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SDGsの取組み 小川珈琲株式会社

サステナブルな取り組み SDGsの取り組み
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小川珈琲 HP スクリーンショット
小川珈琲 HPより

企業や団体におけるサステナビリティの追求として、SDGs達成に向けた事業や取り組みをアピールするケースが増えてきました。実際にSDGsへの取り組みを行うとなると、どの目標に向けてどのような施策を企画したら良いか悩む担当者の方も多いのではないでしょうか。

cokiでは、皆さまのSX(サステナビリティトランスフォーメーション)のお役に立つべく、SDGsに対して積極的な企業の取り組みをピックアップしてご紹介しております。
今回取り上げる事例は、京都で約70年の歴史を持つ小川珈琲株式会社です。

環境に配慮した製品やサービスを環境負荷低減に努める事業者から優先的に購入する「グリーン購入」の普及・拡大に取り組む団体を表彰する 「グリーン購入大賞」において、2020年には中小企業部門の大賞を授賞しています。本ページをご参考に、事業におけるサステナビリティ、SDGsに関する活動を進めるヒントにしていただければ幸いです。

SDGsについては、“ 「SDGs」と「サステナブル」の意味|私たちはなぜSDGsに取り組む必要があるのか ”を、ご覧ください。

小川珈琲株式会社のSDGsへの取り組み

  • 小川珈琲株式会社
  • 業種:コーヒーの製造および紅茶、コーヒー器具、輸入食品、喫茶材料の卸、販売
  • 設立:1957年(昭和32年)2月28日
  • 参照公式サイト:https://www.oc-ogawa.co.jp/sdgs/

小川珈琲が打ち出したSDgs宣言は「一杯のコーヒーからできること」。日本国内で、早くからフェアトレードや有機JAS認証コーヒーなど、生産段階での環境面・社会面に配慮したコーヒー豆の調達に取り組み、それらの商品化、普及啓発に積極的に取り組み、SDGsを経営に実装しています。ここでは、消費者と世界(生産者)をつなぐ取り組みの一例をご紹介します。

※取り組み事例の中には、複数の目標にまたがる取り組みもありますが、代表的な目標を掲げて記載しています。

目標1「貧困をなくそう」への取り組み

目標1のゴールは「あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ」です。

コーヒーの生産国のほとんどは「開発途上国」で生産されます。そのため、生産者が生産や生活に必要な利益を得られず、貧困生活を余儀なくされていることも珍しくありません。

小川珈琲ではこのような状況を防ぐために、2003年に国際フェアトレード認証ラベル商品の製造ライセンスを取得。2004年から国際フェアトレード認証コーヒーの販売を始めています。商品を購入することで産地の生産環境や生活環境の向上につながるしくみです。美味しいコーヒーは作ってくれる人あってこそのもの。オンラインショップや店頭にも、フェアトレード製品を陳列しています。

目標13「気候変動に具体的な対策を」への取り組み

目標13の ゴール は「気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる」です。

小川珈琲では、ドリップコーヒーの個包装パッケージに紙素材を使用した商品「ASUE Fairtrade Coffee(アスエ フェアトレード コーヒー ドリップコーヒー)」もラインナップに加えて発売。従来のフィルム素材よりもプラスチック使用量を50%削減しています。

目標15「陸の豊かさも守ろう」への取り組み

目標15の ゴール は「陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、並びに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する」です。

自然林に近い環境で行われる伝統的なコーヒー栽培であれば、森林の生態系を壊すことなく生産できます。しかし、近年になって低コスト化を図るため森林を切り開き、収穫を機械で行うコーヒー農園が増え、自然環境が失われたことによって、渡り鳥の減少、ひいては生態系の破壊が問題視されるようになりました。小川珈琲は、アメリカワシントンD.C.にある世界最大の学術研究機関であるスミソニアン協会が設立した「スミソニアン渡り鳥センター(SMBC)」の「バードフレンドリー(R)認証プログラム」に協力し、日本で「バードフレンドリー(R)認証コーヒー」の販売をスタートさせています。森林を保護し、自然の中で生きる多様な生物たちの暮らしを守ることにもつながるプログラムです。森の中でゆっくりと育つコーヒー豆は品質も良く、とても美味しいそう。

また、インドネシアの熱帯雨林でオランウータンの保全活動(S.O.C.P=Sumatran Orangutan Conservation Programme)を行っている非営利団体「PanEco(パン エコ)」の活動に賛同し、生産地の環境整備をサポートするだけでなく、生産者に生豆の売り上げから寄付を行い、還元することでオランウータンと環境を守る活動を支援しています。このひーひーは「オランウータンコーヒー」と呼ばれ、小川珈琲では、2017年にアジアで初めて販売を開始しました。

小川珈琲株式会社のサステナビリティ推進体制

小川珈琲では、社内に「SDgs委員会」を発足。メンバーは経営層だけでなく営業や生産、店舗スタッフなど全部署から2年の任期で選抜しています。定例会を月に1度行い、会社としてSDgsにどう取り組むか、社内外のプロモーション内容などについて検討を行っているとのこと。

SDGsの目標1「貧困をなくそう」への取組事例~cokiの記事より

coki では、サステナビリティについて考え、実際に取り組んでいる様々な団体・企業への取材を行っています。今回は SDGsの目標1「貧困をなくそう」 について、さまざまな視点で取り組む方々の記事をピックアップしました。ぜひご覧ください。

特定非営利活動法人シャプラニール=市民による海外協力の会|フェアトレードやステナイ生活で寄付や社会貢献

日本の国際NGOである特定非営利活動法人シャプラニール=市民による海外協力の会では、1972年より、主に南アジアで貧困問題の解決に取り組んでいます。近年は、フェアトレードをはじめ、古本・はがき・切手などの回収プログラム「ステナイ生活」を展開。不要品を捨てずに国際協力へ活かす新しいライフスタイルの実現に向けて取り組んでいます。今回は事務局長を務める小松豊明さんに、団体発足から現在に至るまでの経緯や、ステークホルダーへの想いを伺いました。

ハングリー精神から利他の精神へ|有限会社アップライジング齋藤幸一|どん底を味わい、行き着いた成功の秘訣

ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏が提唱するマイクロクレジットの考え方に賛同し、バングラデシュの貧困者の救済を目指す活動も展開する有限会社アップライジング代表取締役の齋藤幸一さん。中古タイヤ販売の専門店を展開しながら社会貢献活動に取り組む齋藤さんに、事業やステークホルダーへの想いを語っていただきました。

参照: coki

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