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株式会社アイ・コンサルティング

https://www.ai-consulting.info/

神奈川県藤沢市湘南台1-37-13

0466-42-1657

社会の公器としてコンサルタントとクライアントの関係を超えて高め合える存在

ステークホルダーVOICE お客様
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苦労や大変さを分かち合える

経営者にとって「苦労や大変さを分かち合える」存在は心強い。

株式会社アイ・コンサルティングの代替わりに挑戦する姿は、クライアントである株式会社横浜セイビの川口社長にとっても励みになっているそう。今回は川口社長に、両社の関係性と今後について伺いました。

先代から引き継いだ事業、B2BからB2Cへの展開

―はじめに横浜セイビさんの事業概要をお聞かせいただけますか?

当社は1981年に創業し、今期41年目を迎えました。昨年2021年に代替わりしまして、現・会長である私の父がこれまで40年間、当社を築き上げてきました。

創業当初はB2Bの環境用品資材の販売からスタートして、後にビルメンテナンス事業へと拡大しました。

その後、共働きが当たり前という社会への変化にあわせて、2012年にB2Cの家事代行サービス「Copier(コピエ)」を立ち上げました。

いずれも決して目立つ事業ではありませんが、“お客様の縁の下の力持ち役”として、お客様に喜びをもたらせるよう、一つひとつの事業を紡いでいきたと思います。

同世代として経営者人生をサポート

―アイ・コンサルティングの谷川宏樹取締役からメッセージをいただいています。代読いたしますね。

株式会社横浜セイビ 代表取締役社長 川口大治さんへ

  • 谷川宏樹さん
  • 川口大治さん

横浜セイビさんは、横浜市で清掃を中心としたビルメンテナンス事業をされています。

川口さんとは、川口さんが代表に就任される前の後継者として常務取締役をされている頃に、弊社の経営勉強会にご参加いただいてからのお付き合いになります。

横浜セイビさんは、メイン事業のビルメンテナンスに留まらず、代表になられる前に川口さんが立ち上げられた家事代行の事業も展開されています。


川口さんは社会貢献活動にも熱心で、戸塚リビングラボの代表を務めていたり、地域の子ども支援への取り組みをされていたり、他にもSDGs事業認定などの横浜市の認定もたくさん取っていらっしゃいます。

これは川口さん主導で進められたことだと思います。(弊社も今年から家庭教育協力事業者連携事業 協力事業者になったのですが、先を越されていて悔しい笑)

川口さんと僕は年が近く(1つ下)大学の年次が一緒なので同級生のような感覚で、お互い頑張ろうと応援し合える関係です。


川口さんは弊社のお客様ですが弊社のことについてもよく考えてくださいます。実現するしないにかかわらず、よく面白いアイディアをくれるので、どちらがクライアントか分からないくらいです。


先代のお父様も素晴らしい方ですし周囲の期待も大きく、作り上げられたものを背負うプレッシャーがあると思いますが、川口さんだったら絶対もっともっと良い会社にしていけるよねというのが弊社代表の竹中と私の共通認識です。


今年から、今後も長期的にサポートさせていただくために竹中から担当を引き継ぎました。同世代としても川口さんの経営者人生をサポートできるといいなと思っています。


これからお互いをさらによく知っていく事となると思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

―川口社長からのご意見を、アイ・コンサルティングさんも参考にされているようですね。

嬉しいメッセージをいただき、ありがとうございます。

当社からズバズバ意見を言わせてもらうこともあるのですが、お客様目線だからこそ提案できることもあるのではと思い、思わず口にしてしまうのかもしれません。

アイ・コンサルティングさんも、代替わりの大変さも感じられているかもしれないなと、勝手に思っています。そういう意味では、“2代目”の同志としての視点からも見ているかもしれませんね。

2代目の苦労を分かち合える心強さ。地域とのつながりも支えに。

―なるほど。コンサルタントとクライアントの関係以上の深いつながりをお持ちなのですね。そのような観点から横浜セイビさんにとってアイ・コンサルティングさんはどのような存在なのでしょう?

ひとつは、2代目としての大変さや苦労を分かち合える部分があります。

そして、会社を引き継いでいく上でも、地域の皆さんと繋がっているというのは大きな支柱になることなのですが、アイ・コンサルティングさんはそのような地域とのつながりを育む入り口のひとつにもなっています。

大松運輸の仲松さん、キャリアドライブの田村さん、「和みの園」の木内菜穂子施設長、そして当社の4社は皆、同じタイミングで同じ勉強会に参加していました。

月に1度、1年の期間にわたって、アイ・コンサルティングというアットホームな場所で、ちょっと昭和的なビデオを見たりして、共に学び、親交を深めました。

―2代目としてのご苦労は、具体的にどのような点において感じられますか?

社員の皆さんやパートの皆さんがいてくださって会社が成り立っている以上、人的な部分をはじめとする引き継ぎ自体の大変さがひとつあります。

ただ、単に引き継ぐのではなく、先代とは異なる私なりのやり方、特徴があってもよいと思っています。

そして、新たなやり方、特徴を探り、浸透させる難しさは、「0から1をつくる」ゼロイチの難しさとはまた違った大変さがあると感じています。

だからこそ、これまで培ってきたつながり、これから育んでいくつながりを通して、地域の皆さんとの関わり合いがあることは、大きな意味を持つと思っています。

「社会の公器」として、「ちょっと無理してでもやってみる姿勢」を体現

株式会社横浜セイビ

-谷川取締役も、川口社長の地域貢献の姿勢を高く評価しておられますね。

実際、NPOの活動やとつかリビングラボの代表としての活動は、当社の事業とリンクしてくる部分も大いにあるのです。

例えば、NPO法人戸塚てらこやには、学校や家庭だけでは体験できない遊びや学習を求めて子どもたちが集まってくるわけですが、そこには、子どもたちを自分たちだけで遊ばせることが困難な状況にある子育て世代のお母さんたちの存在も見えてきます。

私のてらこやでの活動は、当社の事業に直結するわけではありませんが、こうしたお母さんたちの感覚を知ること、戸塚で暮らす地域の方々の感覚に触れることは、当社の事業における考え方にもつながってきます。

とつかリビングラボの代表としての活動も、「街の問題に自分たちで取り組む」ということにパワーを使いますが、その分、人と人とのつながり、ネットワークを育むことができます。

当社は株式会社である以上、利益を出していくことは当然求められますが、やはり「企業は社会の公器」という側面も大切にしたいと日々感じています。

当社の規模でも、社会に対してできることは、必ずあると思います。

私たちにできることであれば、ちょっと無理をしてでもやってみる姿勢が大切だと思っていて、それを体現しているところが、なんとなく評価いただけているのかもしれません。

社会に貢献できていることが、私自身の人生、生き方のような部分にも良い影響をもたらしてくれていますし、誰かの役になっていると感じられることがさらにやりがいにつながっていて、良いスパイラルが生まれているのではないでしょうか。

そんな気持ちで、いろいろとトライしているところです。

つながり構築や挑戦に今後も期待。「冷めてない大人たち」との活動が喜び。

―最後に、今後アイ・コンサルティングさんとの関係をどのように発展させていきたいとお考えですか?課題も含めてお聞かせください。

アイ・コンサルティングさんでは、今後竹中社長から会社を引き継いでいかれるであろう現・取締役が、構造改革に取り組まれているようにお見受けします。

新たなつながりの構築や挑戦もされていて、先日は逗子のミニシアターに行かれたそうです。

いろいろな取り組みをされていますね。いい情報もいただけていますし、今後も続けていかれると期待しています。

当社の拠点がある横浜市戸塚区は、地域に積極的に関わっていこうという方々が比較的多い土地かもしれません。

街づくりを、他人事ではなく自分事としている人たち、冷めていない大人たちが沢山いて、そんな方々と一緒に活動できていることが、私にとっても喜びで、好循環を生んでいるように思います。

また、横浜市戸塚倫理法人会にも関わっています。

経営者の自己革新を図る団体で、毎週木曜、早朝6時30分から開催されるモーニングセミナーに、士業、飲食店等、個人事業主から、医療福祉系事業者、海外等人材事業者、金融系事業者、そして起業間もない方や女性から若手まで、多業種多様な経営者が集っています。

昨年58社から102社まで会員数が伸び、来年2023年に10周年を迎える団体で、現在は100社くらいが関わっています。全国に730ほどの単会があり、合計約7万社が所属しています。

車検のコバックさんや菓子メーカーのブラックサンダーさんなど、知名度のある中小企業の経営者も参加されています。

私自身もこれまで以上に地域のネットワークが広がったと考えていますし、2022年の9月からは5代目の会長にも就任致しました。

経営者が自らの自己革新を図ることで、自らを、会社を、家庭をより良くしていく、そんな仲間が少しでも増やせて行けたらと思います。

現在、10周年に向けて仲間を増やしていこうと活動しているところですので、木内施設長や田村社長をはじめ、アイ・コンサルティングさんを通じてつながることのできた皆さまも是非一緒に活動できればと思っています。

代替わりは、たしかに大きな変化ではありますが、人と人とのつながりに支えられます。

また、会社の根本的な価値は変わらずに引き継がれると考えています。当社でいうと、「縁の下の力持ち役」という存在価値は、変わりません。

B2BでもB2Cでも、これまで一貫して「お客様の困りごとの解決」に向けて手をたずさえて対応してきましたし、これからも続けていきたいと思っています。

アイ・コンサルティングさん、引き続き共に頑張りましょう。
あと、営業車がなかなかクラシカルなので、アップデートを提案します(笑)。

―古き良き営業車を乗りこなすコンサルティング会社というのも、味があっていいですね。これからもご意見や情報を交換しながら、関係性を深めていかれると確信しています。本日はありがとうございました。

◎企業概要
・会社名:株式会社横浜セイビ
・所在地:本社・事業本部 横浜市戸塚区汲沢町1161-1石井ビル1F
       市川事業所 千葉県市川市鬼高1-1-1
       多摩事業所 川崎市多摩区宿河原1-30-37
・役員氏名:取締役会長 川口健治
    代表取締役社長 川口大治
        取締役 津幡哲也
・設立年月日:昭和57年7月16日

◎プロフィール
株式会社横浜セイビ 川口大治代表取締役社長

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ライター:

1985年生まれ。米国の大学で政治哲学を学び、帰国後大学院で法律を学ぶ。裁判所勤務を経て酒類担当記者に転身。酒蔵や醸造機器メーカーの現場取材、トップインタビューの機会に恵まれる。老舗企業の取り組みや地域貢献、製造業における女性活躍の現状について知り、気候危機、ジェンダー、地方の活力創出といった分野への関心を深める。企業の「想い」と人の「語り」の発信が、よりよい社会の推進力になると信じて、執筆を続けている。

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