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SOÉJUが挑むサステナブル経営 商品ロス削減と女性支援を融合した新施策

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SOÉJUが挑むサステナブル経営 商品ロス削減と女性支援を融合した新施策
提供:モデラート株式会社

アパレルブランド「SOÉJU」が、商品ロス削減と女性支援を目的としたイベント「É SHOP」を3月8日の国際女性デーに開催する。来場者は訳あり品を自由な価格で購入でき、売上は全額寄付される仕組みだ。支援にはフードロス削減を推進するクラダシも加わり、持続可能な社会を目指す取り組みとして注目されている。

 

商品ロス削減と社会貢献を両立 SOÉJUの「É SHOP」とは

大人の女性向けのD2Cファッションブランド「SOÉJU」を展開するモデラート株式会社は、国際女性デーに合わせ、アパレル商品のロス削減と女性支援を目的とした期間限定ショップ「É SHOP」を開催する。同イベントは、東京都渋谷区のSOÉJU Fitting Roomで開かれ、来場者はさまざまな理由で通常販売が難しい商品を、自ら決めた価格で購入することができる。売上は、女性の健康と権利向上に取り組む国際協力NGO「ジョイセフ」に全額寄付される。

本イベントは、フードロス削減を推進する株式会社クラダシの支援を受けており、食品に限らずアパレル業界でもロスを削減する試みとして新たな一歩となる。

SOÉJUのサステナブル経営 他社と異なる独自の取り組み

SOÉJUは、「3つの“less”」(Sceneless、Priceless、Ageless)というコンセプトを掲げ、流行に左右されず長く愛用できるデザインを重視してきた。また、販売工程における廃棄を最小限に抑えるため、適量をリピート生産し、セールを行わないことを徹底している。こうした取り組みにより、不要になったアイテムを回収し、リユース・リサイクルにつなげる循環型のビジネスモデルを構築している。

しかし、素材や副資材の調達過程で生じる「旧仕様」の商品や試着サンプル、生産時の難あり品といった商品ロスの問題は依然として存在する。この課題に対し、「É SHOP」というイベントを通じて新たな活用方法を模索し、ロス削減と社会貢献の両立を図る。

ブランド哲学と持続可能な社会への貢献 SOÉJUのビジョン

 

SOÉJUのブランドフィロソフィー「I like the way I am.」には、「自分らしさを大切にしながら社会と心地よくつながる」という思いが込められている。同社の取り組みは、単なるアパレルブランドの枠を超え、社会的な価値創出にもつながるものだ。

また、今回のイベントで支援先となるジョイセフは、女性の健康や権利を守るために活動を続けている国際協力NGOであり、アフリカやアジアの中低所得地域で妊産婦の健康支援や性教育の推進を行っている。SOÉJUが掲げる社会貢献の理念とジョイセフの活動が合致することから、今回のパートナーシップが実現した。

アパレル業界の課題解決に貢献 SOÉJUの「É SHOP」が示す未来

今回の「É SHOP」は、アパレル業界が抱える商品ロスの課題に向き合いながら、企業の社会的責任(CSR)を実践する好例となる。消費者にとっても、自由な価格設定で商品を購入できるだけでなく、買い物を通じて社会貢献できるという新たな選択肢を提供する。

アパレル業界では、平均売れ残り率が約30%とされ、その一部が廃棄処分されている。こうした課題に対し、SOÉJUのように「販売方法の工夫」や「社会貢献との融合」を試みる企業は、今後のサステナブル経営の指針となるだろう。

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ライター:

サステナブル情報を紹介するWEBメディアcokiの編集部です。主にニュースや解説記事などを担当するチームです。

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