大川翔代表「人生に寄り添うマッチングを」

医療・介護・保育分野に特化した人材ソリューションを展開する株式会社EXキャリアサービス(本社:東京都千代田区、代表取締役:大川翔)は、「人材採用 × 集客 × DX」を軸としたワンストップ支援で、ケア領域の構造課題に挑んでいる。
エクセレントグループの一員として全国100拠点のネットワークを活用しながら、地域の現場に即した伴走型支援を行い、人手不足と業務効率化を同時に解決する取り組みが注目されている。
4つの領域で提供するサービス
大川代表は2023年3月に同社の事業再始動とともに代表取締役に就任。それまで大塚商会でDXソリューションを提案し、医療・介護領域のブランド統合にも携わってきた。自身の経験から、「数合わせではない、人生に寄り添うマッチング」を理念に掲げ、単なる人材紹介ではなく、現場と働く人双方の幸福度向上を目指す。
同社が提供する主力サービスは以下の4領域に集約される。
- 高精度な人材紹介(SHOCKキャリア)
- 空床対策・稼働率向上支援(SHOCKステージ)
- DX導入支援と業務改善(SHOCKプロフィット)
- 経営コンサルティング(SHOCKストラテジー)
最大の特徴は、現場経験者と人材コンサルタントのハイブリッド体制にある。意思決定レイヤーを極小化し、要件定義から提案、実装までを一気通貫で支援する。AIを活用したマッチングの高度化にも取り組んでおり、今後は「人材×DX」の両輪でケア業界の持続的成長に貢献する方針だ。
人材紹介で人生を彩る
事業の根底には、「関わるすべての人の人生にプラスの循環を生む」という想いがある。過去には地方の介護施設に人材を紹介した際、「子育ても仕事も諦めずに済んだ」と感謝の言葉が届き、同時に施設側からも「利用者の笑顔が増えた」と評価された。この体験を通じて、大川代表は「人材紹介は人生を豊かに彩る行為である」と確信したという。
現在、大川氏は株式会社エクセレントケアシステムのCMOも兼務しており、全国100拠点以上のブランド戦略とマーケティングを統括。介護・医療領域のブランド価値向上とDX推進の両立を図りながら、クロスイノベーションによる業界変革に挑み続けている。
今後は、自社サービスにとどまらず、ラジオやオンラインコミュニティなどを通じて、他業種の知見を融合した共創の場づくりにも注力する。「ともに未来を変えてみたい方がいれば、肩書きも業界も問わずぜひ声をかけてほしい。小さな対話が次のイノベーションを生むと信じている」と語る。
社会の持続可能性を考えるうえで、ケア領域の人材問題と生産性向上は避けて通れない課題である。EXキャリアサービスのように、現場視点と経営支援を融合させたスタートアップの存在は、その突破口を切り開く可能性を秘めている。