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フジテレビ上納文化を長谷川豊が堀江貴文との対談で暴露!事件リークの犯人は7人!天下り斡旋の実態

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長谷川豊元フジテレビアナウンサーが暴露

実業家の堀江貴文氏が自身のYouTubeチャンネル「堀江貴文 ホリエモン」にて、元フジテレビアナウンサーの長谷川豊氏と緊急対談を行った。動画は公開後15時間で150万回以上の視聴を記録し、フジテレビの組織文化や経営体制に関する発言が大きな話題となっている。

長谷川豊氏、フジテレビの「上納文化」を告発

対談の中で長谷川氏は、フジテレビ内に「上納文化」が根強く存在すると指摘した。フジテレビには局内の特定の権力層に対して若手や下層の社員が従わざるを得ない構造があり、特にグループの人事権を掌握している日枝久・相談役の影響力が色濃く残っていると主張した。

「フジテレビは組織として歪んでいる。日枝さんの時代にできたこの構造が、今も根強く残っている」と長谷川氏は語る。

また、フジテレビのアナウンス室と編成制作局の関係性についても触れ、「他のテレビ局ではアナウンス室が独立しているが、フジテレビでは編成制作局の下に置かれている。そのため、女子アナが不合理な要求を受け入れざるを得ない状況が続いていた」と述べた。

フジテレビの異常な権力構造と女子アナの実態

長谷川氏は、フジテレビが「女子アナ」という言葉を作り、アイドル的な扱いを定着させたことにも言及した。

「フジテレビの女子アナは、実質的に局内の接待要員のような扱いをされることがあった。局の方針として、上層部やスポンサーとの接触の場に彼女たちを送り込む文化があった」と語った。

さらに、特定の権力者が気に入ったアナウンサーは仕事が増え、そうでない者は干される。その基準が視聴者の評価ではなく、上層部の意向によるものだったと内部事情を暴露した。

加えて、長谷川氏は自身のセクハラ被害も暴露。長谷川氏は佐々木恭子アナウンサーや笠井信輔アナウンサーと一緒に評論家のおすぎ氏を接待した際に、二人から見捨てられる形で長谷川氏はおすぎ氏に献上され、それは激しいディープキスなどの不適切な行為を受けたことを鮮明に語った。

そのうえで、自身が受けた不適切行為が特殊なことではなく、「常体化していたのがフジテレビの文化」と証言。例えば、上述の佐々木恭子アナウンサーも故小倉智昭氏から耳を舐められるなどしていたそうだ。局全体がそうした行為を笑いのネタとして昇華して、受け流すことができる人材のみが活躍できる文化があり、そうした風潮に支配されていたを告発した。

「僕自身も局内の宴席で、理不尽な扱いを受けたことが何度もある。上の人間が気に入らなければ番組を外されるし、逆に取り入れば昇進する。実力主義ではなく、完全に権力構造によって動く会社だった」と振り返った。

さらに、高島彩アナウンサーや加藤綾子アナウンサーをはじめとする人気女子アナたちに代表されるように、下ネタなども上手くいなせる力、さながら銀座のホステスのような接待能力がフジテレビのアナウンサーには求められるとも指摘。フジテレビで活躍できる女子アナウンサーとは、ただのアナウンサーではなく、局内の力学を理解し、特定の権力者にも気に入られることでキャリアを築かなければならなかったようだ。

テレビプロデューサー・中島優一氏と中居正広氏の接待問題

長谷川氏は、フジテレビの編成制作局に所属するテレビプロデューサー・中嶋優一氏の問題にも触れた。週刊文春がしれっと訂正したことにより、SNSでは、中嶋氏はじめフジテレビが中居氏と被害者のX子さんとの性加害を手引きしたことは否定される風潮があったが、そんなことはないことが長谷川氏の話によってあらためて証言された形だ。

中嶋氏は局内で大きな影響力を持ち、編成の決定権を握っていたが、その権限を利用して数々の不正な行為に関与していたとされる。長谷川氏は、中嶋氏を指して、「フジテレビのガーシー」とも言われる人だったことを明かしている。長谷川氏曰く、中島氏は女子アナウンサーなどをはじめ権力者に女性を紹介するアテンダーだったようだ。ただ、彼は港浩一元社長復権の最大の功労者であり、「次の次の社長」と言われるほど大きな権力をもった人物だったとも語っている。

さらに、「彼の背後にはフジテレビの上層部がいて、その庇護のもとでやりたい放題が許されていた。特に中居正広氏との接待は今回に限った話ではなく、常態化していた。夜の会合に女子アナやタレントを同席させることが常であり、局の権力者に取り入ることで立場を固める文化が形成されていた」と暴露した。

9,000万円の情報流出は社内政治の一環か? 犯人は7人?長谷川氏の考察

長谷川氏は、今回の9,000万円の情報流出が単なるスクープではなく、フジテレビ内部の権力闘争の一環である可能性を示唆した。

「この金額を知っているのはごく限られた人たち、おそらく、7名の関係者に過ぎない。なぜなら、金額に確証がなければ、週刊誌は9000万円ではなく、おおよそ1億と書く。これを9000万と書くのは、確証があるから」

「7名の関係者は、港浩一元社長、カンテレの大多亮社長、中嶋優一プロデューサー、立松嗣章編成局長、矢延隆生氏(元フジテレビ専務)、中居正広氏のマネージャー、中居正広氏。情報がリークされた背景には、社内の派閥争いや特定の幹部を失脚させる意図があったのではないか」と分析した。

長谷川氏は今回の9000万円という具体的な金額をもって、おそらく7名の幹部のうちの誰かが週刊誌にリークしたのだろうと考察していた(7人以外でいうと、双方の弁護士も知っているだろうが、守秘義務があるので普通に考えれば漏らさないだろう)。

7人の犯人だが、港浩一社長や中嶋プロデューサー、中居氏は当事者なのでリーク元としてあり得ないだろうから、犯人として考えられるのは、長谷川氏の話を信じるのであれば、大多氏、立松氏、矢延氏、中居氏のマネージャーの4人に絞られる。矢延氏は1月に原発不明がんで亡くなっているので、時期的に考えて線としてなさそう。

となると、大多、立松、中居マネージャーに限られるのではないか。あくまで長谷川氏のストーリーによればという話だが、このなかでリークして港社長を失脚させようとする人と言うと、大多、立松とほぼ限られるのではないだろうか。

また、フジテレビ内では被害者であるX子さんのせいにする風潮があることも明らかになった。「局内では『X子さんが中居氏とツーショットになるから悪い』という声が聞こえてくる。これは典型的な責任転嫁であり、どれだけフジテレビが常識とずれているかの証」と長谷川氏は指摘した。

日枝久氏を守るための天下り構造とフジテレビの未来

こうした発言を通じて、長谷川氏はフジテレビの価値観そのものに疑問を投げかけた。

フジテレビは視聴率低迷の理由を外部環境のせいにするが、本質的な問題は内部にある。番組の質を高めるよりも、派閥争いや忖度、利権の確保に重点が置かれている。この価値観が変わらない限り、視聴者の信頼を回復することは不可能だと警鐘を鳴らした。

また、「現在の幹部たちは、日枝氏に天下り先を紹介してもらうために、彼を守ろうという力学が働いている。その結果、経営の刷新が進まず、旧態依然とした体制が維持されている」と厳しく批判した。

対談後の反響とフジテレビの今後

この対談を受け、SNS上では「フジテレビの内部事情がようやく明るみに出た」「長谷川氏の勇気ある発言を支持する」といった声がある一方で、「個人的な恨みをぶつけているだけではないか」「証拠が示されていない」と慎重な意見も見られる。

フジテレビ側はこの件について公式なコメントを出していないが、視聴率の低迷や経営不振が続く中、こうした内部からの批判がどのような影響を及ぼすかが注目される。

今後、同局がどのような対応を取るのか、また、放送業界全体として組織運営のあり方が問われるのか、引き続き動向が注目される。

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寒天 かんたろう

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ライター歴25年。月刊誌記者を経て独立。伝統的な日本型企業の経営や大学、高校、通信教育分野などの取材経験が豊富。

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