1975年創業の山鈴運輸株式会社で働く中村芳子さんは、20年以上のドライバー経験を持つベテランです。昨年10月からトレーラードライバーとして新たなキャリアをスタートさせました。
女性ドライバーとして長年業界で活躍し、今また新しい挑戦に取り組む彼女の姿は、山鈴運輸の従業員を大切にする社風を体現しているようです。一人で運転する楽しさを語り、後輩女性ドライバーの良きロールモデルとなっている中村さん。
彼女に、仕事への思いや日々の様子、そして山鈴運輸の魅力についてお聞きしました。
介護タクシーと悩んだ末にトレーラードライバーを志す
中村芳子と申します。20代から6年半ほど大型トラックのドライバーとして山鈴運輸で働き始めました。他の会社でも経験を積んだ後、現在はトレーラードライバーの免許を取得して山鈴運輸に戻って働いています。
ドライバーになったきっかけは19歳の頃、付き合っていた方が運送会社の社長さんだったのです。その方の隣に乗せてもらうことが多くて、自分も運転してみたいと思うようになりました。最初はパンの配送用4tトラックから始めましたね。
体を動かして荷物を運ぶ仕事が年齢的にきつくなってきたので、次のステップを考えていました。トレーラーの免許を取るか、介護タクシーの仕事をするか迷いましたが、結局トレーラーの方が自分に合っていると思いました。
昨年10月に山鈴運輸に出戻りしたのですが、その頃ちょうど人生の変わり目で、会社の近くに引っ越したのです。そのときは仕事を辞めていたのですが、近くを走るトレーラーをよくみているうちに、自分でもできるのではないかと考え、会社に電話して働きたいと伝えました。
最初は何も知らずに一発試験を受けてみたのですが、トレーラーバックが難しかったです。携帯で動画を見て練習しても実際にはできず、結局教習所に通いました。教習所に通えば、ほとんどの人が取得できると思います。
家に帰れる距離で働ける、トレーラードライバーの魅力
主に千葉港と成田を往復し、海上コンテナの輸送を担当しています。朝5時前後に出社して、だいたい午後の2、3時には仕事が終わります。早出したときは会社が考慮してくれて、早いときは午前11時に上がれることもあります。
以前は全国を駆け回って運転していたのですが、遠出だと家に帰りづらくなってしまいます。特に震災があってからはその意識が強くなったため、家の近くで働ける今の環境をとても気に入っています。
1人で運転するのが好きなのです。自分のペースで仕事ができるところにやりがいを感じます。
昔は仕事が終わった後飲みに行くのが恒例でしたが、今は時代の変化もあってそういう機会もあまりなく、プライベートの時間も確保できます。
続々と後輩女性が増えていく、山鈴運輸の働きやすさ
中村さんに、山鈴運輸の社長である宍倉さんより、次のようなメッセージをいただいています。
焦ることなく仕事ができる会社だと感じています。以前働いていた会社では少し焦らされすぎる部分があったのですが、ここではその場その場で適切な指示をいただけるので、とても働きやすいです。社員が喜ぶ会社だと思います。
女性ドライバーとして働くうえでの苦労も特に感じていません。お互いドライバー同士独立して仕事をするのが基本なので、そもそもあまり多く話す機会もありませんので。
今後もこの会社で働き続けていき、この会社の良さを大切にしていきたいと思っています。
◎企業情報
会社名:山鈴運輸株式会社
創業:昭和50年1月13日
本店所在地:〒264-0032 千葉市若葉区みつわ台5丁目21-7
事業内容:一般区域貨物自動車運送業、自動車運送取扱業
HP:https://yamasuzu.org/
電話番号:043-254-0580
◎プロフィール
中村 芳子
19歳で4tトラックの運転を始めた、20年以上のキャリアを持つベテランドライバー。山鈴運輸で経験を積んだ後、様々な運送会社で経験を積み、長距離運転も経験。2023年10月から山鈴運輸に出戻り、トレーラードライバーとして海上コンテナ輸送に携わる。