・ミナミの半グレ集団のリーダーで、恐喝罪などで懲役4年6ヶ月の実刑判決が下された「テポドン」こと吉満勇介被告(39)のことだ。

さらに、プルデンシャル生命とエクシア問題でも名前のあがった、有名インフルエンサーとのつながりも見えてきた。

 

有名インフルエンサー・春木開氏との交流と、彼への信者じみた崇拝

元スカウトマンで現在は有名インフルエンサー、実業家として活動する春木開氏(37)である。

板谷被告のInstagramを見ていくと、春木氏との親しげなツーショット写真が投稿されているではないか。キャプションには、「銀座から六本木そして歌舞伎町へと流れ浴びる様に酒を飲んで語り明かした夜」とあり、東京の主要な歓楽街を夜通し飲み歩く、派手極まりない交流がうかがえる。

板谷被告は春木氏を、「気さくで驕らず腰の低い実業家」「やっぱり良い男でした!!」「成功しても威張らず皆んなから愛される・・・そう云う男に成りたいと痛感した!」と、まるで熱狂的な信者のように絶賛している。

自身も春木氏のような成功者になりたい、そして女性からも愛されたいという願望があったのだろう。しかし、その実態は、初対面の女性に致死量の酒を飲ませるような残忍な行為をした男である。SNS上で愛される実業家になりたがる虚像と、現実の凶悪な本性との、あまりに不気味な二面性。彼はこの有名実業家との人脈を誇示することで、自身の「経済マフィア」としてのブランドにハクを付けようとしていた意図が見え隠れする。

 

「交わしたfamilyの盃は絶対」とSNSで仲間との絆を熱く語っていた44歳。しかし、その正体は己の歪んだ欲望と虚栄心のために、無関係な若い女性に致死量の酒を飲ませて死に追いやった冷酷な男である。

「わいせつ目的は一切なかった」という言い逃れが、果たして法廷で通用するのか。今後の公判で、この男の口からどのような身勝手な主張が飛び出すのか、注視する必要がある。

塀の中で「酒ヤクザ」の看板を下ろす時

 

己の歪んだ欲望で尊い命を奪っておきながら、法廷で自己保身の無罪主張を繰り返す板谷被告。彼がSNSで自称した「酒ヤクザ」の行き着く先がこれだというなら、被害者にとってこれほど救いのない話はない。

彼に今必要なのは、シャバで取り巻きと酒を浴びるように飲み、虚栄心を満たす日々ではない。司法の厳正な裁きによってきっちりと赤落ち(刑務所に収監されること)し、塀の中という大好きな酒が一滴も飲めない環境に身を置くことだ。

メッキだらけの薄っぺらいプライドを剥がし、奪ってしまった25歳の未来と命の重さに独り静かに向き合う。彼には、本気で心を入れ替えるための、長く厳しい時間が必要不可欠である。

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寒天 かんたろう

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ライター歴26年。月刊誌記者を経て独立。企業経営者取材や大学、高校、通信教育分野などの取材経験が豊富。

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