大塚社長は、すべてを受け止めてくれる存在。
―「私が忙しく見えても昔みたいに遠慮せず頼って欲しい」とのことですが。
そんなふうに言っていただけて、素直にうれしいです!
大塚とは、本当に長く一緒にさせていただいておりまして。
私が異動で東京に来てからは、社長はお忙しいだろうと、私がへんに気を遣ってしまっていたのかもしれないのですが、そういうところを感じとってくださっていたんですね。これからは、大阪時代のように、遠慮せずにいろいろ相談します!(笑)
―松田さんは、大塚社長が初めて採用された方ということですが、松田さんは、どのような理由で大塚実業への入社を決められたのでしょうか。
私は転職組なのですが、今から20年以上前、当時は私自身、ろ過布というもの自体を知りませんでしたし、大塚実業のことも知らず、「ろ過布の会社って、どんな感じなんだろう…」と思って、面接を受けてみたのです。
そこで初めて大塚社長と出会ったわけですが、上背もありますし、とても印象深かったですね(笑)。親分肌といいますか、とても魅力的な人だなと思って。
「この人と一緒に仕事をするのは面白いに違いない」と直感して入社を決めました。
―大塚社長のお人柄に惹きつけられたんですね。松田部長にとって、大塚実業や大塚社長は、どのような存在なのですか?
そうですね。もう20年以上勤めている会社ですので、自分の一部です。
社長について言えば、年齢が近いこともあり、上辺だけじゃなく、ざっくばらんにいろいろな話をできる兄貴のような存在ですね。
社長は、面倒みがいいと言いますか、本当にいろいろと気を遣っていただいています。
大阪で、二人で奮闘していた頃は、ほぼ毎晩のように仕事後に「呑みに行こうか」と言って、連れていっていただいていました。仕事での愚痴なども、親身になって聞いてくれて(笑)。
大塚は社長ですが、そういうことも自然と話せたんですよ。「もっと、こうしましょうよ!」と提案したりもして、お酒を酌み交わしながら、いろんなことを本音で、ざっくばらんに話していました。
それが私には、ガス抜きになったというか、私の考えなども、ちゃんと受けとめてもらっていることがわかりましたし、すごくありがたかったですね。
お客様の課題解決が仕事、大塚実業は事業そのものがSDGs
―では、大塚実業の魅力について、松田部長はどのように感じていらっしゃいますか。
まず、業務としての大塚実業の魅力は、他にない独自の技術があるところだと思います。
ろ過布を販売している会社は他にもあるのですが、布を織るところから行い、加工販売まで一貫して行っている会社は本当に少ないんです。
お客様のご要望に合わせて、ろ過布の製品を作り、ご提案できることは、弊社の独自の魅力だと思っています。
ろ過布自体がニッチな商品ですので、お客様のところに伺った時に、そもそも「ろ過布のメーカーがあるんだ!」と驚かれることもあるのですが(笑)。
お話をさせていただくなかで、「こういうものはできるの?」と、ご相談をいただき、ご提案、納品した結果、お客様から「松田さんと話したことで業務改善ができた」とか「助かった」と言っていただけることがあって、それは本当にうれしいです。
ろ布でお客様の課題を解決していけるのが、大塚実業の魅力だと感じています。
会社の雰囲気も、良いと思います。
弊社の理念に、共に働く仲間をはじめ、「全ての関わり合える人々の幸福と笑顔を想像する」という言葉があるのですが、例えば、入社したばかりの社員も、気持ちよく仕事ができるように、接し方にも配慮しています。
でも、そのように配慮することがストレスにならないというか、自分も含め、仲間同士、気持ち良く仕事ができる空気感がある、そんな会社ですね。
―大塚実業さんは、社会貢献活動にも力を入れていらっしゃいますが、松田部長もそのような活動に参加されていらっしゃるのでしょうか。松田部長自身、企業の社会貢献活動やSDGsについてどのようにお考えですか。
地雷の被害者や元子ども兵への自立支援、平和教育などに取り組んでいるテラ・ルネッサンスという認定NPO法人があります。弊社は法人サポーターとなっているのですが、私自身は、その勉強会や講演会に参加させていただきました。
社会貢献やSDGsの活動は、なくてはならないと、これからの企業にとって、当たり前のことになると考えています。
私どもが取り扱っているろ過布は、工場などの環境保全に使っていただく商品ということもあり、弊社の事業そのものがSDGsや社会貢献に直結しています。社員それぞれがこのことを今よりもっと認識して、自分の仕事に誇りをもってほしいですね。
海外展開を加速させる人材を育成したい
―今後、大塚実業をどのような会社にしていきたいと思われているのか、松田部長が考える会社の未来について教えていただけますか?
働いているみんなに「この会社に入社して良かった」と思ってもらえる。そして、「仕事が楽しい会社」で、なおかつ、「楽しい仕事で社会貢献していける」。それがひいては、会社が大きくなることに繋がり、国内のみならず、海外にも展開していく。そのようになっていきたいですね。
―では最後に、松田部長ご自身の、今後の目標やビジョンをお聞かせいただけますでしょうか。
今、弊社は、若手が増えたこともあり、人材育成が必要です。マインドを含め、潜在能力を最大限に発揮できるような教育をできればと思っています。そういうことができてこそ、企業がもうひとまわり大きくなれるように思いますので。
私自身、共に働く仲間に対して、そのような教育をできるようになりたいですね。
大塚実業の事業そのものがSDGsや社会貢献であることも、みんなに浸透させたいですし、そうやって人を育てることが、今後の私の目標で、社内の人の力を高めて、国内にとどまらず、海外に展開していきたいです。
そのためには、やっぱり日々勉強かな、と。
私が大塚に思ったように、私もみんなから、なんでも相談できるような、頼ってもらえるような存在になれればうれしいですね。
―今後の大塚実業さんの展開が楽しみです。本日はお忙しい中ありがとうございました!