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ホリイフード「忍家上尾駅東口店」で食中毒事故発生 42人がノロウィルス感染、営業停止処分

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SHINOBUYA HP
忍家 HPより

飲食チェーンを展開するホリイフードサービス(茨城県水戸市)は2月10日、同社が運営する居酒屋「忍家上尾駅東口店」で、ノロウィルスによる食中毒事故が発生したと発表した。 これまでに42名の客が症状を訴え、鴻巣保健所の調査の結果、ノロウィルス感染が確認された。

これを受け、同保健所は同店舗に対し2月10日から12日までの3日間の営業停止処分を命じた。

ホリイフードは「発症されたお客様には多大なるご迷惑と苦痛をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。日頃から衛生管理を徹底していたとしながらも、「お客様の信頼を裏切ることとなり、重く受け止めている」とコメントした。

同社は今後、従業員の健康管理体制の強化、衛生管理の徹底を改めて進めるとし、再発防止策に取り組む意向を示した。また、今回の事故による業績への影響については「現時点では軽微」との見通しを示しつつ、「必要に応じて速やかに追加の情報開示を行う」としている。

地域密着のホリイフード、飲食市場での成長戦略

ホリイフードサービスは、北関東を中心に居酒屋「隠れ菴 忍家」や牛タン専門店、イタリア料理店、もつ鍋店などを展開する外食企業だ。1983年の創業以来、地域密着型の運営を軸に成長し、2004年にはオリジナルブランド「忍家」の1号店を栃木県宇都宮市に開業。地方の多店舗展開ノウハウを活かし、事業を拡大してきた。

外食市場の競争が激化するなか、同社は「顧客満足度と従業員満足度の向上」を掲げ、業務効率化や新メニュー開発、販促施策の強化を進めている。特に「ClipLine」などのクラウドOJTシステムを導入し、現場スタッフの教育や品質管理の向上にも力を入れている。

しかし、今回の食中毒事故は同社のブランドイメージに影響を及ぼす可能性がある。ホリイフードは「今後さらに厳格な衛生管理を徹底し、安全・安心な飲食サービスを提供していく」としており、信頼回復に向けた取り組みが求められる。

社長メッセージ:「お客様の信頼回復に全力で取り組む」

今回の事態を受け、ホリイフードサービスは、次のようにコメントを発表した。

「このたびの食中毒事故により、お客様には多大なるご迷惑とご心配をおかけし、心より深くお詫び申し上げます。当社は創業以来、お客様の笑顔と地域密着型の飲食サービスを大切にしてまいりましたが、このような事態を招いてしまったことを厳粛に受け止めております。

今後、衛生管理体制をさらに強化し、全社員が一丸となって再発防止に努めます。また、従業員の健康管理を徹底し、安全・安心な食の提供を改めて最優先課題といたします。お客様の信頼を取り戻すため、全力で取り組んでまいります。」

同社は、今後の対応について具体的な対策を発表するとともに、定期的な衛生管理報告を実施し、透明性を確保する方針を示している。

ホリイフードはこれまでも、地域に根ざした飲食事業を展開し、多くのファンを獲得してきた企業だ。今回の事故を契機に、より安全な飲食環境を構築し、顧客との信頼関係を再構築することが求められる。

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ライター:

サステナブル情報を紹介するWEBメディアcokiの編集部です。主にニュースや解説記事などを担当するチームです。

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