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株式会社茂呂製作所

https://moross.co.jp/

〒407-0001 山梨県韮崎市藤井町駒井3169

0551-23-3366

茂呂製作所 若手社員たちの成長日記 座談会 2回

ステークホルダーVOICE 社員・家族
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茂呂製作所の若手社員の素顔に迫り、彼ら彼女らの成長を追う座談会シリーズが、このほどスタートしました。Bグループに登場してくれるのは、サービス部の秋⼭さん、秋葉さん、総務部経理担当の五味さんの3人。

向上心旺盛な3人に、茂呂製作所に入社した背景、業務に対する想いや職場における課題、1年後に達成したい目標などを自由に語り合ってもらいました。

(聞き手:加藤俊)

未経験でも「勉強になること沢山」

「達成感も大きくて楽しい!!」

加藤

それではまず、順に自己紹介をお願いします。
先輩から行きましょうか、秋山さん。

秋山

実は僕、先輩じゃないんですよ。年齢は一番上ですけど(笑)。

ええと、サービス部の秋⼭です。
1988年2月12日生まれのB型です。
2021年12月に中途採用で入社しました。

元々メカ的なことが好きで、前職ではプレス製造業の生産技術部で金型メンテナンスを担当していました。
経歴を生かしつつ、新しいことも覚えていきたいと思って転職先を探していたところ、茂呂製作所との出会いがありました。

入社してからは、前職までの知識や技術の応用がきく仕事もあれば、全くきかない仕事もあって、勉強になることが沢山ありますね。

秋葉

25歳です。
秋山さんと同じく、サービス部で機械修理の仕事をしています。
今のところ、メカ的な目に見える不具合の修理関係を担当しております。
入社時期は2021年10月です。

前職は医療器具の生産に携わっていました。
現職と同じ製造業ではあったのですが、生産メインの仕事ばかりやっているとなかなか技術が身につかないので、将来を見据えると不安もありまして。
機械修理とか何かしら突出した技術を身につけて、手に職をつけたいと思い、茂呂製作所に入社しました。

勢いで転職したようなところもあったのですが、機械修理は未経験ということもあり、それなりに難しい部分はあります。
ただ、達成感も大きいので楽しいです。

五味

五味と申します。
生まれが2003年、現在19歳です。
2021年4月に高卒で入社しまして、経理担当事務の仕事をしています。

高校で商業系の系列を選択していて、全国商業簿記1級、日商簿記3級まで取得したので、資格を生かせる仕事ができたらと思い、入社しました。

一応経理担当を名乗ってはいますが、まだメインで経理を担当している新藤さんの補助的な仕事をしている段階です。

就職するまでアルバイトもしたことがなかったので、働くこと自体が初めてでした。
経理の仕事はなかなか未経験では採用してもらえないのが通例らしいのですが、私は経験ゼロの状態で入れてもらって、じっくり時間をかけて勉強させてもらっています。

家から車で40分くらいかけて通勤しても毎日の行き帰りが苦にならないくらいには、楽しく働かせてもらっています。

三者三様の「熱中したこと」

加藤

五味さんなんと10代なんですね!
それでは皆さん、学生時代に熱中したことは何ですか?

秋山

僕はフットサルに熱中していましたね。
社会人になっても続けていたのですが、コロナ禍に入ったり仲間が県外に行ってしまったりして、なかなか集まらなくなりました。
なので、今はもっぱら子育てに励む毎日です。
2歳の男の子なんですが、だんだん生意気になってきちゃって(笑)

秋葉

僕はキャンプしたり写真を取りに行ったりするのが趣味です。
キャンプは県内メインで、本栖湖とかによく行きますね。
カメラは機材を売ってしまったので、今はもっぱらスマホで撮影していますが、わりと綺麗に撮れます。

五味

私は高校で演劇部に入っていて、部活に熱中していました。
3、4人、多いときで5人くらいの小さな部活でしたが、女子高生が主人公の身近な演劇から古典まで、いろいろ上演しました。
演じていて一番楽しかったのは、強盗役。
覆面かぶって拳銃持って、登場シーン1発目の台詞が「手を挙げろ!」っていう。
ハンバーガーショップを無計画に襲うような、間抜けな強盗の役でした(笑)

加藤

最高ですね!
ではここで、皆さんが仕事していて「楽しい」と感じる瞬間について聞かせてください。

秋山

僕はやっぱり、自分で見立てて設計した設備がピッタリはまったときなんかは、気持ちいいですね。
例えば先日、ある工場にステップを取り付けに行きました。
配管が走っているような場所で、ステップを置く場所を考えながら採寸して、帰ってきて自分で設計します。
それが設計どおりにうまくピッタリはまった。
あれは確実に、「楽しい」って感情だったと思います。

五味

私もそういう気持ちよさ、分かります!
朝自分で割り振ったスケジュールを崩さずに、一日のうちに達成したい仕事をその日のうちにスパッと終えられた日や、毎月の終わりその月を通して打ち込んできた請求書の金額がピッタリ合ったときなんかは、爽快です。

秋葉

僕はそうだな、ここの職場で教わったことを自分で実践してできるようになったときが、結構楽しいですね。
日々異なる設備や見たことのない機械を修理していかなきゃならないこともあって、「なんだこれ」ってことが多い中で、「あ!これ前にやったことあるぞ。これは確かこうすればよかったはず……」と取り組めるケースに出会うと、自分の成長も実感できますし、楽しいです。

加藤

茂呂製作所さんでのお仕事って、確かに再現性がそう高くないというか、何でも対処していかないといけないでしょうから、技術力がつきそうですね。

秋葉

慣れがないですね。

職人気質な職場ならではの難しさ

「どこから覚えていけばいい?」

加藤

皆さんが茂呂製作所で感じている悩み、課題に感じていることなどを、率直に聞かせてください。

秋葉

僕はそうですね、疑問点があれば先輩や上司が教えてくれるのですが、何でも一から聞くわけにいかないじゃないですか。
ある程度自分で考えて進めないといけない場面もちらほらあって、そうしたときに僕は少し考えすぎてしまうところがあります。

秋山

僕も最初はかなり探りさぐりな部分がありましたね。
周りの人の動きを見て「自分はどうすればいいだろう?」と考えながら覚えていっている傾向は強いと思います。

秋葉

考えている分、定着も早いですしね。
頭から抜けにくくなるし、そういう意味ではいいのかなとも思うのですが……
現状、どこから覚えていったらいいのか分からないまま手探りで進めているので、全部を中途半端に覚えてしまっているような状態です。
果たしてどこを優先的に覚えていけばいいのだろうと、これは自分の中で悩みになっています。
先輩や上司に聞けば教えてもらえるのですが、時と場合によってはうまく相談できないこともあります。

秋山

うちの会社って、純粋に職人気質ですよね。
そうするとコミュニケーションという部分ではちょっと難しいところもあって。
「仕事を教える」ってこともまたコミュニケーションだから、秋葉さんが「うまく相談できない」っていう感じも、もしかしたらそういうところから来ているのかも?

秋葉

最近はわりと勇気を出して自分から喋れるようにはなってきましたけどね。
以前は、「もう知ってるでしょ」って前提で話が展開してしまうのが怖くて、なかなか相談できなかったです。

他にも秋葉さんと同じように感じている人はいますよ。「工業系の学校を出ているからって全部知っているわけじゃないのに」って。会社としてコミュニケーションのあり方を改善していけば、解消できそうですね。

秋山

職人としてそれぞれでやっている部分も結構多いので、そうなってくると「自分のやっていることを継承する」ってことに難しさがあるのかもとは、見ていて思いますね。

加藤

それじゃ、秋山さんがコミュニケーションのハブになって……

秋山

いやいやいや(笑)

加藤

でもこれは明らかに、会社として課題ですよね。
誰かが持っているノウハウや技術が属人化されて留め置かれてしまうと、いざその人が居なくなってしまったときに、会社の資産として残らないわけです。
製造業に限らずあらゆる企業が抱えている課題ですが、製造業って職人的な気質が強い世界だから、よりその色合いが強いのでしょうね。

秋山

(カメラを向けられ戸惑って)注目の的じゃないですか。
僕結婚式でも全然カメラ見れなかった人なんですよ。
えっと、何でしたっけ?あ、課題ですね。
僕個人の課題としては、電気関係ですね。
これまでメカ的なことをやってきたので機械の構造なんかは大体見て「こうだな」と分かるのですが、電気関係になるとほとんど知識がない。
だからと言ってお客さんに「電気関係は分かりません」とお伝えするわけにはいかないので、調べたり先輩に尋ねたりしながら覚えていくようにはしているのですが、まだまだです。
これから電気関係も含め全体的に習得していかないと、「機械修理できます」って堂々と言えなくなってしまうので、そこの知識はつけたいと今強く思っています。

短期目標はコレだ!

チャレンジングなゴールへの短期目標も設定

加藤

それでは次、チャレンジしたい目標を聞かせてください。

秋葉

僕は「資格を3つ習得する!」を目標にします。
現状、資格を1つも持っていないので、まずは電気工事士の資格取得を目指しています。
あとの2つはまだ明確にはなっていませんが、クレーンでもフォークリフトでも、何かしら取りたいと考えています。

秋山

僕は先ほどの話の延長で、「機械関係、電気関係を問わず、お客さん対応を的確にできるようになる」ことが目標ですね。
電気に限らず、溶接なども幅広く対応したい。
溶接の技術自体は習得している最中なので、外部で溶接するための特別教養も受講しておきたいところです。
溶接中にヒュームという化学物質が発生し得る関係で、特定化学物質関係も受講しないといけない。
このあたりをクリアすることが、今のところ具体的な目標になりますね。

五味

私はこの1年間を通して、今新藤さんに聞いたり手助けしてもらったりしている仕事を、一人前にできるようになる状態を目指したいです。

加藤

「経理のプロフェッショナルを目指す!」チャレンジングな目標、いいですね。

加藤

それでは、皆さんそれぞれの目標へのロードマップを敷くにあたって、まず3カ月後の短期目標を聞かせてください。

秋葉

ひとまず電気工事士の学科試験が10月、技能試験が12月にあるので、僕は3カ月後には電気工事士の資格が取得できている状態を目指します。

秋山

僕は溶接の特別教養の時期が1月なので、その受講を終えて溶接関係の仕事を受けられる状態にしておくことを中間目標にします。

五味

私はまだ経理の仕事の全容が見えていないこともあって、どこを明確な短期目標にすればいいか、考えあぐねているところです。
当社は7月から新しい期に入るのですが、今年の7月に社長から「今期は経理の仕事を100%できるようになることを目標にしよう」と言われていて、「プロフェッショナルを目指す」ということは要は「100%できるようになる」ってことだと思うのですが、3カ月後どこまでできていれば一年後の目標を達成できるのか……

加藤

それならまずは、先輩や上司と話し合ってみてください。
「今月はここ、来月はここを覚える」と、一緒に明確化して教われるといいですよね。

次の質問にいきましょう。
皆さんにとって茂呂製作所とはどんな存在ですか?

秋葉

客先へ出向く機会の多い職場なので、いろいろな設備を見て知識を蓄えることができる、そんな職場です。

秋山

僕も似たような答えになるのですが、自分の知らない分野に挑戦できる場所ですね。

五味

毎朝「行かなきゃ」ではなく、「よし。行くか!」って出かけていけるくらいには、好きな場所です。

加藤

ホントに!?私が社会に出て仕事始めたときなんか、つらくてしょうがなかったですよ(笑)

五味

確かに入ってしばらく、2021年内くらいまでは、どちらかというと開包や梱包の仕事ばかりが続いていて、正直少しイヤになった時期はありました。
でもそれくらいですね。
そりゃ時々は億劫に思うこともありますけど、居心地のいい、楽しい職場です。

加藤

それでは最後に、皆さんそれぞれが「ありがとう」を贈りたい相手は誰ですか?

秋山さんから奥様への感謝

  • 秋山
  • 奥様

純粋に妻ですね。
皆に見られること考えたら、あまり改まったことは言えませんが、はい、妻です。

秋葉さんから清藤さんへの感謝

  • 秋葉
  • 清藤

僕はやっぱり、上司にあたる清藤さんに感謝しています。
最近いろいろな場所に連れていってもらって教えていただくことが特に増えて、成長の機会を与えてもらえることがとてもありがたく、感謝しています。

五味さんから嶋田さん、新藤さんへの感謝

  • 五味
  • 嶋田
  • 新藤

私は事務所の方々全員に感謝を伝えたいです。
でもあえて名指しでお伝えするなら、嶋田部長と新藤さん。
それから南場さんにもとても感謝しています。
嶋田部長と新藤さんには、やっぱり経理の仕事でどんな些細なことを聞いてもすぐに答えてくださって、現状自分が受け持っている仕事で不安になる部分がないのは本当にこのお二方のおかげだと思っています。
南場さんは、経理の仕事とは別の観点で、社会人としてどうあるべきかを、すごく教わっています。
それを言うと、社内全員が私にとって何らかの先生ではあるので、改めて考えてみると全員に対して「ありがとう」を贈りたいですね。

加藤

いいですね!皆さん素敵なコメントを、ありがとうございました。

本日はお忙しい中集まっていただき、ありがとうございました。これから1年間の対話を通じて、茂呂製作所がいろいろなことにチャレンジできる魅力的な会社であることを、発信していければと思います。皆さんにとっても、成長を実感できる企画になればと願っておりますので、どうぞよろしくお願いします!

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ライター:

1985年生まれ。米国の大学で政治哲学を学び、帰国後大学院で法律を学ぶ。裁判所勤務を経て酒類担当記者に転身。酒蔵や醸造機器メーカーの現場取材、トップインタビューの機会に恵まれる。老舗企業の取り組みや地域貢献、製造業における女性活躍の現状について知り、気候危機、ジェンダー、地方の活力創出といった分野への関心を深める。企業の「想い」と人の「語り」の発信が、よりよい社会の推進力になると信じて、執筆を続けている。

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