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LINEヤフーとECOMMITが全国展開、資源循環サービス「宅配PASSTO」で不要品を再活用

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LINEヤフーとECOMMITが全国展開、資源循環サービス「宅配PASSTO」で不要品を再活用
提供:LINEヤフー株式会社

LINEヤフーが運営する「サストモ」とECOMMITが提携し、不要品の回収・リユース・リサイクルを行う「宅配PASSTO」の提供エリアを全国へ拡大する。ユーザーは無料で不要品を発送でき、資源循環型社会の実現を後押しする。

 

「宅配PASSTO」、全国展開で資源循環を加速

LINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー)が運営するサステナビリティ情報発信メディア「サストモ」は、循環型社会の実現を目指す株式会社ECOMMIT(以下、ECOMMIT)と提携し、不要品を無料で発送・リユース・リサイクルできる資源循環サービス「宅配PASSTO(パスト)」の提供エリアを全国へ拡大する。

これまで関東・中部・関西エリア限定で試験的に提供されていた「宅配PASSTO」は、2024年9月から10月末までの期間に約44トンの不要品を回収。その結果、ユーザーが手軽にリユース・リサイクルへ参加できる仕組みが整えば、資源の有効活用に大きく寄与できることが明らかになった。この成果を受け、2025年3月から提供エリアを北海道・沖縄離島を除く国内全域へ拡大し、本格運用を開始する。

自宅から簡単に不要品を発送、手間なくリユース・リサイクル

「宅配PASSTO」は、ユーザーが「サストモ」LINE公式アカウントを友だち追加し、自宅にある不要品を無料で発送できる点が特徴的だ。発送された不要品はECOMMITが提供する資源循環サービス「PASSTO」のスキームを活用し、リユース・リサイクルへとつなげられる。

従来のリユース・リサイクル施策と異なり、特定の店舗や回収ボックスへの持ち込みが不要であり、利用者は自宅から簡単に参加できる。さらに、ECOMMITが保有する全国7か所の循環センターで選別・再流通を行い、国内外でのリユース、あるいはリサイクルパートナーを通じた資源化が実施される。これにより、不要品の適正処理と資源の有効活用が同時に実現される。

「捨てる」から「渡す」へ、循環型社会を目指す企業の挑戦

 

本取り組みは、ECOMMITが提唱する「REUSE SHIFT(リユースシフト)」の理念に基づいている。「REUSE SHIFT」は、企業や自治体、個人が協力し、不要品を「捨てる」のではなく「渡す」文化を醸成することを目的とする。LINEヤフーの「サストモ」は、この取り組みに“チャレンジャー”として参画し、業界の垣根を越えたパートナーシップを構築している。

ECOMMITは、ものの循環を可視化し、データ化するトレーサビリティシステムも活用。回収された不要品のリユース・リサイクル率を算出し、CO2削減量をレポーティングすることで、環境負荷の低減を実証的に示している。

デジタルとリアルを融合、利便性と環境貢献を両立

LINEヤフーとECOMMITの協業は、デジタルとリアルを融合させたサステナブル施策の好例といえる。特に「宅配PASSTO」のような、自宅から参加できる資源循環サービスは、利便性の向上と環境貢献を両立させる点で画期的だ。

また、ECOMMITのように、リユース・リサイクルを単なる廃棄物処理ではなく、資源として捉え直す発想は、他の企業や自治体にとっても参考になる。循環型社会を推進するには、従来の仕組みを根本から見直し、ユーザーが参加しやすい新たなシステムを構築することが重要だ。

今後、LINEヤフーとECOMMITの取り組みがどのように拡大し、社会に定着していくのかが注目される。

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ライター:

サステナブル情報を紹介するWEBメディアcokiの編集部です。主にニュースや解説記事などを担当するチームです。

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