
女性ライダーのためのツーリングイベント「MOTHER LAKE RALLY 2025」が、2025年10月18日(土)から19日(日)にかけて滋賀県・琵琶湖周辺で開催される。主催するのは、一般社団法人日本ライダーズフォーラム(東京都渋谷区)。
今年で3回目を迎える本イベントは、女性ライダー限定のラリー形式で展開され、全国から1,000台のバイクが集結する見込みだ。エントリー受付は7月18日(金)17時に開始される。
地域とつながる女性限定ツーリングラリー
「MOTHER LAKE RALLY」は、琵琶湖の自然と文化を舞台に女性ライダーがツーリングを通じて地域と交流するラリー形式のイベントだ。速さや距離を競うものではなく、専用アプリを使って設定された「ウェイポイント」を巡り、ポイントを獲得しながら旅を楽しむスタイルが特徴。5カ所以上のポイントを訪れれば完走となり、さらに10ポイント・15ポイントを目指すネクストゴールも設定されている。
ライダーの年齢やバイクの車種・排気量を問わず参加が可能で、1人乗車の「ソロクラス」と2人乗車の「タンデムクラス」の2種類が用意されている。
湖北THGツインアリーナがメイン会場
メイン会場は滋賀県長浜市の湖北THGツインアリーナ。イベント初日となる10月18日(土)は、未明からアプリでのチェックインが開始され、午前9時のスタート式後は、冒険家・風間深志氏と息子の風間晋之介氏によるミニツーリング、ライディング講座やトークセッション、白井貴子によるスペシャルライブなどが行われる。
翌19日(日)は、地元警察との協力による白バイデモ走行や交通安全パレードが実施され、11時半の記念撮影をもって閉会となる。
環境保全と地域貢献を両立
エントリーはソロ6,000円、タンデム11,000円(税込)で、いずれも参加費の一部(それぞれ500円と1,000円)は琵琶湖の水辺保全活動を目的に滋賀県長浜市へ寄付される。完走者には記念ステッカーが贈呈されるほか、Instagram投稿によるフォトコンテストも開催され、優秀作品には賞品が授与される。
また、参加に際しては有効な運転免許、正規登録の車両、自賠責保険の加入が必須。ゼッケンステッカーの貼付やスマートフォンアプリの利用、道路交通法の遵守など、厳格なルールが設けられている。男性の同乗は小学生以下に限られ、イベント中は一部エリアで男性の立ち入りが制限される。
女性ライダー文化の発信拠点に
主催の日本ライダーズフォーラムは「オートバイ文化の振興と社会貢献」を掲げる団体で、「SSTR」や「にっぽん応援ツーリング」などのラリーイベントを展開してきた。MOTHER LAKE RALLYはその一環として2023年に初開催され、以後、女性ライダーのネットワークを広げる場として支持を集めている。
参加受付は8月31日(日)まで。公式サイト(https://www.round4poles.com/mother-lake-rally2025)にて詳細が案内されている。