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「ピクトレまちバトル in 北海道」始動 150万本の電柱が舞台、参加型インフラ点検ゲームで地域活性化へ

ステークホルダーVOICE 地域社会
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北海道電力ネットワークが協力、スマホで電柱撮影し社会貢献と報酬獲得を両立

ピクトレ
提供:Digital Entertainment Asset Pte.Ltd.

電柱の点検と地域活性化を同時に促進する、これまでにない参加型の社会貢献イベントがこの夏、北海道で開催される。ゲーム形式で社会課題に取り組む「ピクトレ(PicTrée)」が、北海道電力ネットワークと連携し、7月12日から10月12日までの3カ月間にわたり、「ピクトレまちバトル in 北海道」を展開する。

 

スマホで撮って貢献、楽しみながらインフラ点検を支援

このイベントでは、北海道全域に点在する約150万本の電柱を対象に、参加者がスマートフォンを使って撮影し、その枚数や内容に応じて報酬を得るというもの。ランキング上位者には、Amazonギフト券等と交換可能なポイント300万円相当が贈られる。

主催するのは、シンガポールを拠点に社会課題解決型ゲームプラットフォームを展開するDigital Entertainment Asset Pte. Ltd.(DEA)と、その運営会社であるGrowth Ring Grid Pte. Ltd.(GRG)。2024年にローンチされたアプリ「ピクトレ」は、すでに累計2万ダウンロードを記録し、インフラ撮影枚数は150万枚にのぼる。

 

北海道電力ネットワークも公式連携、地域課題と観光振興を両立へ

今回の「まちバトル」では、個人参加に加え、学校や企業、地域団体などによるチーム参加も可能。地元住民だけでなく、全国からの参加者を広く募り、北海道の魅力を再発見しながら、楽しみながら社会貢献できる仕組みとなっている。

ピクトレの根幹にあるのは、広大な北海道において困難とされるインフラ点検の効率化という社会課題だ。特に電柱は、高度経済成長期に大量整備され、今後一斉に高経年化による建替え時期を迎える。その点検には膨大な時間と人手を要するが、市民がゲームを通じて電柱の状態を記録することで、インフラ事業者の補完的な役割を果たすことができる。

北海道電力ネットワークも、今回の取り組みを地域振興の一助として位置づけており、公式に協力を表明。点検作業の支援に加え、広く電力インフラへの関心を喚起する狙いがある。

GRGの福田史CEOは「従来、行政や大企業が担ってきたインフラ保守の一部を市民に開放することで、新たな公共参加の形を創出できる」と語る。ゲーミフィケーションやWeb3技術を活用したピクトレは、社会実装型プラットフォームとして、今後も各地での展開が期待されている。

なお、イベントへの参加は「ピクトレ」アプリをインストールし、ユーザー登録後に「北海道シーズン」を選ぶことで可能となる。詳細や最新情報は公式サイトおよびSNSにて随時発表される予定。

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サステナブル情報を紹介するWEBメディアcokiの編集部です。主にニュースや解説記事などを担当するチームです。

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