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株式会社GSEコンサルティンググループ

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自身の幸福と働き方の両立を見つける新しい学びの場「The 4th Place」

ステークホルダーVOICE 経営インタビュー
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GSE 北原様
自社プログラムの会員と談笑する株式会社GSEコンサルティンググループ代表取締役の北原万紀氏(画像提供:GSEコンサルティング)

家庭でも職場でもない「第4の場所」となるコンサルティングサービス「The 4th Place」。このサービスを展開する株式会社GSEコンサルティンググループ代表取締役の北原万紀氏に自己革新を叶える新たな学びの場についてと、その理念を伺った。

「The 4th Place」とは? 家庭・職場・息抜きでもない新しい居場所

私たちは日々、家庭や職場、そして友人との時間といった既存のコミュニティの中で生活している。

しかし、これらの場だけでは満たされない自分らしい自己成長ができる「自己革新」への欲求を抱いている人も多い。北原氏が提案する「The 4th Place」は、そんな現代人に向けた新しい学びの場だ。

The 4th Placeが目指すのは、参加者一人ひとりの「幸福度の向上」と「自己成長」を両輪にすること。

既存の居場所では、家庭との責任や職場の目標、社会的役割に縛られて、本当の自分に向き合う機会を持つのは難しい。

それに対してThe 4th Placeは、そうした制約から解放され、個人が本来持つ可能性を最大限に引き出す環境を提供する。

「The 4th Place」立ち上げの背景にある自身の経験

北原氏は、8年半の会社員生活を経てフリーランスや個人事業主として活動し、現在はGSEコンサルティンググループの代表としてリーダーシップ開発などの教育サービスを提供している。

その中で、北原氏は多くの人が「職場や家庭、地域社会といった複数の役割の間で葛藤している」ことに気づいたという。

職場では社員として、家庭では親や配偶者として、社会では地域の一員として――私たちは多くの役割を抱えながらも、「本当の自分」を見失いがちだ。

「私自身、会社員時代に精神的に追い詰められた経験があります。『なぜ私の人生はこうなんだろう』という疑問に囚われながら、自分や周囲を責めた時期もありました。でも、その問いを掘り下げて、自己啓発やスキルアップなどの学びを手にした結果、世の中には純粋に自分について深く理解し、自分の潜在的な力で大きく成長するための技術を教えてくれる場所が足りないことに気づいたのです」(北原氏)

そして近年、AIやテクノロジーが急速に進化し、日々の業務や意思決定に大きな影響を及ぼすようになっている。

効率性や生産性が向上する反面、価値観や選択の基準が外部のシステムに依存しやすくなり、個人が「自分らしさを見失う」リスクも高まっているのだ。

急速に変化する環境への適応を学べるような環境が身近にはなく、それが昨今のメンタルヘルスや離職率の高さ、生きがいややる気のない若者など、社会問題に現れていると言う。

「変わりゆく環境を脅威とせず、この変化を自分の人生の追い風、推進力にしてほしい。」北原氏は、こうした時代だからこそ、個々人が自分を深く理解し、自分の価値観を基盤に行動できる「セルフマスタリー」が必要だと考える。

「セルフマスタリーとは、自分の感情や価値観を深く理解し、それを基に行動することで、環境の変化にも主体的に対応し、ピンチや困難をチャンスに変えたれる、柔軟でしなやかなレジリエンスを身につけた自分を確立する技術です。今の時代に欠かせない技術だと確信しています」(北原氏)

The 4th Placeは、このセルフマスタリーを中心に据えた学びの場として誕生した。

家庭や職場では得られない「自己革新」を促し、AI時代に必要な「自分らしさ」を取り戻すための新しい選択肢を提供している。

セルフマスタリーと共創コミュニティ「The 4th Place」

GSE 北原様
自分を深く理解するためのグループワークでの風景(画像提供:GSEコンサルティング)

The 4th Placeの中心には、「セルフマスタリー」と「共創コミュニティ」という2つの柱が据えられている。

これらは、参加者が自分を深く理解し、他者とつながることで新たな可能性を見出していくための重要な要素だ。

セルフマスタリーは、一言でいえば「自分を知り、成長させる技術」。単に自己分析を行うだけに留まらず、自分の感情や価値観を深く理解し、それを基盤に人生を主体的にコントロールする力を身につけること。

過去から現在・未来を捉えるのではなく、「今ここ」にある認識・思考・行動すべてに対して選択的になり、望む状態へと一貫させていく。

望んだ未来から選択するために、意識や選択にブレがなくなり、心の安定がもたらされ、日々のパフォーマンスが向上し、自分らしい人生を築くことができる。

本質的に自分が望む自己実現が可能になるのだ。

マンダラチャート
マンダラコーチング理論の体系図(画像提供:GSEコンサルティング)

マンダラコーチング理論の体系図(画像提供:GSEコンサルティング)

このセルフマスタリーを効果的に学ぶためのツールが「LIFE MANDALA(人生の曼荼羅®️)」だ。

このツールは、人生を「心身の健康」「仕事」「お金」「人間関係」などの8つの領域に分け、それぞれを整理し視覚化することで、自分の目標と行動の源泉となっている価値観との関係性を明確にする役割を果たす。

抽象的になりがちな人生の理想や希望を、人生の領域別に捉えることで、自分の人生の構造を客観視することができる。

その中心には、価値観やアイデンティティといった自分の行動を担う本質的な要素が位置付けられている。

理想と現状の乖離から生じる悩みや課題はつきもので、成長したい人には必要なことだと歓迎する。

現状を突破していくために、新しい環境や情報、スキルを自らが獲得する必要があるため、そのステップを、ゲーム感覚で超えていける「テイスティング(味見)」、「アクセラレーター(参照したい人物)」は、恐れを克服するために独自に開発したもの。

それによって、大きな目標すらも、「実現可能なゴール」や「行動計画」にしていく戦略と手順を自らが作り出すことができる。

そのプロセスの中で、圧倒されるような大きな目標と価値観への関連性や一貫性を自然と導き出せるのが人間だ。

「達成できる」という自己効力感と戦略を同時に導きだすことができること、行動の源泉と関係したタスクがわかるようになり、目標に重要な課題解決や集中力向上など、パフォーマンスの高い行動が促進されやすいのがこのツールの特徴だ。

コーチングとコンサルティングを行うアプローチを体系化したステップが織り込まれているツールのため、コーチ不在で自己実現のエッセンスを獲得し、マスターしていくことができる、まさに「セルフマスタリー」である。

マンダラチャート
人生の曼荼羅チャート(画像提供:GSEコンサルティング)

「LIFE MANDALAは、人生の全体像を整理して俯瞰的に見直すためのツールです。しかし、それだけでは不十分です。ツールを活用したコーチングを通じて、参加者が得た気づきを具体的な行動に結びつけることが重要なのです。現代のように多様な価値観が飛び交う社会では、自分の選択が何に基づいているのか、自分自身にしかない固有の価値観を理解することが、人生を前に進めるためにとても重要です。」(北原氏)

さらに、The 4th Placeでは他者との対話も重視している。

2つ目の柱である「共創コミュニティ」は、異なる価値観を持つ多様な人々が集まり、相互に学び合い成長する場として設計されている。

北原氏は、「多様性ある人たちの中で、価値観の違いを受け入れることを学び、他者を活かせる共創関係の中でこそ、自己革新は加速する」と語る。

参加者同士が経験を共有することで、新しい視点や気づきを得られるだけでなく、課題解決のアイデアを得ることもできる。

また、他者の成長を支援するメンターシップを実践することが、さらなる自己成長につながるという。

「セルフマスタリーと共創コミュニティは切り離せません。自分を知り、自分を変える過程で他者との対話やつながりが大きな力となります。The 4th Placeは、そうした相互作用を最大化できる場を提供したいと考えています」(北原氏)

LIFE MANDALAを活用したコーチングと共創コミュニティで自己革新を実現する。

The 4th Placeは、参加者が論理的に自分の人生を設計し、AI時代といわれる現代に適応しながら自分らしさを取り戻すための場として多くの人たちの自己革新を実現している。

未来への展望 個人と企業をつなぐ可能性

The 4th Placeは、もともと個人向けの教育サービスとして開発された。しかし、北原氏はこのサービスが企業にとっても重要な価値を提供できるものだと考えている。

現代の企業は、単に業績を追求するだけでなく、従業員一人ひとりの幸福や成長を支援することが求められている。

福利厚生や人的資本への投資が注目される中、The 4th Placeはその取り組みを後押しする新しい選択肢となる可能性を秘めている。

GSE 北原様
北原氏は会員との直接対話を常に心掛けて実践している(画像提供:GSEコンサルティング)

「これからの企業は、従業員の幸福感や自己実現を支援することが、組織全体のパフォーマンス向上につながる時代です。The 4th Placeは、個人が自分を知り、成長し、職場や社会で最大限に力を発揮できる状態をサポートします。それは、組織にとっても大きなプラスになるはずです」(北原氏)

特に、The 4th Placeで提供される「セルフマスタリー」という技術は、組織内のリーダーシップ開発や次世代リーダーの育成にも役立つだろう。

セルフマスタリーを学ぶことで、従業員は自分の価値観や目標に基づいて主体的に行動できるようになり、組織の目標とも調和した形で成果を出すことが期待される。

また、The 4th Placeの「共創コミュニティ」は、企業の社員同士や他企業とのつながりを深める場としても活用できる。

多様な背景を持つ参加者との対話を通じて、新たな視点やアイデアを得るだけでなく、個々の社員が持つリーダーシップや課題解決能力を引き出す効果もある。

現時点では、The 4th Placeの企業向け展開はまだ模索中だ。しかし、北原氏はその可能性に大きな期待を寄せている。

「人生の曼荼羅®️は、すでに企業様へのコンサルティングと研修の中で提供実績があります。今後は、企業の福利厚生やESG経営の一環として、The 4th Placeを活用してもらうことで、従業員が個人としても組織の一員としても成長を実感できる場を提供したいと考えています。組織全体のエンゲージメント向上にもつながるはずです」(北原氏)

The 4th Placeは、個人が自分を知り成長する場でありながら、その成果が組織全体に波及する可能性を秘めている。

働き方や価値観が急速に変化する時代において、個人と企業の双方にとって真の意味での「成長」を支援するサービスとして、未来への期待が高まる。

自分を知り、未来を切り拓く『自己革新』の第一歩を

マンダラチャート
人生の曼荼羅チャートを実践(画像提供:GSEコンサルティング)

The 4th Placeは、家庭や職場では得られない「第4の場所」として、人々が自分自身を掘り下げ、成長を目指すための場を提供する。

北原氏はこの「The 4th Place」について次のように語る。

「現代社会は、多様な価値観や急速な変化が渦巻いており、私たちは時に、自分の軸を見失いがちです。The 4th Placeは、そんな時代を生き抜くための考え方や技術を提供する場です。自分の感情や価値観を深く理解し、それを基盤に行動し、人生を主体的に切り拓いていくための学びをサポートします。そして、『The 4th Place』が皆さんにとって、自分自身を取り戻し、次の一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。私たち一人ひとりが自分らしく輝くことで、その力が社会全体をより良い方向に導いていくと信じています。」

The 4th Placeは、これまで多くの個人に向けて価値を提供してきたが、今後は企業という単位での進化も視野に入れている。

個人だけでなく、組織全体が成長するための新しい選択肢として、The 4th Placeがどんな未来を切り拓いていくのか、期待が高まっている。

GSE 北原様
人生の曼荼羅®️について解説している様子(画像提供:GSEコンサルティング)

◎インタビュイー プロフィール
北原万紀(きたはらまき)
1985年生まれ。佐賀県出身。北九州市立大学国際関係学科卒業後、留学経験を活かして外資系電子ソリューションメーカーに8年勤務。退職後、若手起業家向けにヨガ瞑想やフィジカルトレーニングを通じたパフォーマンスアップの指導や、起業家・投資家・経営者向けの起業・投資による移住コンサルティング支援で独立。2021年に、人間行動学を基礎技術とした教育コンサルティング事業(GSEコンサルティンググループ)を設立。教材開発、教育プログラムの企画、講師・コーチ育成、個人の自己開発から、企業の人材・組織開発までを担当する。2022年末に、国際ビジネスサポートのためにドバイにて起業。国際事業開発コンサルティング事業では、国際事業部を持たない企業に対し、マーケティング戦略の他、その実行を担う組織組成やパートナーシップの構築をサポートしている。※大阪・関西万博の「TEAM EXPO 2025」プログラム/共創パートナー 
※2022年に発足した女性活躍、多様性推進の共創プラットフォーム「Serendipity Universe」主催

◎会社概要
会社名:株式会社GSEコンサルティンググループ
URL:https://global-synergy.net/
代表者:北原 万紀
設立:2021年
事業内容:
・教育コンサルティング
・教育コンテンツ開発支援
・セミナー研修企画運営
・デジタル教材制作販売
・スクール運営

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ライター:

広告代理店でディレクター・メディアマーケターとして活動後、フリーライターとして独立。広告業界時代には、多くの企業経営者やマーケティング担当者への取材を手がけ、戦略的コンテンツ企画に携わる。現在は、企業取材の執筆を中心に、ライター・編集者として活動中。

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