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株式会社アイ・シー・ジー

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建築でお客様の心の原風景と未来を繋ぐ|アイ・シー・ジー廣瀬直樹代表が語るステークホルダーへの思い  

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株式会社アイ・シー・ジー廣瀬直樹氏

淘汰が激しい建築業界。群雄割拠の東京近郊で数十年にわたり顧客から信頼を獲得し続けるには圧倒的な強みが必要です。株式会社アイ・シー・ジーは、千葉県浦安市の建築設計会社。一般社団法人日本インテリアコーディネーター協会会長でもある廣瀬直樹氏が22年前39歳で中堅ビルダーから独立し、設立した会社です。以降、お客様が求める心の原風景と未来の暮らしを繋ぐ理想の住空間を追求し、高い評価を獲得しています。

日本インテリアコーディネーター協会会長として業界の発展に力を注ぎ、建築業界との橋渡し役としても貢献している廣瀬氏。精力的な活動の原動力は「いただいた信頼以上のものをお返したいと思う『ギブ・アンド・ギブ・アンド・ギブ』の精神」と語ります。今回は廣瀬氏が大切にするステークホルダーへの思い、事業活動を通じた社会貢献のあり方と未来世代への思いについて伺いました。

「お客様の思いを実現する家づくり」を目指して独立を決意、39歳で建築設計会社を設立

――株式会社アイ・シー・ジーの事業についてお聞かせください。

22年前(1999年)に会社を興し、新築住宅の建築設計・リフォームを中心に店舗・オフィスやホールの設計・改修なども手がけています。当社が手がける住宅は、お客様へのヒアリングに始まり、設計図面、施工図面、工事の開始から終了まで私自身が1対1でお客様に向き合い、一貫した住まいづくりを行います。また、建物だけではなく、インテリアまでを含めた住空間を提案しています。全国のインテリアコーディネーターとの連携により、最適なプランがご提案できますので、よりお客様に満足いただける住まいを提供することができると自負しています。

―株式会社アイ・シー・ジーの社長であり、経営に関する業務も多い廣瀬さんが一貫して家づくりに携わるのは大変なことだと思います。そのようなポリシーを貫く理由を教えてください。

そもそも起業したのは、それまでに関わっていたハウスメーカーの住まいづくりに疑問を持ったことがきっかけです。すべてがパターン化されていて、家を建てたいお客様の希望を営業マンがヒアリングし、その内容を設計担当が聞いて作った設計図とメーカーの仕様書だけで、お客様は何千万円もの契約をすることになります。素人にはまったくイメージできない図面で、最初のヒアリングがきちんと反映されているかどうかもわからない。そして施工に進み、現場監督、工務店、職人と降りていく形で家づくりが行われていきますが、その間は伝言ゲームのように進んでいくので、完成した家を見たお客様が「思っていたものと違う」というケースは珍しくありません。そういう仕事に関わり、「こういう家づくりは続けたくない」と強く思いました。

――何千万円も支払う家を伝言ゲームで作られるのは恐ろしいですね。運よく気に入った家ができればいいのでしょうけれど。

お客様のイメージとのずれをなくすには、いちばん最初にお客様にヒアリングした人が実際に作業を行う職人さんに伝えるところまで一貫して行うことが必要です。そのためには、自分で会社をやるしかない、と独立を決意しました。実際に自分で最初から最後までお客様に向き合うと、お客様の嗜好や生活スタイル、家族の歴史などがわかってきます。そこからその方に合った住まいの形が見えてきて、アイデアが浮かんでくる。それをひとつずつお客様に提案してすり合わせしながら家づくりをし、イメージ通りの家ができたと喜んでいただけるのは建築士としてかけがえのない喜びです。

アイシージーの建築実例(1)

お客様の心の原風景を見極めた家づくり(画像提供:株式会社アイ・シー・ジー)

 

コンセプトは、その方の「原風景」を反映した家づくり

――建築の工法や素材などにこだわりや、家づくりにおいて大切にしているテーマやコンセプトを教えてください。

これは、お客様次第になりますが、できるだけ自然素材を使用したいと考えています。樹脂素材などは経年変化で劣化していきますが、自然素材の場合は風化することで味が出てきます。年月を経るにしたがい、いい味が出てきて価値が上がるという、経年美化という自然素材ならではの本来の価値が生まれるんですね。

また、住まいという空間の中で、施主とご家族がどういう状況なら安心して長く暮らせるかを考えていくと、自然素材に行き着くことが多い。暖炉や薪ストーブの炎に心が安らぐのも、人が自然の中で暮らしていた時代の深い記憶に繋がるからですよね。建築で自然素材を使いこなすのは難しい面もあるのですが、お客様のためにも、できる限り自然素材にこだわっていきたいですね。

大切にしているのは、その方の「原風景」をいかに家づくりに反映させるかということ。最近リフォーム工事が完了した60代後半のお客様の何十年も住まれた家のケースでは、リフォームプラン全体のバランスでみると大黒柱が邪魔になり、見た目を優先すれば位置を変えるのが妥当でした。でも、その大黒柱には子どもさんが小さい頃に身長を刻んだ跡があり、家族の大切な想い出になっている。そこで大黒柱を残したままの設計プランにしました。

リフォームした家には子どもさんの家族がやってきて、お孫さんが「自分も印をつけたい」と言う。30年以上も住んできた家には、その家族ならではの大切なものがあり、それが家族の「原風景」になっているはずです。もしかして依頼主が気づいていないかもしれないその「原風景」を見極めて、未来に繋げるのが私たちの仕事だと思っています。

――その方の原風景とリフォーム後の暮らしをどう重ね合わせるかということですね。その家のオンリーワンのものを大切にしていく、素敵な考え方だと思います。

 

インテリアコーディネーター協会の活動に汗を流し、幅広い人脈を築く

―廣瀬さんは、日本インテリアコーディネーター協会の会長をされているそうですが、会長に就任された経緯を伺わせてください。

私自身は建築設計が専門ですが、30数年前にインテリアコーディネーターという職種が誕生した時から関心を持ち、5期生という黎明期に資格を取得しました。そもそもインテリアコーディネーターに興味を持ったのは、家づくりをトータルに考える中でインテリアの専門知識の必要性を痛感したことにあります。

居心地のいい住まいには、内装や設備の色や素材などインテリアの要素は不可欠です。当社では、お客様との打ち合わせでインテリアのイメージと予算を確認し、そのイメージに最適な外部のインテリアコーディネーターを起用して、建物づくりと同時進行で進めていきます。

協会の仕事は、コーディネーターの資格を持つ仲間7、8人とインテリアの勉強をするクラブを作り、浦安で活動を始めたことがきっかけです。そこから千葉県全体での活動、さらに全国をカバーする日本インテリアコーディネーター協会へと発展し、2020年に三代目として会長に就任しました。国民健康などの社会保険の整備や賠償責任保険など、インテリアコーディネーターがフリーランスとして活動できる最低限の生活を支えるための基盤整備に力を入れてきました。

30年近く報酬をいただかないボランティアの形で協会の活動に関わってきましたので、同士ともいえる数多くのコーディネーターのネットワークができました。そういったネットワークがあることで、お客様により満足いただける住まいを提供できるのは当社の大きなアドバンテージです。

無垢材など自然素材をふんだんに使った落ち着きのある内装

いただいた信頼にはそれ以上のものを返す。「ギブ・アンド・ギブ・アンド・ギブ」が身上

―インテリアのお話も伺い、そこまで考えてくれる会社と巡り会えたお客様は幸せだと思います。お客様は、どのような経緯で御社に依頼することが多いのでしょうか。

この業界は相見積もりが当たり前ですので、複数の会社から見積もりを取り、比較検討した結果当社に依頼してくださるお客様もいます。一方で、日頃から当社の仕事を見てくれていたり、地域の評判や口コミで当社のことを知り、「この仕事はあなたにお願いします」と指名されるお客様も多くいらっしゃいます。

すべてのお客様に真摯に向き合い、家づくりに邁進しますが、「あなたに任せたい」と言ってくださると、建築士冥利に尽きるというか、やはりうれしいものです。どんな仕事でもそうだと思いますが、仕事は信頼関係の上に成り立っていますから、絶対的な信頼をいただくと意気に感じ、それ以上のものを返さないといけないという強い気持ちが湧きあがります。

最近気づきを深めたのですが、世の中はギブ・アンド・ギブ・アンド・ギブなんですね。ギブ・アンド・テイクでもウイン-ウインでもない。人間は、ギブしてギブしてギブしていたら、ギブされた人は必ず返してくれるものです。

日本の昔の近所づきあいでは、「今日いただきものがあったから食べてね」と持っていくと、今度は相手が「うちで煮物を作ったから食べてね」と持ってくる。これはギブ・アンド・テイクではなく、ギブ・アンド・ギブなんです。また、ギブしたことが偶然戻ってきたりもします。信頼ってそういうもので、お客様にしてもインテリアコーディネーター協会の仲間や協業会社の方々とも、そういう関係で成り立っています。

当社が創業した22年前は浦安にも個人経営の建築・リフォーム会社は結構あったのですが、大手企業系や不動産系のリフォーム会社が進出し、今ではほとんど残っていません。当社と2社くらいでしょうか。お客様をはじめ、さまざまな方の信頼をいただき、信頼以上のものを返せるよう努力しながらやってきたことで、ここまで続けられたのだと思います。今後も感謝の気持ちを持って、家づくりを行っていきたいですね。

 

株式会社アイ・シー・ジーのステークホルダーへの向き合い方

お客様への感謝

――20年以上に及ぶ社歴の中で、数多くのお客様との出会いがおありだと思います。その中でも印象的なお客様、とくに感謝を伝えたいお客様についてお聞かせください。

お客様との向き合い方
株式会社アップリーチ CEO・代表取締役の原康則さんへ

たくさんいらっしゃいますが、浦安市でシステムアプリの開発や社内システム化のコンサルなどを行う株式会社アップリーチさんについてお話ししたいと思います。当社ではアップリーチさんのオフィスの設計・施工を担当させていただきました。同じエリアで事業を営む縁で同社のCEOで代表取締役の原康則さんとは旧知の仲でしたが、直接お仕事で関わるのは初めてです。ですが、最初から信頼してオフィスづくりという大切な仕事を任せてくださいました。

 

原さんには私の設計コンセプトを非常によく理解していただき、林檎の擬木を入れさせてもらい、オフィスのメインに置きました。当時アップリーチさんは社員6・7人の小さな会社だったのですが、擬木につける林檎の模型を30個用意し、「新しく社員が入ったら、林檎を木につけてください」と。自分でつけた林檎が木になっているのがいつも目に入ることで、社員の励みになるし、取り外すのは淋しいから辞めよう、とはならない。

 

また、社員が帰宅後、社長がひとりオフィスに残り今後の事業展開に思いをはせる時なども、その林檎がなっている木を見ていたらいいアイデアも浮かぶかもしれない。そういうコンセプトをお話したところ、社長も賛同してくださいました。現在、林檎は10数個になっていて、最初に用意した30個になったら会社が次のステップに進むことになります。

 

設計デザインはかっこよくするのは当たり前で、そういう心の部分をご理解いただけるお客様がアップリーチさんです。「いつか珠玉の林檎を山ほどつけたい」。そんな仕事のパワーの源泉に繋がる原風景やストーリーを形にするのが空間デザインなんです。

 

――ただきれいなものではなく、お客様が思いをはせられたり、それによって力が出たり。単なる空間を超えたものということですよね。アップリーチさんへ改めて感謝の思いを伝えるとしたら、どんな言葉になるでしょうか。

 

さまざまな業界で自ら新たな領域を発見して事業を生み出していくイノベーターと呼ばれる方々がいますが、まさにアップリーチの原さんもそういう方です。事業領域は広く、IT系を広範にカバーしていますが、最近では検温や体調管理アプリとWebシステムの「Metell ミテル」というサービスを開発されています。

 

社員が体温を測るとアプリで自動的に企業内に情報が共有され、社員の体調管理に役立てることができますから、コロナ対策にも非常に有効です。そういう新しい発想をお持ちの方とお話しするのはとても楽しく、一緒にお仕事をさせていただけるのは格別ですね。そういった方に全面的に信頼していただき、大切なオフィスづくりを任せてもらえるのは本当に感謝です。

 

原さんのアイデアと行動はとにかく素晴らしく、どんどん前に進んでいく姿は頼もしい。原さんには、「世界征服はいつ?」(笑)と聞いてみたいですね。

 

―お互いにインスパイアされるお客様がいらっしゃるのは素晴らしいですね。他にもそのようなお客様はいらっしゃるのではないでしょうか。

「こころの風」さんへ

すべてのお客様に感謝を申し上げるのはもちろんなのですが、最近同じように刺激をいただいている会社として、千葉県市川市の葬祭会社「こころの風」さんがあります。現在、病院をセレモニーホールに改修する工事を当社が受託しており、ご葬儀について学ばせてもらっています。

 

「こころの風」さんでは、家族葬なども手がけており、ご葬儀のお返しを地元千葉の特産のハチミツやお茶などから選ぶことができます。さらにナチュラル×フューネラルというブランドの「未来に投資する仕組みづくり」と提携し、お返しの金額の数%を子どもや自然環境をテーマにしたNPOに寄附することができます。この仕組みに賛同し、仕事を引き受けることになりました。

 

よくある定番ものではなく、地元の産品を返礼品にすることで、亡くなった後に地元貢献ができる。また、寄附によって苗木が植えられたり、子どもが健やかに育っていくという好循環が生まれます。お葬式が終わった後も、その方が亡くなったことが未来に繋がっていく。一般的にお葬式は淡々と行われるものが多いように見受けますが、本来葬儀とはそういうものではなく、ひとりの人が亡くなったことで残るもの、繋がるものがある。そういう気づきをもたらしてくれる仕事はこちらも心が豊かになります。

 

このような出会いがあるからこそ、私たちもより多くのお客様に心が豊かなものを提供できる、そういう好循環に繋がっているように思います。「こころの風」さんには、「次、何をするの?」と聞いてみたいですね。次はどんな世界を見せてもらえるのか。起業家としての未来を今から楽しみにしています。

こころの風の家族葬と寄付の仕組みの図

葬儀後も「いのち」が地元や未来に繋がる「こころの風」さんの葬儀

 

サプライヤーへの感謝

――一般社団法人日本インテリアコーディネーター協会さんは、廣瀬さんが会長を務めていらっしゃいますが、協会所属のインテリアコーディネーターともお仕事をされていますので、サプライヤーという側面もあると思います。取引先ついての思いをお聞かせください。

 

取引先との向き合い方
一般社団法人日本インテリアコーディネーター協会さんへ

日本インテリアコーディネーター協会には、感謝してもしきれないほどの感謝があります。先ほどお話ししたように今から30年以上前に、まだインテリアコーディネーターという資格の認知度がなかった頃、浦安のインテリアコーディネーター仲間との活動からスタートし、千葉全体の協会の設立、さらには日本インテリアコーディネーター協会へと発展しました。まさか浦安で有志の勉強会として始めた活動が、日本全体の協会にまで発展することなんて考えてもみませんでした。

 

インテリアコーディネーターの多くはフリーランスです。かつてはいまほど社会的に認められる存在ではありませんでした。インテリアコーディネーターの普及・啓発活動、勉強会、地位向上などにボランティアで取り組み、共に汗をかいてきました。それが、何にも代え難い人と人の結びつき、強固なネットワークに繋がっているのです。初代会長、二代目会長にも多くの学びをいただいた。業界に貢献できていることも仕事上のメリット以上に、自分自身の心の支えになっています。

職人さんへ

当社では、左官や電気工事、屋根工事など約30の下職の職人さんや会社に仕事を委託しています。おつきあいのある職人さんは創業時からの方ばかりで、入れ替えがなく、安心してお任せできるのは本当にありがたいことです。

 

家づくり・リフォームの現場は、さまざまな職人さんがプロの仕事をしてくれることで成立します。感謝とともに今後も末永くおつきあいいただけるよう、お願いします。私がお客様の問題を何とか解決して差し上げたいと思って仕事を引き受けてくるものですから、下職さんなど各方面にご無理を承知でお願いせざるを得ないことがあります。それでもご都合を何とか調整いただきお引き受けくださる皆さまに、この場を借りて心より感謝申し上げます。

 

また、積極的に営業するのが苦手な若いインテリアコーディネーターには、少し背伸びをした仕事をご依頼することがあります。私としては、できると思うからお任せしているわけですし、そうした仕事で実績を積むことで、力を伸ばして差し上げることもできる。

 

ある意味、そういった私のわがままにお付き合いくださっているとも言えますので、この場を借りて日頃からの感謝をお伝えしたいと思います。

社員とご家族への感謝

社員・家族との向き合い方
近藤さんへ

弊社を支えてくれているのが入社10年目の社員の近藤さんです。近藤さんのおかげで、私はわがままに仕事をさせてもらっています。私は近藤さんに仕事を渡したら、すぐ現場に飛んでいってしまいますので、「たまには事務所にいてよ」と思われているのではないかな。私の下手な字を解読しながら、きっちりとした書類を作ってくれます。いつも、本当に感謝しています。後10年は会社をやっていくつもりなので、どうかあと10年は頑張ってください! とお願いしています。

家内へ

私が独立してから、いちばん迷惑をかけているのは家内ではないかと思います。最近もいろいろと怒られることも多いけれど(笑)、旅行にもなかなか連れて行ってあげられないですし。それでも20年も見捨てずに一緒に生活してくれていますので、本当に感謝しています。

 

地域社会への思い

――浦安エリアを中心に事業を行っていらっしゃる御社ならではの地域への思いを聞かせてください。

地域社会・地球環境との向き合い方
浦安ライオンズクラブさんへ

浦安ライオンズクラブの会員として社会福祉活動やチャリティイベントなどの活動をするなど、微力ながら地域社会に貢献しています。ライオンズクラブには、人との出会いや繋がりなど、多くのものを与えていただきました。そのご縁に感謝を伝えたい気持ちが強いですね。

丸正商事株式会社 代表取締役の内田千尋さんへ

ライオンズクラブの会員になるきっかけを作ってくださった浦安市の不動産会社「丸正商事株式会社」社長の内田千尋さんは、私がメンターと仰ぐ方で、現在88歳の男性です。

 

内田さんがいつもおっしゃっているのは、「企業としてはしっかり利益をあげることが大事」ということ。お客様に仕事をいただいて生まれた利益は、そのお客様に直接はお返しできない。だから、お客様が住んでいる地域に貢献できるように利益の一部を還元するのがよい。それがお金であっても、奉仕活動であってもよい。このような循環を生み出すためにも、企業は存続しなければならず、そのためには利益をあげ続けることが大切、ということです。ライオンズクラブでの社会活動も地域貢献のひとつの形なのですね。

 

「企業は社会貢献のために持続的な経営をしていくことが大切」という言葉はとても重く、また、会社経営で悩むことがあった時にも常に励まされています。その言葉を大切にしながら自分なりのやり方で地域に貢献していきたいですね。

未来世代への思い

シニア世代のペットの民事信託の仕組みも創設も検討

ペットの未来も見据えた家づくりが大切(画像提供:株式会社アイ・シー・ジー)

未来との向き合い方

未来のシニア世代に役立つこととして、高齢者が家族の一員として飼っているペットの民事信託業務を考えています。我が家は犬を4頭飼っているのですが、友人の女性が突然死し、飼っていた犬の引き取り先を巡って親族間でもめるという出来事もあり、我が家も私と妻がいなくなった場合の犬たちの引き取り先を考えておく必要を痛感しました。そこで調べたところ、外国ではペットに財産を残し、飼い主の死後にペットを託す後見人と、きちんと世話をしているかを監督する人とを指定することができるんです。日本の場合、ペットに財産は残せませんが、生前に財産などを委託・管理する人を決める「民事信託」という制度を使い、同様のことができれば、と考えています。

 
 

そういうシステムがあれば、シニアになってもペットと一緒に暮らすことができ、毎日の暮らしに張りが出ますし、認知症予防も期待できます。さらには、引き取り手のいないペットを最後までお世話にする施設を作りたいと思っています。きちんとした仕組みにするためにルールを作り、財団法人を立ち上げることで社会に認知される制度にしていきたい。このようなルールが今の日本にままだありません。過去の慣例や商習慣にとらわれず、新しいしくみをつくっていかなければなりません。

 

かつての日本にはこういう文化があったはずなのです。こういった構想は、「こころの風」さんが行っているご葬儀を知り、自分の亡き後のことについて考えるようになったこともきっかけとなっています。今はインテリアコーディネーター協会の会長職で多忙ですが、数年後に会長職を後身に譲った後に取り組みたいと思います。あと10年仕事をするなら、ぜひこういう未来に繋がる取り組みをしていきたいですね。

 
株式会社アイ・シー・ジー廣瀬直樹氏

<プロフィール>

廣瀬直樹

株式会社アイ・シー・ジー代表取締役。1960年生まれ。中堅ビルダーの建築士を経て、1999年株式会社アイ・シー・ジーを設立。2020年より一般社団法人日本インテリアコーディネーター協会会長

<企業概要>

株式会社アイ・シー・ジー

http://www.icg.co.jp/

〒279-0041 千葉県浦安市堀江1-11-1-1F
設立:1999年
電話番号/FAX  047-304-5207/ 047-304-5208

 

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