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マテックス株式会社

https://www.matex-glass.co.jp/

〒170-0012 東京都豊島区上池袋2-14-11

03-3916-1231

株式会社エクセルシャノン 関東支店 支店長 水口 友浩さん|自分の営業活動の支えで一番のお客様

ステークホルダーVOICE 取引先
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エクセルシャノン 水口さん

ステークホルダーを大切にしている会社がいい会社。今回は、取引先の立場から企業をどう見ているかを通して、ステークホルダーを大切にする会社とはどういった会社かをみていきます。

株式会社エクセルシャノンからはマテックスはどのように見えているのかをエクセルシャノン 関東支店 支店長 水口 友浩さんに伺った。

自己紹介

初めに、御社の事業概要をお聞かせください。

水口

弊社は1976年に日本で初めて樹脂サッシを製造・販売したパイオニア企業で、樹脂サッシの専業メーカーです。

もともとはサンアロー化学(のちにトクヤマが吸収合併)という化学工業メーカーで、苛性ソーダの製造過程で廃棄していた塩素を活用できないかということで着目したのが樹脂サッシでした。

ただ、当時は寒冷地の北海道でしか樹脂サッシが使われていなかった時代で、畑違いの業界から入り込んで幾多の試行錯誤を重ねました。これまでに販売した樹脂サッシは1000万窓を超えています。

御社の樹脂サッシの特徴、強みは何でしょうか。

水口

国内第1号の樹脂サッシ「シャノンウインド」の誕生以来、一貫して高性能樹脂サッシの開発に特化し、樹脂の素材にもこだわって断熱性や遮熱性、遮音性などを追求し続けています。

品質、強度には一番の自信を持っていますね。

また、政府が掲げているカーボンニュートラルの実現に向け、夏は涼しく、冬は暖かく、しかも光熱費を抑えられる高性能の窓を普及していくことに力を入れています。

SDGsの観点から、工場で出た端材のリサイクルにも取り組んでいます。

エクセルシャノン 水口さん

エクセルシャノンから見たマテックス

マテックスとのお付き合いを始めたきっかけを教えてください。

水口

マテックスという社名はもともと知っていて、ガラス問屋というイメージもありました。

ただ、樹脂サッシはガラスが入った完成品を工場からビルダーに届ける商品のため、サッシ流通店とのお付き合いはほとんどありませんでした。

そんな状況の中、マテックスさんが将来的に樹脂サッシを製造したいと考えていることを知りました。

欧州では樹脂サッシのバー材を作るメーカーと町場のガラス店、窓店が組んでサッシを製造する方式が主流で、マテックスさんもそのような考えを持っていたんですね。

窓を扱う地場の卸会社との協業で樹脂サッシを作り上げる取り組みは、我々にとって初めてでしたが、一緒に樹脂サッシを作っていこうということになったのが2016年。

以来、私も首都圏の営業の責任者として関わっています。

初めての試みに対し、社内で反対意見は出ませんでしたか。

水口

樹脂サッシを普及させたいという両社の考えが一致していたので、特に反対意見はありませんでしたね。

もちろん、実際にスタートするとなると大きな投資がかかるので、関東圏で樹脂サッシがどれくらい必要とされているかを共同で調査しました。

さらに、2017年からはマテックスさんの営業所を通じてPRを重ね、正式に事業を開始したのは2019年のことでした。

共同で取り組むにあたり、お互いにどこからどこまで担うかを協議した結果、埼玉県にあるマテックス鳩山センターの工場に溶着機を導入してくださいました。

岩手県花巻市に工場を持つ弊社が、首都圏にサテライト工場を構えるとなると膨大なコストが発生します。マテックスさんの樹脂サッシへの思いの強さと我々の事情が合致して、うまく進みましたね。

実際に事業が始まってから苦労されたことはありますか。

水口

サッシは価格競争が激しく、ある程度の製造量を確保できなければ原価が下がらないので、コストが見合いません。そういう意味では、弊社よりマテックスさんの方が苦労されているのではないかと思います。

また、マテックスさんはもともと商社なので、販売店さんをサポートする仕事がメインです。

新築住宅の窓を売るのはなかなか難しいかもしれませんが、1都3県の商圏で「1万窓」という目標を掲げて樹脂サッシを広めようという気概には心から共感しています。

エクセルシャノン 水口さん

マテックスとのお付き合いを通し、どのような点を評価されていますか。

水口

マテックスさんがいたからこそ、今のエクセルシャノンがあります。樹脂サッシ製造の協業を通し、我々に新しいマーケットを見せてくれたのがマテックスです。

代理店としても、これほど徹底して地元の販売店ファーストで仕事をしている会社は初めて見ました。本当に感銘を受けています。

また、毎年のマテックスフェアーでも感じていますが、社員の団結力の強さは飛び抜けています。皆さんの平均年齢は若いと思いますが、好調な業績の原動力になっているのは社員の活力だと思います。

マテックスは組織のピラミッドがしっかりしており、お客様への姿勢と社員との向き合い方のバランスが取れていますね。松本社長はソフトな方ですが、経営者として確固たる理念をお持ちです。

その理念を役員の方々が的確に察知し、具体的に取り組むべきことをうまく現場に落とし込んでいるというイメージです。

これからのマテックスに期待されていることがあれば教えてください。

水口

これまで一緒に仕事をさせていただいてきた中で一番楽しみにしているのは、やはり樹脂サッシの普及ですね。

現在は全国の新築木造住宅の4棟に1棟が樹脂サッシになってきましたが、まだまだ伸びる余地はあります。

電気代が高騰する中、省エネルギーの住宅を造ることが光熱費の節約に役立ち、地球環境への負荷軽減にもつながります。熱を通さない樹脂サッシは結露を防ぐため、健康にも良い影響を与えます。

ご自身にとって、マテックスはどんな存在ですか。

水口

自分の営業活動にとって最も大きな支えで、一番のお客様ですね。仕事をする上では、メインの代理店であるマテックスさんを中心にプランを立てています。

これからたくさんの取り組みを一緒に立ち上げ、「1万窓」の目標に向かってうまく進めていきたいと考えています。

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ライター:

1985年生まれ。米国の大学で政治哲学を学び、帰国後大学院で法律を学ぶ。裁判所勤務を経て酒類担当記者に転身。酒蔵や醸造機器メーカーの現場取材、トップインタビューの機会に恵まれる。老舗企業の取り組みや地域貢献、製造業における女性活躍の現状について知り、気候危機、ジェンダー、地方の活力創出といった分野への関心を深める。企業の「想い」と人の「語り」の発信が、よりよい社会の推進力になると信じて、執筆を続けている。

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