人気アナウンサー田久保諭氏が無期限謹慎処分 突然の番組降板と情報削除

沖縄県民に親しまれてきたローカル局の顔が、突如として表舞台から姿を消した。琉球放送(RBC)は、元アナウンサー・大坪彩織被告の起訴に続き、報道局部長の田久保諭アナウンサーを無期限の自宅謹慎処分とし、公式HPなどから関連情報を一斉に削除した。社員向け説明会では「コンプライアンス違反」とされるが、具体的な内容は明かされておらず、県内に動揺が広がっている。
元美人アナ・大坪彩織被告の傷害事件と“親密関係”か 疑惑深まる局内の人間関係
田久保氏の処分に先立ち、同局の元アナウンサー・大坪彩織被告が、同僚の女性に薬物を混入した飲料を飲ませ、意識障害を引き起こしたとして傷害罪で起訴されている。この事件との関係が疑われる中、説明会では「一方(田久保氏)からの事情聴取のみで判断した」としながらも、事件との関連性については「判断に至っていない」と含みを持たせた発言がなされた。
公式発表は「コンプライアンス違反」 琉球放送の対応に視聴者から批判噴出

4月16日に開かれた社員説明会で、田久保アナに関する処分が正式に言及された。同局の幹部は「コンテンツ本部報道局部長兼アナウンス室所属の田久保諭が、コンプライアンス違反を理由に処分された」と発表。しかし、その違反内容については「対外的なものではない」として、社外への公表を控える方針が示された。
「隠蔽体質はフジテレビと同じ」SNSでも批判相次ぐ RBCの沈黙に不信感
SNSでは、視聴者や地元住民からも批判の声が相次いでいる。
「RBCは何でも隠蔽し過ぎ」「視聴者は何が起こったか分からず、不安を抱えたまま」
「田久保アナも突然HPから消え、CMも差し替え。Yahooニュースがなければ理由は分からなかった」
さらに、「沖縄に愛着を持たない人材が問題を起こしているのでは」と、採用方針にまで疑問が投げかけられている。
沖縄芸能関係者が語る“社内恋愛ドロ沼劇”の噂 琉球放送アナウンス室に渦巻いた複雑な感情
沖縄在住のある芸能関係者は、今回の一連の事態について、「局内で昼ドラ顔負けの恋愛・肉憎劇が展開されていた可能性がある」と語る。
「これはあくまで芸能界で囁かれている話だが、アナウンス室内では数年来にわたり複雑な感情のもつれがあったと聞く。大坪アナと田久保アナの関係は、当初こそ上司と部下の間柄だったが、徐々に“特別な存在”として親密になったようだ。実際、収録中や局内でも2人の距離感を不思議がる社員は少なくなかったという」
続けて、同関係者はこう指摘する。
「一部では、田久保アナを巡って局内の別の女性社員との“気配”も感じられていたという話がある。つまり、大坪アナとの関係だけではなく、彼を中心とした“三角関係”あるいは“四角関係”があったのでは、という見方が囁かれている。表向きには報道の最前線に立つ“誠実な顔”を見せながら、舞台裏では感情の渦に翻弄されていたのではないか……そうした構図が、今回のような重大な結果につながったというのが、もっぱらの憶測だ」
あくまで事実確認はなされていないものの、局内からは「田久保アナは浮ついていた」「大坪アナの様子も日に日に不安定になっていた」と証言する声もあるようだ。また、別の芸能関係者は「RBCのアナウンス室は、まるで“閉じた温室”のような空間」と指摘し、こう続けた。
「沖縄という土地柄もあって、キー局ほどの競争や監視がなく、内輪の人間関係が色濃くなる傾向にある。地方局の中でも特に人間関係が濃密で、“表の顔”と“裏の顔”のギャップが大きいとも言われている。今回の件は、そうした“温室内の感情の暴走”が爆発した結果かもしれない」
社内恋愛、対立、嫉妬、信頼の破綻――。複数の証言と噂が複雑に絡み合いながら、琉球放送の看板アナウンサーたちを飲み込んだ今回の事案。まさに、昼ドラも顔負けの「局内スキャンダル劇」が、誰にも知られぬまま進行していたのかもしれない。
地方局に蔓延する“緩さ”とメディアの閉鎖性 沖縄メディアに信頼回復の道はあるか
地元紙記者は、地方局特有の“緩さ”を指摘する。
「地方局はキー局と違ってメディア同士の監視が緩く、身内での処理が許されやすい空気がある。だからこそ、こうした問題が表面化するまでに時間がかかり、結果として信頼を損ねてしまう」
かつては報道の最前線に立っていたアナウンサーの相次ぐ不祥事。視聴者の信頼を取り戻すためには、透明性と説明責任がいまこそ問われている。