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一般社団法人公益資本主義推進協議会

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地球益のためPICCと歩む興亜商事|困難だからこそSDGsに挑戦する

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興亜商事株式会社 代表取締役 奥村雄介さんto公益資本主義推進協議会(PICC)
国境を越えて「地球益」に貢献する。興亜商事株式会社 代表取締役 奥村雄介さんは、一般社団法人公益資本主義推進協議会(PICC)に所属し、公益資本主義に基づくより良い社会、地球環境を守る仕組みづくりを目指しています。2022年に設立70周年を迎える再生資源の回収事業などを手掛ける当社は、なぜ、カンボジアのごみ問題の解決支援など、SDGsなどグローバルな社会課題の解決にチャレンジをすることができるのか。そのきっかけになったのが、PICC大久保会長との出会いです。今回は、奥村さんとPICCとのつながりの経緯や、PICCに対する想いについて伺いました。

PICC大久保秀夫会長からの感謝の言葉

──まず、PICCの大久保秀夫会長からの感謝の言葉を紹介します。

興亜商事株式会社 代表取締役 奥村雄介さんへ

代表の奥村さん、この方は大変素晴らしい方です。私と一緒にカンボジアへ訪問した時に、分別が一切されていないごみ処理の現状を見ました。愛知県で再生資源の回収などの事業を展開している奥村さんは、これでは「地球益」にならないと考えました。

 

そこで、なんと彼はカンボジアに単身で渡り、現地の大人にはカンボジアからごみ山をなくすというビジョンを語り、子どもたちには環境教育を行ったのです。志だけで行った取り組みだったので、当然無償のボランティアでした。その姿に、独立行政法人国際協力機構(JICA)、カンボジア政府、ひいては国連も感銘を受け、今ではさまざまな政府系機関からの支援を受けて本業のごみ処理でも業績を伸ばしています。さらに今では興亜商事さんの社員も、そういう奥村さんの姿を見て奮起し、カンボジアへ行って事業を手伝うようになったのだそうです。
 
PICCのビジョンでは「地球益」に貢献することをうたっています。口で言うことは簡単ですが、それを実行することは極めて難しい。奥村さんは、名古屋市とカンボジアを行き来しながら、それを見事に実現しています。カンボジアのごみ問題を解決するだけではなく、現地で雇用も生み出しています。これには頭が下がります。
 
まさに、ステークホルダー全体への貢献を実践している最たる事例ではないかと思います。

 

公益資本主義実践協議会大久保会長
一般社団法人公益資本主義推進協議会大久保秀夫会長の記事はこちらからも読むことができます!

 
カンボジアのごみ最終処分場

カンボジアのごみ最終処分場(画像提供:興亜商事株式会社)

PICCの歴史と共に歩み、社会をより良くしていく一員に

ありがたい言葉をありがとうございます(笑)。

 

──大久保会長とは、いつ頃からのご関係なのでしょうか。

私は、王道経営塾の前身である大久保秀夫塾の1期生です。第1期が2011年ですので、10年ほど前からになります。その時から公益資本主義が目指す正しい在り方と王道経営を、大久保会長から学んでいました。その経緯があって、PICCを立ち上げる時に、私も共感して「一緒に参加させてください」と申し出たのです。

──御社や奥村さんにとってPICCとはどのような存在ですか。

1つ目は、自分が進めている経営の方向性が正しい在り方になっているのかを確認する場だと思っています。

2つ目は、すてきなメンバーがたくさんいますので、刺激がいただける場だということも、自分にとってはPICCの存在価値になっています。

3つ目は、自分には能力もなければ限界もあるので、自分だけでは社会のためにできないことがたくさんあります。しかし、仲間たちが先駆けて社会のためになることを実現してくれています。その素晴らしさを共有して、疑似体験できる場であるということです。

4つ目は、PICCは経営の師である大久保秀夫会長が命を懸けている場所です。私は、それがどのように変化をし、どのように社会に存在価値が認められていくのか。その過程を大久保会長と共に歩み、社会をより良くしていくための一員になれる、それがPICCでの活動です。

──PICCに対する想いや、期待することがあればお聞かせください。

「途上国に向けて支援をしなければいけない。中小企業の経営者も途上国に行くべし」という活動方針がきっかけとなって、弊社は大きな一歩を踏み出すことができました。今、弊社がカンボジアで事業を進めることができるのは、大久保会長とPICCのおかげなのです。

また、PICCの成長と共に私自身も成長できます。長い期間にわたって、活動を実践していく過程を見守ってくださり、そして、評価していただける場でもあります。

個人的には、PICCには素晴らしい取り組みをしている会員がたくさん参加されていますので、もっと個人的に応援できるような仕組みを作りたいですね。本業を通じて社会貢献をすることが経営者の役目ですから、素晴らしいことをしている仲間を応援したいのです。そのような意味でも、感謝の気持ちはもちろんなのですが、もっと自分が率先して活動をしなければいけないという反省点のほうが多く、これからは事業を通じて範を示していければと思っています。

「地球益」のために、SDGsに困難だからこそ挑戦する

──御社の事業と、今後取り組んでいきた活動についてお伺いできますか。

興亜商事株式会社は、1952年の設立以来、古紙のリサイクル事業を中心として地域社会に貢献してきました。2022年の設立70周年を機に、社名を「アスノワ」に変更する準備を進めています。

興亜商事のビジョンである、「アスノワ(EARTHNOWA)」で、「地球(Earth)」と「明日」、循環の「環(わ)」・仲間の「輪」・平和の「和」を目指すという意味です。多くの仲間たちと社会課題の解決にチャレンジをして、豊かな地域、公益資本主義に基づく新しい社会、地球環境を守る仕組み作ることが目的です。

ミッションは、「地球を救うヒーローになる」です。SDGs目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」の実現に向けて取り組むのが、まさに興亜商事の存在価値だと言える会社にしていきます。

主な活動は、まず、ごみを減らすことやリサイクルを推進する活動。これまで、愛知県とその周辺地域でごみ・廃棄物・リサイクル資源の回収事業に70年間携わってきました。

次に、多くの耕作放棄地をお借りして、障害者さんと一緒においしい野菜を作る取り組みにチャレンジしています。耕作放棄地の問題解決と、福祉が抱える社会課題を組み合わせて、おいしい野菜を作る取り組みは4年目になります。

さらに、障害者と共存する社会をつくりたいと思い、2018年に障害者を支援する特定非営利活動法人(NPO法人)オークン・チュランも設立しました。「オークン・チュラン」とはクメール語(カンボジアの言語)で「最上級のありがとう」という意味です。

2014年からは、カンボジアでのJICAのプロジェクトも進行中です。カンボジアで国連開発計画(UNDP)とのつながりで、日本でもSDGsを普及していく活動にもチャレンジをしています。

もう一つ、2020年12月から「NGUラブリッジ名古屋」という女子サッカーチームの運営です。「なでしこリーグ」3部の所属チームでしたが、2021年から1部昇格が決まり、女子サッカープロリーグ「WEリーグ」への参入に向けて、株式会社LOVELEDGEの取締役に就任しました。

──奥村さんの行動力には驚かされます。その原動力は一体何なのでしょうか。

実現が難しいと言われることにチャレンジするのが大好きなのです。

大久保会長にも「カンボジアでの廃棄物事業は難しい」と言われ、多くの方からも「絶対に無理だ」と言われるぐらい困難な課題がたくさんありました。私は、そう言われると、余計にチャレンジしたくなってしまうのです(笑)。

興亜商事株式会社 「アスノワ」奥村雄介

<企業情報>

興亜商事株式会社

(2022年4月11日、「アスノワ」に社名変更予定)

https://earthnowa.com/

代表者:奥村雄介

設立:1952年4月11日

所在地:愛知県

アスノワロゴ

興亜商事は地元愛知県女子サッカーチームのNGUラブリッジ名古屋を応援しています!

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WRITER
サイエンスジャーナリスト
小林 浩
このライターの記事一覧

1964年生まれ、群馬県出身。国立群馬高専卒。専攻は水理学と水文学。卒業後、日刊紙『東京タイムズ』をはじめ、各種新聞・雑誌の記者・編集者を務める。その後、映像クリエーターを経て、マルチメディア・コンテンツ制作会社の社長を6年務める。現在は独立し、執筆と映像制作に専念している。執筆は理系の読み物が多い。 研究論文に『景観設計の解析手法』、『遊水モデルによる流出解析手法』、著書に科学哲学啓蒙書『科学盲信警報発令中!』(日本橋出版)、SFコメディー法廷小説『科学の黒幕』(新風舎文庫、筆名・大森浩太郎)などがある。

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