岡山大学病院と日本いたみ財団が、市民向けの公開講座「知ってトクするいたみの処方箋」を2月16日に開催。肩や下肢の痛みのメカニズムと最新治療について、専門医が解説する。
痛みに悩むあなたへ!専門医が最新治療を解説
岡山大学病院と一般財団法人日本いたみ財団は、市民向けの公開講座「知ってトクするいたみの処方箋」を2025年2月16日(日)に岡山県医師会館で開催する。本講座では、運動器疼痛センターの専門医が登壇し、肩や下肢の痛みの仕組みや治療法について解説する。
講座は2部構成となっており、第1部では岡山大学病院 運動器疼痛センター長の西田圭一郎教授が「知ってトクする肩のいたみの処方箋」と題して、肩の痛みの原因や最新の治療法について説明する。続く第2部では、岡山大学准教授の鉄永智紀氏が「知ってトクする下肢のいたみの処方箋」をテーマに、歩行や生活の質に影響を与える足の痛みの対処法について講演を行う。
この講座は定員100人の事前申し込み制で、参加費は無料となっている。申し込みは専用フォームから受け付けている。
他の講座と何が違う?専門医が直接伝える最新知見
この公開講座の特色は、最新の医学知識を市民が直接学べる点にある。特に運動器の痛みに特化した講演は、日常生活に直結する問題に対応するものであり、幅広い年齢層にとって有益だ。
また、岡山大学病院の運動器疼痛センターが主催することで、エビデンスに基づいた情報が提供される。単なる一般的な健康講座ではなく、実際の診療現場で活用されている治療法やリハビリテーションについて知ることができるのも特徴だ。
痛みのない社会へ!岡山大学と財団の想い
岡山大学病院は、地域の医療を支える中核病院として、専門性の高い診療と市民向けの啓発活動を両立させている。同病院の運動器疼痛センターは、痛みの治療に関する先端的な研究を進めると同時に、痛みに苦しむ市民への支援を重視している。
また、日本いたみ財団は、「痛みのない社会」を目指し、医学的知見の普及に努めている。今回の講座も、その一環として開催されるものであり、科学的根拠に基づいた治療法の普及を目指している。
今日から実践できる!痛みを軽減する方法
この講座から学べるのは、痛みについての正しい知識と、その対処法だ。肩や足の痛みに悩む人は多いが、誤った対処法が症状を悪化させることもある。科学的根拠に基づいた治療法を知ることで、適切なケアが可能になる。
また、大学病院と専門財団が協力して市民向けの教育活動を行う点も注目に値する。企業や医療機関にとっても、専門知識を一般市民と共有し、社会に貢献する活動の重要性を再認識させる機会となるだろう。