春の花粉で頭皮が荒れる？VITALISMが季節性トラブルに着目したキャンペーンを開始

株式会社ヘアジニアス・ラボラトリーズは、同社が展開するトータルケアブランド「VITALISM（バイタリズム）」において、2025年4月21日から23日までの3日間、公式LINE長期登録者を対象とした限定キャンペーンを実施すると発表した。

本キャンペーンは、春の季節特有の頭皮不調――とくに花粉によるかゆみやフケといった“頭皮のゆらぎ”に悩む消費者に向けて、優しい洗浄力と高保湿成分を備えたシャンプーやスカルプトニックを体験してもらうことを目的としている。

対象者にはアンケート回答後、抽選でスカルプケア製品やオリジナルグッズが当たるほか、外れなしの10％割引クーポンも配布される。人気製品であるスカルプシャンプー＆コンディショナー（500ml）、スカルプトニック（150ml）は、頭皮の潤いを守りながら不要な皮脂や汚れをオフし、植物成分でかゆみやフケを抑える処方が特長とされる。

他社と一線を画す「ゆらぎ肌」向け処方とLINE継続者限定の戦略とは

この時期特有の「花粉による頭皮トラブル」にフォーカスしたキャンペーンは、業界内でも異例である。一般的に花粉対策は肌や鼻、目といった部位に集中しがちだが、VITALISMは“頭皮もまたバリア機能が揺らぐ敏感な場所”と定義づけ、スキンケアと同様に「守るケア」の必要性を強調する。

さらに、同社はシリーズ累計販売本数258万本を超える実績をもとに、使用者の継続率と満足度の高さに裏打ちされた商品開発を行っており、ドラッグストア大手のドン・キホーテにおけるスカルプシャンプー部門では2年連続で売上1位を記録している。

キャンペーンの構成にも工夫が見られる。継続ユーザー向けの特典提供により、単なるプロモーションにとどまらず、ブランドの信頼性やロイヤルティ向上にもつながっている。

「健康な髪は健康な頭皮から」VITALISMが貫く植物由来×頭皮科学の開発哲学

VITALISMの製品開発は、東京・表参道に拠点を置く頭皮ケア専門クリニックの知見を基盤に進められている。「健康な髪は、健康な頭皮から」という理念のもと、髪と肌の両方に配慮した処方設計を徹底しており、男性用・女性用の違いにとどまらず、成分レベルでの最適化が図られている。

特に注目されるのは、17種の植物由来保湿成分や、天然キトサン、アロエベラ葉エキス、キハダ樹脂エキスといった自然素材を軸に構成される独自ブレンドである。これにより、花粉や乾燥によるバリア機能の低下を補い、健やかな頭皮環境を持続的に支える処方となっている。

キャンペーンから見える、ファンベースを活かしたサステナブル経営のヒント

VITALISMの事例は、季節ごとの外的要因にあわせた「消費者の生活リズムに寄り添う商品設計」の成功例として注目に値する。春の不調をただ乗り越えるのではなく、製品を通じて“予防と習慣化”を提案する姿勢は、同業他社にとっても有益な示唆を含んでいる。

また、公式LINEの長期継続者限定というファンベース型キャンペーンも、短期的な販促施策にとどまらず、LTV（顧客生涯価値）の最大化を見据えた戦略として評価できる。単なるプロモーションではなく、継続的な接点の構築を重視するスタイルは、サステナブルなブランド成長を目指す企業にとって今後の参考モデルとなり得るだろう。