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セムコ株式会社

https://www.semco-ltd.com

〒651-2271 兵庫県神戸市西区高塚台5-4-23

電話番号 / FAX:078-992-8361 / 050-3730-4362

セムコは夢を叶えてくれた場所|営業部門課長代理Tさん

ステークホルダーVOICE 社員・家族
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土森正明さん

ステークホルダーを大切にしている会社がいい会社。今回は、社員の立場から企業をどう見ているかを通して、社員を大切にする会社とはどういった会社かを見ていきましょう。

セムコ株式会社(兵庫・神戸)は、船舶の燃料などの計測機器「液面計」では国内トップシェアを誇る会社です。

営業部門で課長代理として働く、Tさんは、セムコ株式会社をどう見ているのでしょうか。

自己紹介と業務内容

31歳のときに営業職として入社して、現在は営業部門で課長代理をしております。当社は液面計を製造・販売している会社なので、造船所がお客様になります。新規営業もありますが、既存顧客に対して最適な機器を提案するようなルート営業が主になります。

私は転職組で、前職でも営業職でした。もっとも、前職では新規営業がほとんど。逆にセムコでは造船業界にどっぷり浸かって、お客様と深い関係を築く営業です。

困ったときにすぐに相談していただけるなど、頼りにしていただけることにやり甲斐を感じています。長年担当して信頼関係を築いてきたお客様も多く、管理職となった今もプレイヤーを兼ねておりますが、2022年春頃からはマネジメント業の割合も増えてきました。

セムコを選んだ理由

実は前職の求人広告の営業で開拓した先がセムコでした。当時はまだ当社が現在の場所に移ってくる前で、街外れの田んぼに囲まれたような場所に平屋の工場がポツンと建っていたと記憶しています。
ちょうど当時は、そんな町工場のようなセムコから現在のセムコへと脱皮しようとしている時期でした。年間休日も徐々に増やしているところでした。「この会社はこれからどんどん変わっていくんだな」という印象がありました。

このように、セムコのことは入社前から知っていたのですが、入社の決め手となったのは1社1社と深く付き合えるという点でした。
前職ではほとんど飛び込み営業で、飲食店からコンビニ、いろいろな業界の会社の店長や経営者と、広く浅くお会いするスタイルの営業でした。その反動もあり、「腰を据えた長いお取引を経験してみたい」という気持ちが大きかったです。

学生時代に熱中したこと

サッカーに熱中していました。小学3年生から高校まではかなり本格的にサッカーに励む毎日でした。社会人になってからも30代前半まではサッカーとフットサルのチームにそれぞれ所属して、両方でプレイしていました。ちなみにポジションはキーパーです。

中学まで住んでいた福岡では、幼馴染の姉の影響で90年代の洋楽ロックバンドの音楽を聴くようになりました。オアシス、レディオヘッド、ニルバーナ、フーファイターズなどです。
今でもそれらの音楽が好きでフジロックやサマーソニック等のフェスにも行くことがあります。

今後の目標

死ぬまでに「思い出貯金」をできるだけ沢山集めたい。これが私の目標です。確かに未来に向けて仕事で努力したり、物質的にお金を貯めたりってことも大事かもしれません。
でも、仕事にせよプライベートにせよ、「ああ、楽しかった。いい経験したな」と振り返れるような心の財産を集めたいと思っています。
大げさなものでもなく、ささやかなことで構わないので色んなことを経験してみたいし、色んな場所に行ってみたい。

人との出会いや経験を通して、最期に「楽しかった」と思い起こしながら死ねる、そんな思い出貯金を貯めておきたいです。

これまでのキラリと光る「思い出」

土森正明さん
「最高の思い出」に思いを馳せるTさん

アルバムを1枚だけ出して解散してしまったSUMMERCAMPというアメリカのバンドの、一夜限りの再結成ライブに立ち会えた夜の思い出です。これこそまさに、いくつかの出会いが重なって実現した瞬間であり、なおかつセムコで働いていなかったら得られなかった思い出です。

先ほど90年代のロックバンドが好きだという話をしましたが、私が洋楽を聴くようになったきっかけが、このSUMMERCAMPでした。軽やかで爽やかな疾走感のある、サラッと口当たりの良いサウンドです。彼らが1枚だけ出したアルバムを聴いてファンになったのですが、当時は今みたいにインターネットですぐに情報が手に入らない時代で、私は福岡に住んでいたので東京のライブ情報なんかはほとんど雑誌で後から知るような状態。
SUMMERCAMPがフジロックで来日したことも後から知って、その後解散してしまったので、「一度くらいは観たかった」という願いを10年以上抱き続けていました。

時は流れて、セムコに入社した私は担当エリア変更で九州を担当するようになりました。あるとき、長崎出張が入り、例の幼馴染が長崎で飲食店を開いていることを思い出しました。「お店に行ってみたらアイツに会えるかも」と思い立ち、仕事を終えた後に立ち寄ってみたところ、20年ぶりの再会を果たしました。
そんな彼からFacebookを勧められたんですが最初は断りました。その後もあまりにしつこく言われるもので、「分かった、じゃあ登録だけする」と折れたんです。

そんな経緯でアカウントを作ったFacebookで、SUMMERCAMPのメンバーを検索してみたら発見したのでダメ元で友達申請してみました。
すると承認されて、嬉しくて「あなたのファンです。ライブを観ることが叶わなかったのは残念ですが、あなた方が残してくれたものには大きな影響を受けました」とDMを送ってみたら返信が届いてメンバーと繋がることができました。

その1~2年後、タイムラインにいろんなバンドが出演するライブのフライヤーが流れてきたので読んで見ると、「Return of SUMMERCAMP」って書いてある。「まさかあのSUMMERCAMPが帰って来るの!?」と驚いて、メンバーにDMを送ってみました。

すると、彼らがあるクローズドイベントで、SUMMERCAMP再結成ライブをすることが分かりました。「どうやったら行ける?」と聞くと、「日本から来るのか!?それなら、ゲストで入れてあげるからおいで」とメンバーが招待してくれてアメリカ行きが決まりました。

叶わないと思っていたライブを観れただけなく、終演後もメンバーとバーカウンターで話したり、なんと友人として参加していたフーファイターズのクリスを紹介してもらったりととにかく忘れることができない夜になり、メンバーとは今も交流が続いています。

SUMMERCAMP の動画 Tさんも参加。

あなたにとって、セムコとは

セムコに入社したからこそ幼馴染と再会出来ましたし、それでFacebookを始めてこの再結成ライブのような最高の思い出を作ることが出来ました。そういう意味ではセムコへの転職が人生の転機になりました。人生を豊かになりました。

またそんな経験が出来た背景にはセムコのリフレッシュ休暇制度があります。この制度は5連休を取得でき、前後の土日と合わせると9連休になります。当時はこのリフレッシュ休暇は年に1回でしたが、今は年2回に増えました。

アメリカでの経験はそんな制度があるから実現できたことなので、こんな良い制度がある会社を守っていかないといけないという気持ちがモチベーションに繋がっています。このときの体験が大きな原動力になっています。心に残る出会いや経験はお金では買えません。私にとってその最たる例がアメリカでの思い出です。

そんな思い出をこれからも集め続けるためにも、私はセムコで働き続けたいですし、セムコが利益を拡大、発展していけるように貢献していきたいです。

セムコには、個人がやりたいことをしながら働き続けられる制度が調っています。社員はその制度の恩恵を受けながら、会社はセムコに集まってくる人の能力を活用させてもらいながら社会を発展させていく。そんな好循環が生まれれば、皆がハッピーになれると私は信じています。

今の私は、社長や管理職層と若手社員とのちょうど間の立場にあります。若手社員たちも「セムコに入社して良かった」と思えるように橋渡しをしたいですね。

チームコーチング前後の変化

チームコーチングで「会社のスピード感が加速した」と実感

意思決定のスピードが、段違いに上がりました。チームコーチングを取り入れてからは、部署をまたいだ経営変革ミーティングが行われるようになり、その場で意思決定がスムーズにできるようになりました。
決裁権限に関しても、課長レベルで決裁できる幅が広がって、時宜を捉えた判断を下せるようになりました。

また、チームコーチングを経て、以前の「本当に大丈夫?もう一度確認しよう」という意思決定のスタイルから、「たとえ失敗しても修正すればいい。走りながら考えよう」というスタイルへと変化しました。

「トライしていいし、トライしないといけない。どんどん新しいことに挑戦していこう」と認識へと刷新でききたのは、チームコーチングのひとつの成果だと思います。

ありがとうを贈りたい相手

  • 土森
  • お客様

営業という職種上、お客様と付き合っていかないといけないのですが幸いなことにお客様と良い関係性を築けていると感じます。

会社という垣根を越えて、まるで同じ会社の仲間のような感覚で相談してくださるお客様や困り事が出てきたら頼ってくださるお客様、逆に私が相談するとアドバイスをくださるお客様、単に売り手と買い手という関係性ではなく共に前へ進もうとしてくださる皆様に感謝を伝えたいです。

最後に忘れてはいけないのが愛猫の存在です。仕事で大変なことがあった日にも癒しをくれて、「明日も頑張ろう」と気持ちを奮い立たせてくれる愛猫4匹にも感謝です。

ライター:

1985年生まれ。米国の大学で政治哲学を学び、帰国後大学院で法律を学ぶ。裁判所勤務を経て酒類担当記者に転身。酒蔵や醸造機器メーカーの現場取材、トップインタビューの機会に恵まれる。老舗企業の取り組みや地域貢献、製造業における女性活躍の現状について知り、気候危機、ジェンダー、地方の活力創出といった分野への関心を深める。企業の「想い」と人の「語り」の発信が、よりよい社会の推進力になると信じて、執筆を続けている。

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