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オリコングループが表明したSDGsの重点項目とは?

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pixabayより

オリコンランキングをはじめとした、情報サービスなどを提供するオリコン株式会社。この度SDGsへの取り組みについて公式サイトで表明をしています。「実現可能性」を意識し、従業員一人一人が身近に達成できるものから行う姿勢を重視したというその内容を見てみましょう。

ジェンダー平等を実現しよう

SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」については、女性管理職の登用をより高めるという目標を掲げています。具体的な内容は以下の通りです。

※今後における女性管理職割合の目標
●部長以上
2021年時点20% → 2025年までに30%
●ユニット長(課長相当職)以上
2021年時点27% → 2030年までに40%

部長職以上の管理職割合を政府目標の「女性管理職30%以上」に合わせただけでなく、課長相当職以上は40%に高めるという高い目標です。2021年現在、帝国データバンクの調査によると、女性管理職の割合は過去最高ながらも平均8.9%。オリコン・グループは、現時点においても高い基準となっていますが、さらに先を目指そうという姿勢がうかがえる目標です。

エネルギーをみんなにそしてクリーンに

SDGsの目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」については、 「企業活動に必要な電力を2030年までに100%再生可能エネルギーに切り替えることを目指す」という目標を掲げています。

産業と技術革新の基盤をつくろ

SDGsの目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」。 オリコンでは、商品やサービスに対する満足を可視化する顧客満足度(CS)調査事業を手掛けています。その内容は手広く、各種保険や習い事、塾や人材サービス、英会話スクールなど、現在183ランキング。実際のユーザーを対象に行うオリコンランキングは、非常に信頼性の高い調査として知られています。この事業を通じて、持続可能な産業化の推進とイノベーションの拡大をするとともに、新たな評価項目として「SDGsへの取り組み」を追加することを表明しました。

顧客満足度とSDGsへの意識をともに高める施策と言えます。

気候変動に具体的な対策を

SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」 こちらは、 目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」 とも取り組みが重複することが多い項目です。

オリコンでは、2019年10~12月にオフィスの照明を全てLEDに替えています。これにより、オフィス使用電力量が2018年から2020年にかけて前々年比78%まで削減したとのこと。

「LEDの方が電気代がお得」というのはよく知られていますが、具体的に調べてみると、LEDの消費電力は白熱電球の約20%、蛍光灯の約30%、水銀灯の25%と非常に低いのです。電気代も上がったことですし、70~80%も電力使用量を削減できるのであればLEDへの切り替えはすぐにでも行いたい施策です。「LEDは高い」と思う方もいらっしゃいますが、LEDは8~10年もつので非常にお得なのです。

また、前述の「企業活動に必要な電力を2030年までに100%再生可能エネルギーに切り替えることを目指す」と関連し「再生可能エネルギーの利用により、2030年までに温室効果ガス排出ゼロを目指す」も掲げています。

SDGsの取り組みというと、17の目標全てについて考えなければならないと思われたりする企業も多い中、まずは「実現可能性」を意識し、身近なところから取り組みを始めたオリコン・グループの姿勢には、見習うべき点も多いのではないでしょうか。

参照:「オリコン株式会社」公式サイト 企業情報 SDGs

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