ーはじめに自己紹介をお願いします。
グレシャス采紀です。ニューヨーク生まれの16歳、高校2年生です。地元の図書館で週末ボランティアを5年間していて、本の整理とイベントの企画の担当をしています。地域の清掃活動にも参加していて、ビーチのゴミ拾いなどをしています。趣味はピアノを弾くことです。
ーボランティアを始めたきっかけは何ですか?
図書館のボランティアは12歳の時に始めました。もともと私は絵本がすごく大好きで、学校にも図書館はありましたが、もう少し違う本が読みたいと思って地元の図書館に頻繁に行くようになりました。その地元の図書館が好きになって、ボランティアをすることにしました。たくさん面接もしましたし、長い時間がかかりましたが、ボランティアができるようになってすごく図書館に感謝しています。図書館のボランティアがとても好きですし、良い経験だと思っています。
ー絵本が好きになるきっかけは英語の絵本? 日本語の絵本?
アメリカの絵本がきっかけです。最初に勉強したのが英語で、アメリカの現地校に通っていましたし英語の本に触れる機会が圧倒的に多かったので、英語の本が好きになってから日本語の絵本にも興味を持つようになりました。日本語の絵本では『ノンタン』シリーズが好きでよく読んでいました。
ー志プレゼンテーション大会に参加した理由を教えてください。
ウェブサイトの検索で見つけて、日本語を学習する良い機会になりますし、世界の人々とつながりたいと思い、参加することにしました。
ーウェブサイトで検索したワードは何だったのですか?
「青年の主張」を調べました。最初はYouTubeで色んな青年の主張の動画を見ていて、私みたいに海外に住んでいる子どもにもそういう機会がないかなと思い調べたら志プロジェクトが見つかりました。
ーファイナリストに残るまでは、言葉の壁もあったかも知れませんし、色々なことがあったと思います。学んだこと、成長した部分はありましたか?
志を書くにあたって、私の活動について深く考え、今までやってきたことを振り返りました。この大会に参加してから、これからやりたいことがだんだん私の中で明確になってきて、世界の人々とつながりたいと思いました。世界の人々とつながると、たくさん学びがあると思います。その世界の人々とつながりたいという思いが今の私の志につながっています。
ー成長できたという実感はありますか?
今年の初め頃から「ブックシェア」というNPOを立ち上げ、その活動をもっとがんばりたいと思うようになりました。志がだんだん明確になってきますし、もっと私は世界に向けて皆とつながりたいという思いで、その志が明確になったことで夢も明確になって、参加して良かったなと思います。
ー大変だった、苦労した部分は何ですか?
いちばん難しかったのは日本語です。日本語を学習するために日本のテレビを見たり、J-POPを聞いたりたくさんしました。漢字もたくさん勉強しました。漢字は本や雑誌を読むために必要ですから、本当にがんばりました。あと私は日本に住んだことが無いので、将来日本で生活してみたいと思いました。もっと日本語を勉強してみたいです。
ー日本に興味を持ったきっかけは?
私のお母さんが日本人なんですけれども、私はずっとアメリカに生まれ育っていて、あまり日本に触れる機会が無いなと実感しています。アメリカでも見られる日本のテレビ番組もたくさんありますし、アニメとかも流行っていますし、あまり日本に行ける機会は無いんですけど、テレビや雑誌を見てもっと日本とつながりたいと思ったのがきっかけです。アニメは『ハイキュー!!』が好きです。アメリカでもすごく流行っています。
ー志プレゼンテーション大会のテーマとなったあなたの志は何ですか?
私の志は「英語の本を通してみんなに楽しい思い出と笑顔を届ける」です。本を通して世界の皆とつながりたいです。そのためにも、英語の教育、国際教育はとても大事なことだと思います。世界各地で英語、国際教育にアクセスできるようにしたいと思いますし、皆に国際教育をしてお互い理解できるようにと思っています。
ープレゼンテーションで見てほしいポイントは?
私のNPOは私の志に沿って立ち上げたものなのですが、そのNPOを立ち上げる大変さ、工夫をした点です。私はお父さんがアメリカ人でお母さんが日本人で、色んな国際勉強を小さい時からしてきました。みんなが国際教育にアクセスできるようにして、お互い理解できるように、というのが、私がNPOを立ち上げたきっかけなので、そこを聞いてもらいたいです。