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さくらインターネット、全社員に特別賞与30万円支給 業績好調で社員のモチベーションも好調へ

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さくらインターネット、全社員に特別賞与30万円支給
DALL-Eで作成

クラウドサービスを手掛けるさくらインターネットは、2025年3月期の業績好調を受け、全社員を対象に特別賞与を支給すると発表した。正社員・契約社員には一律30万円、アルバイトにも3万円を支給する。総額約2.57億円にのぼるこの決定は、従業員の貢献に対する感謝とモチベーション向上を目的としたものだ。同社は今期、売上高310億円(前年比42%増)、純利益21億円(同222.2%増)と過去最高の業績を見込んでおり、好調な業績を社員に還元することで、さらなる企業成長を図る。

業績好調を背景に特別賞与を支給

さくらインターネットは2月21日、特別賞与の支給を決定したと発表した。対象となるのは、正社員、契約社員、嘱託社員に加え、アルバイトも含まれる。正社員・契約社員・嘱託社員には一律30万円、アルバイトには一人あたり3万円を支給する。

特別賞与の支給は、2024年4月1日から2025年3月31日までの勤務日数・時間数に応じて計算される。また、この特別賞与の総額は約2億5700万円にのぼり、すでに1月31日に公表した通期業績予想に織り込み済みだ。

過去最高益を達成、成長を続けるさくらインターネット

同社は2025年3月期の連結業績予想を発表しており、売上高310億円(前年比42%増)、営業利益34億円(同284.4%増)、純利益21億円(同222.2%増)と、いずれも過去最高を記録する見通しだ。この業績の大幅な伸長には、生成AI向けクラウドサービスの成長が寄与している。

特に、生成AI(人工知能)関連の需要が急拡大する中、さくらインターネットは新たな大口案件を獲得。業務提携先の米エクイニクスと連携し、クラウドインフラの強化を進めている。2024年12月に稼働を開始した新サーバーの導入も、売上増加の要因となっている。

社員への還元でモチベーション向上を狙う

さくらインターネットは、企業理念として「やりたいことをできるに変える」を掲げ、従業員の成功(エンプロイーサクセス=ES)と顧客の成功(カスタマーサクセス=CS)を両立させることを重視している。今回の特別賞与の支給も、この理念に基づく施策の一環だ。

同社は「この成果は従業員各位の貢献のたまものであると考えております。従業員に一定の還元を行い、モチベーションを向上させて、更なる企業成長への機運およびコミットメントの醸成に繋げるため、特別賞与を支給することにいたしました」と説明している。

特別賞与の支給により、社員の士気が向上することで、さらなる業績向上に寄与することが期待される。

特別賞与の詳細と今後の見通し

今回の特別賞与は、すでに2025年3月期通期決算において人件費として計上する予定だ。費用計上額は約2億5700万円となる。

さくらインターネットの好業績は、今後も続くと見られる。同社は、今後の成長戦略としてクラウドサービスのさらなる拡充と、AI関連事業の強化を掲げており、新規サービスの展開を視野に入れている。

業界全体が生成AIやクラウドインフラの強化に向かう中、さくらインターネットの競争力向上に期待がかかる。社員への還元を積極的に行い、モチベーション向上を図る姿勢が、同社の成長をさらに後押しすることになりそうだ。

まとめ

さくらインターネットは、2025年3月期の業績好調を受け、全社員を対象に特別賞与を支給することを決定した。総額2億5700万円にのぼるこの施策は、社員のモチベーション向上と企業のさらなる成長を目的としている。

同社の業績は、生成AI向けクラウドサービスの成長を背景に、売上高・純利益ともに過去最高を記録する見通しだ。業績向上の要因として、大口案件の獲得や新サーバーの導入などが挙げられる。

社員への還元が、さらなる企業成長の原動力となるか、今後のさくらインターネットの動向に注目が集まる。

【参照】特別賞与の支給に関するお知らせ(さくらインターネット)

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ライター:

新聞社・雑誌の記者および編集者を経て現在は現在はフリーライターとして、多方面で活動を展開。 新聞社で培った経験をもとに、時事的な記事執筆を得意とし、多様なテーマを深く掘り下げることを得意とする。

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