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Deloitte、ESGがいかにビジネスを変え、市場を動かし、規制を推進するか

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世界最大の会計事務所であり、世界四大会計事務所の一つであるプロフェッショナルサービスファーム、DeloitteはESGがいかにビジネスを変え、市場を動かし、規制を推進するかについてのレポートを発表しました。とても深い内容なので、紹介いたします。要旨としては、以下の通りとなります。

レポートの要旨

現在、ビジネス環境が、環境問題や人権や疫病など、様々な要因により大きく変容している中、そうした変化への対応ができる企業が持続可能性を確保すると考えられてきている。社会や環境の要請に沿えない企業や顧客とのコミュニケーションで支持されない企業は、既存のビジネスモデルを存続させることすら不可能になる局面を迎えうるからである。

また、企業は各ステークホルダーに対して、透明性を確保したコミュニケーションを実現する必要にも迫られている。それは、透明性が確保されていれば、ステークホルダーはより多く確実な情報を基に企業やサービス・製品を選択することができるようになるからである。その結果、企業はステークホルダーとの関係で「信頼」という新しい価値を提供することができるようになる。信頼はビジネス価値の基盤として大きな役割を果たす。

したがって、投資家も企業がこうしたビジネスの広い意味での環境変化への対応力を有するかどうかによって投資先を判断する必要に迫られている。すなわち、財務パフォーマンスだけではなく、サステナビリティパフォーマンスを評価できる、なおかつ世界的統一基準が求められるようになった。

このような要請に基づいて検討されているのがESGであり、ESGデータの活用である。各国の規制当局は、企業の業績開示情報の中にESG関連の取り組みを含めるよう定め始めている。

既に投資家は、ESG関連の取り組みが優れている企業が業績パフォーマンスも良いことを確認し始めており、社会的必要性に市場的必要性も相まって、ESGを企業の取り組みで重視する流れは不可逆的かつ強まっていく傾向にある。

ESGに取り組むことが、事業性を低めることにつながってはならず、むしろ、ESGに取り組むことを企業にとって新たな事業機会を見つけることにつなげていく発想が不可欠である。そのために、個社の単位でESG関連の取り組みを進めていくには経営陣のリーダーシップが非常に重要になってくる。


具体的には、①取締役会の議題にESGを恒久的に組み込み、②取締役会でESGへの支持を促し、③ESGを事業に組み込むために十分なリソースを投入し、③自社戦略が変化しつつあるビジネス環境にマッチしているか評価し、④自社にとっての成功が何かを明確にする必要がある。(以上)

 

【参照レポート全文】

https://www2.deloitte.com/us/en/insights/topics/strategy/esg-disclosure-regulation.html

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