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SDGs取組事例 住友化学株式会社

SDGsの取り組み 経営インタビュー
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企業や団体におけるサステナビリティの追求として、SDGs達成に向けた事業や取り組みをアピールするケースが増えてきました。実際にSDGsへの取り組みを行うとなると、どの目標に向けてどのような施策を企画したら良いか悩む担当者の方も多いのではないでしょうか。 cokiでは、皆さまのSX(サステナビリティトランスフォーメーション)のお役に立つべく、SDGsに対して積極的な企業の取り組みをピックアップしてご紹介しております。今回取り上げる事例は、石油化学から医薬品まで幅広く事業を行っている住友化学株式会社です。 本ページをご参考に、事業におけるサステナビリティ、SDGsに関する活動を進めるヒントにしていただければ幸いです。
SDGsについては、“ 「SDGs」と「サステナブル」の意味|私たちはなぜSDGsに取り組む必要があるのか ”を、ご覧ください。

住友化学株式会社のSDGsへの取り組み

  • 住友化学株式会社(SUMITOMO CHEMICAL COMPANY, LIMITED)
    • 業種:化学
    • 創業:1913年9月22日
    • 従業員数:単体 6,277名/連結34,743名(2021年3月31日現在)
    • 参照公式サイト:https://www.sumitomo-chem.co.jp/

住友化学グループでは、事業を通じて持続可能な社会の実現に貢献すると共に、自らの持続的な成長を実現するために、以下の6つの原則に沿ってサステナビリティに取り組むことを表明しています。

  • 住友化学のサステナビリティ推進基本原則
    • 原則1 :経済価値と社会価値の創出(『自利利他 公私一如』※の推進)「自利利他 公私一如」とは「住友の事業は住友自身を利するとともに国家を利し、かつ、社会を利するものでなければならない」という住友の事業精神を表しているとされる言葉です。
    • 原則2 :国際社会の重要課題解決への貢献
    • 原則3 : 関係機関との連携
    • 原則4 : ステークホルダーとの協働
    • 原則5 :トップコミットメントと全員の参画
    • 原則6 : ガバナンス

SDGsの達成に向けた取り組みについては、原則2で定められており、経営として取り組む最重要課題「マテリアリティ」を特定するにあたっては、ガイドラインとしてSDGsを参照し、主要取り組み指標(KPI)を169のSDGsターゲットに則した設定にしています。

  • 住友化学の持続的な価値創造のための重要課題「マテリアリティ」
    • ■社会価値創出に関するマテリアリティ
      • 環境負荷低減への貢献
      • 食糧問題への貢献
      • ヘルスケア分野への貢献
      • ICTの技術革新への貢献
    • ■将来の価値創造に向けたマテリアリティ
      • 技術・研究開発の推進
      • デジタル革新への取組み
      • ダイバーシティ&インクルージョンの推進

ここでは、SDGsに関する最近の取り組み事例をピックアップして見ていきましょう。
※取り組み事例の中には、複数の目標にまたがる取り組みもありますが、代表的な目標を掲げて記載しています。

目標2「飢餓をゼロに」への取り組み

目標2「飢餓をゼロに」の ゴール は「飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する」です。

住友化学は、1913年、愛媛県新居浜の別子銅山で銅の製錬の際に生じる排ガスの煙害を解決するため、その原因である亜硫酸ガスから肥料を製造することを目的に設立されました。

海外農薬事業の製品の一つである植物生長調整剤は、果実や野菜の実の付きを良くする、大きくする、品質を良くするなどの効果があります。さらに、作物の開花期や熟期の調整が可能であるため、気候変動により低温化や乾燥化が進んだ地域での作物の栽培にも対応し、世界各地での食糧増産に貢献しています。世界的な人口増加と世界経済の発展に伴い、安全・安心な食糧の需要が高まっています。当社はユニークな資材をグローバルに提供することで食糧の生産性を向上させ、食糧の安定供給に貢献することが目的です。

目標6「安全な水とトイレを世界中に」への取り組み

目標6「安全な水とトイレを世界中に」の ゴール は「全ての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する」です。

住友化学では、水使用量削減の取り組みに加え、安定かつ高度な排水処理設備の稼働により、事業所から排水の徹底した浄化を実現しています

例えば、三沢工場の排水は、一般的な活性汚泥処理法の後に、凝集沈殿により浮遊物質などの除去や活性炭吸着の三次処理を終えた後、分析計を用いた水質監視を行い、公共用水域に放流しています。
また、排水処理設備から海域・河川などへ排出される排水中のCOD、全窒素、全リンの継続的な削減の自主管理を強化し、排水負荷削減を継続的に進めています。

住友化学グループは、世界各地で広く事業活動を展開していますが、住友化学インドのバーヴナガル工場生産に必要な水の確保のため、地元の自治体から河川水を購入していましたが、近年、周辺地域の人口の増加、農業用水の需要増に加えて年間降水量の減少などの理由から、生産活動に必要な水量の確保が難しい状況となっていました。そこで、周辺自治体が処理している家庭排水の一部を購入し、自社内でその排水を処理し、生産に利用することに。排水処理の方法としては、家庭排水の汚染分を養分としたミミズ養殖(Vermiculture)の技術を採用するなどユニークな取り組みを行っています。この取り組みによって、従来自治体から購入していた河川水を70%以上削減することができ、生産活動に必要な水量を安定的に確保するという工場の長い間の課題を解決するとともに、水購入費も半分程度に抑える経済効果も達成することができました。

こうした住友化学の取組は世界にも高く評価され、2020年に続き、CDPの「水セキュリティAリスト2021」にも選定されています。

目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」への取り組み

目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」の ゴール は「全ての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する」です。

住友化学は、2021年11月から、温室効果ガス(GHG)排出削減に向けた取り組みの一環として、大分工場(大分県大分市)において外部から購入する電力を100%再生可能エネルギー由来へ切り替えています。生産活動の中で発生する排出量を抑える取り組みです。

また、2021年12月には、クリーンアンモニアの活用推進に向けてノルウェーのヤラ・インターナショナル社が生産するクリーンアンモニアを石油化学製品の原料に用いることや、工場における燃料転換のためのクリーンエネルギー源の一つとして活用することなどの検討を開始しました。アンモニアは、燃焼しても温室効果ガス(GHG)であるCO2を排出しないため、火力発電の燃料として石炭火力に一定量を混ぜる混焼や、単独でエネルギー源とする専焼の技術開発が進められているほか、水素を貯蓄・輸送するための手段としても注目されています。

さらに、2022年2月には、マイクロ波化学株式会社とメタンをマイクロ波により熱分解し、水素を製造するプロセスの共同開発に着手。

このように、外部の技術も積極的に取り入れながら、クリーンエネルギーの開発に取り組んでいます。

目標13「気候変動に具体的な対策を」への取り組み

目標13「気候変動に具体的な対策を」のゴールは「気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる」です。

住友化学では、2021年12月に2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、取り組み方針や活動目標をはじめとするグランドデザインを策定。目標達成のためには、省エネルギーの徹底に加え、Best Available Technology(BAT)の徹底活用が重要であることから、現在、愛媛工場内における液化天然ガス(LNG)発電所の建設や千葉工場での高効率なガスタービン発電設備の導入などを予定しています。そのほかにも、カーボンニュートラルに貢献する製品やソリューションを提供することに加え、さまざまなパートナーと連携の上、カーボンニュートラルに資する製品・技術の開発を促進し、早期の社会実装に向けた取り組みを自らがけん引していくことを表明しています。

そのうちの一つが、リサイクルプラスチックブランド「Meguri(TM)」をはじめとする炭素循環市場の構築です。顧客や同業他社、自治体などとの使用済みプラスチック製品の回収を含めた連携体制の構築も図りながら、再生アクリル樹脂を皮切りに、積水化学工業株式会社と共同で開発中の「ごみを原料とするポリエチレン」や、「廃棄されたプラスチックを再資源化するポリプロピレンコンパウンド(主に自動車のバンパーや内装材、家電製品に使用されるポリプロピレン)」などの展開を予定しています。

さまざまな取り組みが評価され、CDPにより「気候変動Aリスト2021」に4年連続で選定されています。

住友化学・SSS(スミカ・サステナブル・ソリューション)認定制度への取組みインタビュー

coki では、サステナビリティについて考え、実際に取り組んでいる様々な団体・企業への取材を行っています。住友化学さまについては、SDGsの取組のうちSSS(スミカ・サステナブル・ソリューション)認定制度についてインタビューを行いました。パリ協定と共に発足したという本取組みの軌跡をぜひご覧ください。

住友化学株式会社のSDGsの取り組み|SSS(スミカ・サステナブル・ソリューション)認定制度で2050年カーボンニュートラルを推進

パリ協定が発効された2016年度にスタートしたSSS認定製品・技術の売上収益は、今やグループ全体の20%超(2020年度、4,633億円)にまで拡大した。2030年温室効果ガス(GHG)排出量50%削減の目標達成に向けて順調なスタートに見える同社だが、SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)推進への道のりは決して平坦ではなかったという。

今回は、SSS認定事務局を務める住友化学株式会社レスポンシブルケア部 担当部長・工学博士の藤田正行氏に、「事業を通じたサステナブル社会の実現」を目指すSSSの取り組みについて伺った。

参照: coki

cokiは、法人のSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)を支援します

法人のサステナビリティを可視化するメディアcokiの目的は「社会の公器」を体現する企業を増やし、サステナブル社会を実現することです。cokiでは、SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)支援の一環として、会員さまに個別インタビューを行い、サステナビリティの観点から企業価値を高める情報発信を行ったり、想いを同じくする会員の企業・団体・個人との交流を可能にするビジネスコミュニティをご提供しています。

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