ログイン
ログイン
会員登録
会員登録
お問合せ
お問合せ
MENU

法人のサステナビリティ情報を紹介するWEBメディア coki

オリックス来田涼斗(23歳)と女子プロゴルファー鶴岡果恋(25歳)が結婚 アスリート同士で掴んだ令和の幸せ

コラム&ニュース コラム ニュース
リンクをコピー
来田涼斗・鶴岡果恋
来田涼斗外野手 Instagramより

令和のスポーツ界に、温かな吉報が届いた。プロ野球・オリックス・バファローズの来田涼斗外野手(23歳)と、女子プロゴルフ界で着実に存在感を高める鶴岡果恋(25歳、日本女子プロゴルフ協会所属、明治安田)が結婚していたことが分かった。約2年の交際を経ての入籍で、現在は関西圏で新婚生活を送っている。

 

港町の夜に交わした一生の約束

一生に一度の願いを口にしたのは、港町の夜だった。漆黒の海に浮かぶ無数の光を背に、静かに用意されたホテルの一室。純白のシーツに敷き詰められた真っ赤な薔薇の中央で、来田が差し出した言葉は「結婚してください」。ダイヤの指輪を前に、鶴岡は深くうなずいた。頬を伝った涙は、互いの肩でそっと拭われた。

その覚悟は、公の場でも示された。

来田は結婚発表当日の午前10時過ぎ、自身のインスタグラムを更新。「いつも温かいご声援をありがとうございます。私事ではありますが、お付き合いしていた方と結婚したことを報告させていただきます」と投稿し、鶴岡とのゴールインをファンに直接報告した。

さらに「これからは家庭を持つ身として、より一層、責任を持った行動を心掛けます」と決意をつづり、「アスリート同士ともに切磋琢磨して高め合い、生活面でも互いに支えあえる夫婦に成長していきたい」と将来像を明かした。最後は「引き続き、温かいご声援をいただけますと幸いです。これからもよろしくお願いします!」と締めくくり、競技者として、そして一人の夫として歩み出す覚悟を言葉に託した。

 

すれ違いを越えた約2年

プロ野球選手とプロゴルファー。競技特性の違いは、そのまま生活リズムの違いでもある。両競技のオフが重なる月曜日だけが、確実に顔を合わせられる日。当初は大阪と横浜を行き来する遠距離恋愛で、「休みがあれば、どちらかが会いに行く」日々が続いたという。
転機は、来田が球団寮を退寮したタイミングだった。同棲生活を始め、日常は一変する。鶴岡は「普段から早起きで、家事を進めてから球場へ向かってくれます。洗濯物をたたんで、ゴミ出しまで。本当に頼りになります」と笑う。デートの段取りも来田が一手に引き受け、「男らしくて、一緒に居て本当に楽しい」と頬を緩めた。来田の大好物は、鶴岡特製の「クリームオムライス」だ。白ワインを絡めたソースが決め手で、「マジで美味しい。最近も『作って』とお願いしています」と照れ笑い。競技で酷使する身体を支える家庭の味は、精神面の安定にも直結する。

 

互いのフィールドを尊敬する

競技は違えど、勝負の本質は同じだ。来田と鶴岡の関係を語るうえで欠かせないのが、互いのフィールドへの深いリスペクトである。
鶴岡は当初、野球の細かなルールを把握していたわけではなかった。それでも球場に足を運び、スタンドから夫の姿を見つめ続けるうちに、野球という競技の厳しさを肌で感じ取っていったという。

「同じ人なのに、ユニホームを着てグラウンドに立つと、まったく別の人を見ている感覚になります。球場でプレーしている彼は、良い意味で“知らない人”。そのギャップに毎回ドキドキします」と語る言葉には、単なる配偶者以上の敬意が滲む。
一方の来田も、ゴルフ観戦を重ねる中で競技の奥深さを知った。静寂の中で行われる一打一打は、外から見れば穏やかに映る。しかし実際は、極度の集中力と精神力が要求される孤独な戦いだ。

「試合中の彼女は本当にかっこいい。普段は優しくて、どこか可愛らしい雰囲気なのに、ティーイングエリアに立った瞬間、空気が変わる。集中力が別人のようで、心から尊敬しています」と目を細める。
互いの競技に口出しはしない。技術論を語り合うこともほとんどないという。ただし、結果が出なかった日には、無理に励まさず、そっと距離を保つ。調子が良い時には、言葉より先に空気で察する。その距離感こそが、アスリート同士だからこそ築けた信頼関係だ。
同じ「プロ」という世界に身を置くからこそ分かる、勝負の怖さ、結果がすべての世界の厳しさ。その共通理解が、互いを縛るのではなく、自由にしている。競技が違っても、歩んできた覚悟の質は同じだ。だからこそ2人は、相手の背中を静かに尊重し続けることができる。

 

来田涼斗のプロフィールと成績

来田涼斗は2002年10月16日生まれ、兵庫県神戸市出身。23歳。右投げ左打ちの外野手。俊足とパンチ力を兼ね備えた左の好打者として、アマチュア時代から注目を集めてきた。
明石商業高校では1年夏からベンチ入り。甲子園では切れ味鋭い打撃と積極的な走塁で存在感を示し、2019年のセンバツ大会では主力としてチームを牽引した。高校通算本塁打は40本を超え、スカウトからは「完成度の高い高校生野手」と高評価を受けた。
2019年のプロ野球ドラフト会議で、オリックス・バファローズから3位指名を受け入団。将来のレギュラー候補として育成されてきた。プロ入り後は、1軍と2軍を行き来しながら着実に経験を積んできた。最大の武器は、スイングスピードと打球の強さ。インサイドをさばく技術に定評があり、左投手にも対応できる柔軟性を持つ。
外野守備では、主に右翼と中堅を守り、俊敏な動きと安定した捕球で首脳陣の信頼を獲得。走塁面でも積極性があり、代走や守備固めとしての起用も多い。
近年はコンタクト率の向上に取り組み、三振数を抑えながら出塁率を高める打撃改良を継続。チーム内では「将来のレギュラー候補」「雰囲気を明るくするムードメーカー」として評価されており、飛躍が期待される若手外野手の一人である。

 

鶴岡果恋のプロフィールと成績

鶴岡果恋は1999年12月27日生まれ、神奈川県出身。25歳。女子プロゴルファーで、日本女子プロゴルフ協会所属。
幼少期からゴルフに親しみ、ジュニア時代から全国大会で実績を重ねてきた。高校、大学を通じて競技経験を積み、アマチュアとしての完成度を高めた後、プロテストに合格。安定感のあるプレースタイルが特徴で、派手さよりも堅実さを武器とする。プロ転向後は、ステップアップツアーとレギュラーツアーを主戦場に経験を積み重ねてきた。最大の強みはショットの正確性で、フェアウェイキープ率とパーオン率の高さが際立つ。
飛距離ではツアー屈指というタイプではないが、コースマネジメント能力に優れ、スコアを大崩れさせないゴルフが持ち味。特にアイアンショットの精度と、グリーン周りのアプローチに定評がある。
精神面の成長も著しく、予選通過率は年々上昇。安定して週末に残る試合が増え、賞金ランキングでも着実に順位を伸ばしてきた。関係者からは「地に足のついた努力型」「継続力が武器の選手」と評され、今後の上位進出が期待されている。

 

夫婦として、アスリートとして

「お互いにプロとしての仕事がある。何事もカバーし合える生活を送りたい」。来田はそう語り、「この人となら一生一緒に過ごせると思ってプロポーズした」と続ける。鶴岡も「夫婦としても、アスリート同士としても良い関係でいたい」と応じた。
共に戦い、共に喜ぶ。支え合う覚悟が、競技人生をさらに強くする。令和の時代に生まれた“アスリート婚”は、華やかさだけでなく、日常の積み重ねが紡ぐ確かな幸福を映している。

Tags

ライター:

千葉県生まれ。青果卸売の現場で働いたのち、フリーライターへ。 野菜や果物のようにみずみずしい旬な話題を届けたいと思っています。 料理と漫画・アニメが大好きです。

関連記事

タグ

To Top