
SNS上で、新宿・歌舞伎町にある「穴場トイレ」を紹介する投稿が拡散され物議を醸している。
この投稿に対し、実際にそのトイレを管理している店舗関係者を名乗るアカウントが「公衆トイレではない」と怒りの声を上げ、悲惨な利用実態を訴える事態に発展した。
発端は「長年地元で活動している」と語る人物の投稿
騒動の発端となったのは、歌舞伎町で20年以上清掃活動を行っていると自称するアカウントによって投稿された動画だ。
同アカウントは「歌舞伎町でしょんべんしたくなったら、ここがあるぜ」というコメントと共に、あるトイレの場所を案内する動画をポストした。長年地元を見ている人物からの裏技的な情報として、この投稿は瞬く間に拡散された。
「店の者です。公衆トイレではありません」関係者を名乗るアカウントの反論
しかし、この動画の拡散に対して、当該トイレを管理する店舗の関係者を名乗るアカウントが登場し、事実の訂正と悲痛な訴えを行った。
このアカウントは引用リポストなどで「このトイレは公衆トイレではありません。何店舗かで共同で使用しているトイレです」と明言。水道代も店舗側で負担しており、各店舗の利用客のための設備であることを説明した。
不特定多数の部外者が動画を見て訪れることで、本来の利用客がトイレを使えなくなるという、店舗にとって深刻な迷惑行為に繋がっていることを明かしている。
吐瀉物、散らかった便…明かされる悲惨な実態
さらに、この店舗側を名乗るアカウントは、一般ユーザーと熱心にリプライを交わす中で、部外者による極めて悪質な利用実態も浮き彫りにした。
好き勝手に使っていく不特定多数の人たちに限って、以下のような迷惑行為を行っていくと訴えている。
見ず知らずの酔っ払いのゲロ(吐瀉物)や、散らかった便の放置
汚れた下着を脱ぎ捨てていく
ドアや壁の至る所にスプレー缶で落書きをする
同アカウントは、「見ず知らずの酔っ払いのゲロや散らかった便を掃除する方の身にもなってもらいたいと思う」と強い言葉で憤りを露わにしている。以前は各店舗で鍵を管理し、利用客にその都度鍵を渡す方式をとっていた時期もあったとのことで、現在は一時的に外鍵を施錠し「今後どうするか検討中」としている。
アカウントは開設直後。情報の真偽とネットの反応
ネット上では「お店側からしたら非常に迷惑」「これでお店の営業に支障でたら威力業務妨害」と同情や動画投稿者への批判の声が多く上がっている。
一方で、今回反論を行っている店舗関係者を名乗るアカウントは、騒動が起きたのと同月の開設(開設直後)であり、フォロワー数も一桁台であることから、「本当に店舗の関係者なのか?」という真偽については不明な部分も残されている。
しかし、アカウントの真偽はともかくとして、便利な裏技としてSNSで安易に拡散された情報が、結果的に近隣店舗の厚意を踏みにじり、管理者に多大な迷惑をかけるリスクがあることは事実だ。情報発信には、その情報が誰かに損害を与えないかというモラルと想像力が強く求められている。



