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株式会社Your Verse

https://yourverse.jp/

〒101-0054東京都千代田区神田錦町2-2-1KANDA SUQUEA wework 内

データ活用・DX推進の専門企業ブレインパッドから見たYour Verse|データ活用のプロたちに最適なハイブリッドワーク構築の道先案内人

ステークホルダーVOICE お客様
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プレインパッドとYour Vers

成長著しい組織は、インナーコミュニケーションの課題が少なからず顕在化する。データ活用・DX推進の専門企業・株式会社ブレインパッド(東証一部3655)も、急成長とコロナ禍でまさにその課題に直面した。国内随一のデータサイエンティスト集団を抱えるブレインパッドの「らしさ」の追求。イノベーションを生み出すニューノーマル時代のリアルな「コミュニケーション」の仕組みの構築。これらの課題を同時に解決する同社独自の「ハイブリッドワーク」の構築に大きな役割を果たしたのが、株式会社Your Verseの代表取締役CEO長谷川朋弥さんだ。今回は長谷川さんとともにこのプロジェクトに関わった総務部兼経営企画部の藤本さん、広報IRグループの中林さん、総務グループの鴨志田さんに、Your Verseとの併走によるハイブリッドワークの構築に向けた取り組みと、ブレインパッドのサステナブルに対する取り組みなどを伺った。

ミッションは「データ活用の促進を通じて持続可能な未来をつくる」

─はじめに、株式会社ブレインパッドさんの事業を簡単にご紹介ください。

藤本 弊社は2004年に企業のデータ分析・データ活用を支援する専門企業として設立しました。 “データ活用の促進を通じて持続可能な未来をつくる”をミッションに、創業当時から、顧客企業のデータを活用した経営改善を支援してきました。

ビッグデータ、AI、IoTなど、時代ごとにキーワードは違えど、その根底はデータを分析・活用して価値に変え、企業活動に変化と改善をもたらすことです。

データは蓄積するだけではただのコストです。私たちは、データを価値に変えるために必要な分析力(国内随一のデータサイエンティスト数)、エンジニアリング力(市場トップクラスの製品を自社開発・提供できる技術力)、ビジネス力(データ活用を支援した企業は業種問わず1,000社超)の3つの力を有した、世界でも稀有な企業です。

世界的に増え続ける人口(減り続ける日本の人口)と、限られた資源、加速する環境変化の中で私たちは「データ活用のプロフェッショナル」として、ビジネスに、データに基づく高度化とイノベーションを与え、世界の持続可能性の向上に寄与しています。

株式会社ブレインパッドのWebサイト

創業者で現在も代表取締役社長を務めている草野隆史は、大学時代から競争原理に対する疑問を抱き、それに変わる社会の在り方を模索していました。

弊社を創業した2004年当時は、インターネットがナローバンドからブロードバンドに切り替わっていく時期でした。インターネットを学んでいた草野は、これからは商取引がインターネット上で完結する時代が到来する、データを分析・活用してビジネスに生かせるかどうかが、その企業にとっての成長力を決めるはずだと、17年前に予見して弊社を立ち上げたのです。クライアント企業がデータを活用して経営を改善することに当社がコミットする姿勢は、17年間変わっていません。

デジタルトランスフォーメーション(DX)時代は、膨大なデータを正しく分析することができなければ正しい意思決定はできません。例えば、正しい需要予測ができれば食品の廃棄ロスもなくなり、最適なトラックの走行ルートを予測できれば排気ガスの抑制にもつながります。データを活用して最適な意思決定を下すことがサステナビリティ経営、ひいてはサステナブルな社会づくりにつながるのです。こういった理念の下で、お客さまを支援しています。

イノベーションを生み出す組織風土づくりと組織拡大に伴いインナーコミュニケーションが課題に

─社内でインナーコミュニケーションのチームが編成された経緯を教えてください。

藤本 弊社は、データ活用・DX推進分野の専門家として、お客さまと一緒にその業界や企業にとっての持続可能な未来をつくっていく会社です。お客さまのご要望は新規性の高い分野に関することも多く、私たちも新しいことにチャレンジし続ける必要があります。そのため人と人とのコラボレーションや、社内の違う職種同士による新しいイノベーションを生み出す取り組みがとても大事です。

創業から上場時くらいまでは、会社の規模としても社員一人一人の顔が見える関係にあったのですが、毎年20%ずつ社員が増加し、いつしか異なる部署の社員同士の関係性が薄くなってきたという課題が見えてきました。この課題は組織の規模が拡大するにつれ潜在的にはありましたが、コロナ禍で一気に顕在化しました。それまでは毎日出社していたので何らかの形で社員同士が顔を合わせており、草野も月1回の全体会議(全社員向けの会議)の中で、リアルにメッセージを発信できていました。そこにコロナ禍で、在宅勤務が中心となり、社員同士の雑談も減り、まさに仕事をこなすだけの関係性になっていってしまったのです。

総務部 広報・IRグループ 中林光代さん

「プロフェッショナル同士が刺激し合えるハイブリッドワーク」の開発へ、「働き方ワークショップ」をYour Verseに全面委託

─株式会社Your Verseの長谷川朋弥さんとの出会いの変遷を教えてください。

藤本 弊社は白金台の本社に3フロア、目黒にサテライトオフィスがあり、計4フロアを拠点としています。しかし、プロフェッショナル同士が刺激をし合って新しいイノベーションを起こしていくことが弊社のあるべき姿であることに立ち返ると、それを体現できるようにオフィスを1カ所に集約すべきではないかという観点から、オフィスの在り方を再設計することになりました。

新型コロナウイルス感染症のパンデミックが起きたことも一つの要因です。緊急事態宣言で出社率が1割以下になり、宣言が解けた今でも出社率は2~3割と在宅勤務が定着しています。ニューノーマルな働き方を新オフィスで実現するに当たって、今からやれる準備は何だろうと考えました。そこでこれまでもオウンドメディア『Platinum Data Blog』の採用関連のブログでライティングをお手伝いいただいていたYour Verseの長谷川さんにコンサルティングのご依頼をしました。

藤本 面白い偶然もありました。長谷川さんが大学卒業後に就職したグローウィン・パートナーズ株式会社の代表取締役CEO佐野哲哉さんは、弊社の社外取締役でもあったのです。長谷川さんは、佐野さんからも弊社のことを聞いていたようで、「面白そうな会社だな」と思ってくださっていて、普段はあまり受けないライターの仕事を引き受けていただきました。

そんな矢先に、新オフィス移転、ニューノーマルな働き方を考えるという課題が持ち上がりました。出社していないのにもかかわらず、毎月社員は増えていきます。コロナ禍も続き、このままでは、新オフィスを開設しても、社員の積極的な出社にはつながらないことは明らかでした。

草野は「働き方はハイブリッドになっていくと思う。リモートだけでなく、出社する働き方も大事にしていきたい。ハイブリッドワークの在り方は職種によって最適な形が違うはずであり、部門や職種ごとに最適な働き方を考えてほしい」という意向がありましたので、長谷川さんに弊社独自のハイブリッドワーク構築の進め方を提案していただいたのです。

その後、働き方ワークショップの立ち上げと実行をYour Verseさんに全面委託しました。

本部ごとに「らしさ」を再定義、理想の働き方をゼロベースで検討

─働き方ワークショップとは具体的にどのようなことをしているのでしょうか。

藤本 各部門・各職種で最適な働き方が異なるという仮説のもと、部門別にワークショップを開催することを決定しました。そして、部門ごとの働き方を論じる前に、まず自分たちの部門らしさは何かということを考えました。その「らしさ」も、お客さまに価値を提供するために大事にする「らしさ」と、中途・新卒の新しいメンバーを育成・成長させるために必要な「らしさ」は何かという2軸で、まず各部門の「らしさ」をアウトプットしました。

その後、この「らしさ」を体現するためには、どのような働き方がいいのかということを、2回目のワークショップでアウトプットしました。それぞれの理想の働き方が明確になってきた状況なので、今後は実践編にシフトしていく予定です。

─以前は御社のミッション・ビジョンを全社で共有できていたけれども、企業規模の拡大に伴い、部門としての「らしさ」を個別に定義する必要があったのですね。

藤本 そうですね。「持続可能な未来をつくる」というミッションは今の時代に合っていることもあって、割とシンパシーを得られやすいのですが、在宅勤務が中心となった今は、そこから自分の仕事に接続するところが難しいのです。

ビジョンは浸透しているのですが、それが血となり肉となる毎日のアクティビティーが在宅勤務では難しい状態です。弊社は理系社員が中心で、コミュニケーション上のリーダーシップを率先して取る人が少ない傾向にあります。ですから、「出社したときにはこういうことをやろうよ」というように、会社がある程度の指針を出したうえで、ワークショップにてボトムアップで声をきちんとすくい上げていったほうが良い風土なのです。多分、長谷川さんにコンサルティングをご依頼していなかったら、人と組織の関係性が薄れ、接続もされずに、組織のエネルギーが分散してしまっていたかもしれません。

─今後どのようなインナーコミュニケーションの取り組みをしていきたいとお考えですか。

総務部 総務グループ グループマネジャー 鴨志田亜美さん

鴨志田 今、まさにワークショップで出たアウトプット、皆さんがやりたいこと、できていないことをまとめ、各部門の責任者に報告をしている段階です。その中で、社員同士のつながりを改善したいと考えている人事担当者と一緒に、まずは各部門の懇親イベントを支援する活動からはじめてみることにしました。

中林 懇親会を支援するのは、組織としてつながってほしい人たち同士が自然とつながれる場を提供したい、というシンプルな動機です。今後は、社員の家族に対しても取り組みをしていきたいです。新オフィスではお子さんたちがお父さんお母さんの職場を見学できる企画なども検討したいと考えています。

経営企画部副部長 兼 総務部長 藤本菜月さん

Your Verseは「最適なハイブリッドワークとは何か」、最適解を導く道先案内人

─御社にとってYour Verseさん、もしくは長谷川さんとは、どのような存在ですか。

藤本 「最適なハイブリッドワークとは何か」という代表の草野ですら明言しづらい難しい課題に対して、ワークショップの開催により全社員で探求していく、というアイデアを出していただいた長谷川さんの存在がなければ、今でも悩みを抱えていたと思います。他社の事例も豊富ですし、常にワークショップの反省・改善ポイントも共有させていただきながら、「諦めずにここをこう改良してもう1回やりたいです」という改善プランも提案していただける道先案内人的な存在です。

中林 弊社はプロダクトの販売やその導入支援も行っています。その中で「ブレインパッドは伴走支援をしてくれた」というお客さまの感謝の声をよく聞きます。長谷川さんにしていただいたことは、弊社にとってのまさに伴走支援だと思いました。組織に入り込んでサポートしていただけたので、本当のブレインパッド社員なのではないかと感じるほどでした。

藤本 たしかに外部に委託しているという感覚はありませんでしたね。

鴨志田 信頼し合えているので、本当に安心感がありました。

藤本 一貫してブレインパッドのことを応援してくれているという感じです。「ブレインパッドのために」という気持ちが、とてもストレートに伝わってくる方なので、プロジェクトを進めていてずっと気持ちが良かったです。

ワークショップのファシリテーションも長谷川さんがやってくださいました。通常だと別の会社の人が講師だったら社員は多少身構えると思うのですが、長谷川さんは自然に距離感が縮まるような不思議な魅力がありました。

今回のワークショップは1回1時間半という限られた時間でしたが、今後は、できれば時間無制限にして、余裕をもったシチュエーションでワークショップをできればと思っています。

高度IT人材の育成でサステナブル社会の実現に貢献したい

─ブレインパッドさんのサステナブルな取り組みについてお聞かせください。

藤本 代表の草野は、「もう一度日本企業が世界で戦えるようになっていってほしい」ということをよく語ります。私たちはお客さまを支援することを通じて社会貢献をする企業です。弊社は現在437人のまだまだ小さな会社ですので、弊社単独では社会を変えるほどのインパクトを与えるのは難しいかもしれません。しかし、全世界を巻き込んだサステナブルな事業を展開している伊藤忠商事株式会社さんと資本業務提携をさせていただくなど、データ活用・DX推進分野の専門家として、お客さまと一緒にその業界や企業にとっての持続可能な未来をつくっていくことが、私たちが持続可能な未来に貢献できることだと考えています。

◎企業情報
株式会社ブレインパッド
https://www.brainpad.co.jp/
代表者:代表取締役社長 草野隆史
所在地:白金台本社
              〒108-0071 東京都港区白金台3-2-10 白金台ビル
目黒オフィス
              〒141-0021 東京都品川区上大崎3丁目1-1 JR東急目黒ビル3階
設立:    2004年3月18日(決算日6月30日)
従業員数:437名(連結、2021年9月30日現在)

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ライター:

1964年生まれ、群馬県出身。国立群馬高専卒。専攻は水理学と水文学。卒業後、日刊紙『東京タイムズ』をはじめ、各種新聞・雑誌の記者・編集者を務める。その後、映像クリエーターを経て、マルチメディア・コンテンツ制作会社の社長を6年務める。現在は独立し、執筆と映像制作に専念している。執筆は理系の読み物が多い。 研究論文に『景観設計の解析手法』、『遊水モデルによる流出解析手法』、著書に科学哲学啓蒙書『科学盲信警報発令中!』(日本橋出版)、SFコメディー法廷小説『科学の黒幕』(新風舎文庫、筆名・大森浩太郎)などがある。

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