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株式会社ワールドスキャンプロジェクト

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3D・VR・ドローンなど先端技術でSDGsを推進|株式会社ワールドスキャンプロジェクト

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株式会社ワールドスキャンプロジェクトのSDGsの取り組み
世界的なアートディレクターや映画監督、アカデミア等と連携し、最新ドローンを使った3Dスキャン技術で世界をアーカイブ化、未来にその姿を伝えることをミッションとするのが上瀧良平CEO率いる株式会社ワールドスキャンプロジェクトです。

「ピラミッドはどうやって建てられたのだろう」「海底には何があるのだろう」といった遺跡や自然環境の謎を解明する調査・研究だけでなく、ICTやSDGs教育のための教育コンテンツにも活用されています。さらに、先端産業や生活のインフラとなるロボットやドローンなどを独自に設計・開発。地球環境に優しい、最先端技術によるSDGsの達成への貢献を目指しています。

今回ご登場いただいたのは、株式会社ワールドスキャンプロジェクトの新井大和氏。同社の事業と今後の構想、ステークホルダーへの想いをインタビューしました。 

はじまりは「世界中をスキャンするプロジェクト」、3D空間を映像で再現

-「ワールドスキャンプロジェクト」はどのような事業・サービス展開をされているのでしょうか

当社は、「クオリティ・オブ・ライフ」向上のためのロボットやドローンを研究開発している企業です。

この世界に存在する、歴史上の文化財及び建造物跡、山脈や海溝などの自然環境は、人間による開発や紛争、地球温暖化などの気候変動により、日々劣化を続けています。

「ワールドスキャンプロジェクト」の最終目標は、世界中を3Dスキャンすること。考古学者、地質学者、海洋学者と協力し、未だ解明されていない世界の謎を探り、解き明かすためのプロジェクトです。これまでのように飛行機やヘリコプター、潜水艦などを使う大掛かりな測量ではなく、独自開発したドローンを活用して撮影を行い、3D空間に映像で再現。VRで視聴できるようにデジタルアーカイブすることです。立体データで保存することにより、よりリアルで正確な形を伝えられます。

現在は、主に世界遺産や自然遺産など、皆様の要望が高いものについて、身近に感じていただけるソフトを開発しているところです。エジプトのピラミッドや神殿、スペインのサグラダファミリアなど、コロナ禍や経済的な問題で気軽に訪れることが難しいような貴重な遺跡や自然に、誰でもアクセスできるような環境を整えていきたいですね。 

360度動画の先を行く3次元モデルによる3Dスキャンの技術と可能性

―聞けば聞くほどすごい技術ですが、これからの展望はどのように考えていらっしゃいますか?

当社はそもそも世界をスキャンするプロジェクトから始まった会社です。ですから、1番見ていただきたいのは3Dスキャンの技術、そこをベースとした様々なサービス、コンテンツを活用してビジネスを展開していきたいというのが願いです。

―新しい技術のため、実際に見ないとどういうものかイメージしづらいかもしれませんね。

近いものは、最近YouTubeでよく見る「360度動画」ですね。ただし、3Dスキャンはデータの質そのものが全く違います。360度動画は、パノラマで撮った写真をただ引き伸ばして貼り付けているだけです。それに対して3Dスキャンデータは、3Dモデルを3次元で作って見せています。そのまま印刷もできますし、拡大しても非常に鮮明です。違う視点からの画像をいつでも作ることができます。

最終的には、3Dゲームと同じようにユーザーが自分で操作して、自分の好きな場所から見ることができる、そうした動画を作っていこうと考えているところです。

ワールドスキャンプロジェクトの3D画像での授業風景

VRゴーグルの3D画像を活用した「ドローンで学ぶSDGs講座」の授業風景(画像提供:株式会社ワールドスキャンプロジェクト)

 

ドローンとVRを自社開発し、安価に販売・レンタル。社会的ニーズと普及率のギャップを埋める

―撮影を行うだけでなく、ドローンやVRの普及についても積極的に取り組まれ、国産の機体を開発・販売されているそうですね。

皆様のドローンやVRへの興味関心の高さと、実際の普及率の低さのギャップの部分を埋めるのが当社の狙いです。

ドローンやVRは未来がある分野です。かつてのPCやWindows95のように「これから様々な分野で活用される」という予感を感じている方も多いと思います。

しかし、現在のドローンビジネスは、中国やフランスなど世界的なメーカーが何百億円という多額の開発費をかけている事業用のものが主戦場です。当然何十万もしますし、操縦も難しいので一般の方からすると手が出ません。

Amazonなどを見ると、数千円の小さなドローンが販売されています。しかし、国産ではないので、日本の法令に準拠していないものも多いのが実際です。さらにマニュアルには日本語が一切ないものもあります。正直、手に取りづらいですよね。興味がありつつも触ったことがない方がほとんどではないでしょうか。

実は、当社の求人に応募してくださる方でも、ドローンを実際に飛ばしたことがある方は10人に1人いるかいないかです。VRも同じで、どのようなものかは知っていても、実際に使ったことがある人は多くありません。

当社のメインはコンテンツですが、いざ提供した時にそれを見られるツールが普及していなければ普及させることはできません。そこで、日本メーカーとして、日本語のマニュアルを備えた製品を作りながら展開していこうという方針です。

―採算はどうなのでしょうか。お手頃価格であれば消費者としては嬉しいですが……

正直なところ、B to Cでそれを販売しても利益はさほどありません。そこで、学校や教育関係機関に一括で販売するところから普及を試みています。VR動画を見るためのツールとして安価で提供したり、レンタルすることで、ドローンとVRゴーグルをコンテンツのプロモーションツールとして展開しているところです。

そのためには「これなら使ってみたい」というコンテンツも必要となりますので、教育現場向けのコンテンツやプログラムの開発なども行うようになりました。「ドローンで学ぶSDGs講座」はそのひとつです。

小型ドローンは手のひらサイズ

小型ドローンは手のひらサイズ(画像提供:株式会社ワールドスキャンプロジェクト)

ドローンとVRは未来への入口・まずは手に取って見てほしい

―確かに、どんなに素晴らしい技術を持っていても、まずは見て、使っていただかないと話になりませんね。

今はどんなにキレイな動画を作ったとしても、テレビやYouTubeに慣れている方が多いので、それほどインパクトはありません。しかし、動画は2次元なのに対して、VRは3次元。あらゆる角度から見られるVRであれば、動画に比べてインパクトは大きく、非常に注目していただけます。現在は普及に力を入れている企業がないので、当社が手に取りやすいプロダクトを提供することにしました。

当社として1番見ていただきたいのは、社名の通り3Dスキャンの技術です。

それをベースとした様々なサービスやコンテンツの活用から、ビジネスを展開し、より良い未来を作りたいという目標を掲げています。ドローンやVRゴーグルはその中に含まれる必要なツールなので、皆さんがもっと気軽に使うことができる身近なものにしたいと考えています。

コロナ禍で修学旅行の機会がなくなった子供たちに、ドローンでスキャンした沖縄の景色や海をVRで提供する「3次元バーチャル修学旅行」は、単に景色を見るだけでなく、ドローンのフライトや撮影の体験を行うことで活用法を考えるなど「未来」を予感させるプログラムとなっています。

ドローンやVRを使うことで「こんな未来が来るんだ」と、子供たちに期待を持ってもらえれば、こんな嬉しいことはありません。

体育館内でのドローン飛行の様子

体育館内でのドローン飛行の様子(画像提供:株式会社ワールドスキャンプロジェクト)

 

株式会社ワールドスキャンプロジェクトのステークホルダーへの感謝

 

お客様との向き合い方
株式会社BYDさん

「ドローンで学ぶSDGs講座」を共同で開発させていただくなど、当社の教育事業はBYD様なしには作り上げられませんでした。もし、井上さんがいらっしゃらなかったら、当社の教育事業はこのように早く日の目を見ることはなかったでしょう。一から事業の立ち上げにご助力いただいたおかげで、お客様である教育機関に対して、当社の事業をより良く伝えるための基盤を整えることができました。本当にありがとうございます。これからも、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 
株式会社 BYD井上創太さん|楽しいから学ぶ、誰一人取り残さない教育
株式会社BYDの記事はこちらからも読むことができます!

 

株式会社メイクブイ・ホールディングスさん

2020年1月、当社の立ち上げ時に、オフィスをどうするかという話になりました。

その時に手を差し伸べていただいたのが、株式会社メイクブイ・ホールディングスさんです。

 

「ワールドスキャンプロジェクトはこれから大きくなる会社だが、最初から立派なオフィスを構えるのはもったいない」と、配慮いただいてシェアオフィスをお借りすることになりました。その後のコロナ禍でビジネス展開が止まってしまい、求人募集もなかなかできない状況になってしまったので、あの時にお声がけいただけなかったらと思うとゾッとしますね。

 

当社の必要に応じて柔軟にオフィススペースを割り当てていただけるだけでなく、人材派遣業務もされているので、不足している人材のスポットで派遣していただいたり、アウトバンドもご対応いただいたりと、多方面にわたるご協力、非常に感謝しております。


ワールドスキャンプロジェクトのオフィスのエントランス風景

社員・家族との向き合い方
市川 泰雅さん CTO

市川さんは、エジプトのピラミッド調査に参加され、世界初のギザ三大ピラミッドの3Dデータ計測に成功した方です。その様子はTBS「日立世界ふしぎ発見!」で放映されています。

 

市川さんがいなくては、現在の3D事業が成り立ちません。

CTO/アートディレクター/ドローンパイロットの三役をこなす自身の技術もそうですしこれまで築き上げてきた多くの方々との関係性は、当社のビジネスの礎となっています。

 

現在、市川さんは月の半分は九州大学に在籍しながらも、製品開発・技術観察・調査・監査をこなすという日々です。先日は、鳥取県の沖合の海底で発見された旧日本海軍の駆逐艦『蕨(わらび)』についての探査を行っています。昨年は艦首を発見したので、今度は艦尾部分の継続調査です。

 

ビデオ撮影だけですと、薄暗くて全容がわかりづらいのですが、3Dスキャンを行うと現在のリアルな形を鮮明にとらえることができます。先日NHKでも放映していただきました。

 

市川さん自身は「スキャンが趣味」と言う方なのですが、全身全霊をかけて取り組んでいただき、頭が下がる思いです。当社のコンテンツのクオリティは市川さんの両手にかかっており、その期待を見事に果たしてくださっています。そこに感謝を伝えたいです。

ただ、いつお休みされているのか心配になることがあります。ぜひきちんと休息も取っていただきたいですね。

 

取引先との向き合い方
株式会社ナビットさん

株式会社ナビットさんには、助成金のコンサルティングでお世話になっています。

昨年のコロナ禍でビジネスは一時ストップしました。しかし、会社としては、開発資金は常に必要です。株式会社メイクブイ・ホールディングスさんが、これまでお付き合いされてきた会社さんということで、助成金を活用するために、フォローしていただけないかとお願いいたしました。本当に、いつも柔軟に対応いただいてありがとうございます。

 

九州大学 浅海底フロンティア研究センターさん

弊社CTOの市川さんと以前からつながりがあり、九州大学浅海底フロンティア研究センター センター長の菅教授には当社のスペシャルアドバイザーを務めていただいています。

 

2020年からは、「ワールドスキャン講座」として九州大学にて当社の寄付講座を開始しました。

また、当社と海底探査・スキャン技術の共同研究(W.S.Pラボ) を行っています。海底遺跡や地形の研究を、当社の3Dスキャン技術でサポートするものです。水中ドローンを使用し、駆逐船「蕨」のほかにも、沖縄の海底に眠る米軍艦USSエモンズの調査も行いました。

 

菅教授をはじめ、センター所属の学生の皆様にも、感謝を申し上げたいのは、様々な調査を手伝っていだいているだけでなく、いつも暖かく接していただいていることです。本当にありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。


 

地域社会・地球環境との向き合い方
地球環境へ

環境面におけるSDGs達成のために、当社の技術を役立てていただけると考えています。

 

現在、取り組んでいるものが2つあり、1つは再生エネルギー・自然エネルギーの分野です。

太陽光発電に使うソーラーパネルは、花粉、落葉や土などで汚れると発電効率が低下するため、定期的な清掃が必要となります。広い太陽光パネルを、人力でまんべんなく掃除するのは大変な作業量です。そこで「SOLAR SUNVA(ソーラーサンバ)」というお掃除ロボットを開発しました。作業スピードは数倍、使う水の量は約1/8に抑えられます。ロボットにより掃除を自動化することで、より多くのパネルを安価に効率的に掃除することができるようになります。つまり、発電効率が上がるわけです。発電効率を高め、SDGsの達成に貢献できる技術です。

 

もう1つは、当社の技術による海底スキャンによる貢献です。

当社の技術を使うことによって、海底の効果的な利用を促せると考えております。例えば、洋上風力発電にともなう海底ケーブルの敷設です。海底の動画を、深海特集などでご覧になった方も多いと思います。基本的に濁っていて暗く、地形まで鮮明に見ることができませんよね。当社の技術を使うことで、海底の地形を全体像から細部まで3Dデータで出力することができますので、誤認や思い違いによる地形の把握違いが発生しません。さらに、3Dプリンタで地形を印刷すれば、実際の地形を確認しながらケーブルの通し方を検討することができます。

 

また、敷設済みのケーブルのメンテナンスにも、この技術が応用可能です。例えば、ケーブルに傷がないか、劣化していないかなどをスキャンして確認できます。これまでは、ダイバーが潜って目視したり、潜水艇を使って近くまで行って、何とか濁った水の中を見たり苦労が絶えませんでした。この技術を使うことで、メンテナンスが非常に簡単になります。

 

インフラとして海底を活用し、より良い未来のために当社の技術が役立てられれば幸いです。

 

未来との向き合い方
未来世代へ

現在、まだ表には出せないプロジェクトを多数手がけています。これらの3Dデータが世に出れば当社のネームバリューも高まり「未来的なことをしているあの企業」と言われるようになるといいなと思いながら取り組んでいる最中です。

 

これからのスキャンとVRの可能性は、無限大に広がっています。コンテンツもどんどん進化するでしょう。その入口として目指しているのが、まずはいろいろな方々に「ドローンとVRの未来に触れていただきたい」ということです。当社は、未来のためにもドローンとVRを普及させる土壌を作りつづけ、たゆまぬ技術開発に取り組みます。

 

世界の謎を一つでも多く解き明かし、より良い未来を作るために、多くの未来世代の方たちに当社から生み出されたものを使っていただきたいですね。

 

株式会社ワールドスキャンプロジェクト 管理部 新井大和さん

〈プロフィール〉

株式会社ワールドスキャンプロジェクト 管理部 新井大和

【企業概要】

株式会社ワールドスキャンプロジェクト

https://world-scan-project.com/

CEO 上瀧 良平

設立:2020年1月22日

所在地:東京都新宿区西早稲田2-18-23 スカイエスタ西早稲田 2F

事業内容:ロボット、ドローン、その他関連製品の研究開発、設計、製造、販売、輸出

 

株式会社ワールドスキャンプロジェクトのSDGsへの取り組み状況

World Scan Project は、ホームページで、SDGsへの取り組みを以下のように宣言しています。

最先端技術を搭載したロボットやドローンを開発・量産しSDGsの達成に貢献していきます。

ワールドスキャンプロジェクトは産業用自動化機器メーカーとして、これからの産業や生活にとって重要となるロボットやドローン、その他関連製品を設計・開発する事業を日米で展開しています。

また、自社開発のドローンや3Dスキャンロボットを使って遺跡や自然環境の調査解析とデジタルアーカイブを行っており、それらのデータを活用したICT教育・SDGs教育用のアプリ開発にも取り組んでいます。

 

SDGs with ROBOTS & DRONES

SDGsロゴ

株式会社ワールドスキャンプロジェクトは、先端技術でSDGsを積極的に推進しています。(coki編集部)

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