―大塚社長の考えや想いをよくわかってくれているというお言葉がありましたね。
いや、私はまだまだですよ。社長は、すごく甘く言ってくださったと思います。
私が社長の会社への思いをもっと理解できれば、すごく役に立てるんだろうなぁと思うのですが、まだそこまでは至っていなくて、社長には申し訳なく思っています。できるだけ社長の想いに沿えるように、一歩先を見てフォローができる自分になれるように頑張ります。
枠にとらわれない発想、自ら動く行動力
―石原部長のそういった謙虚さを大塚社長も評価されているのではないでしょうか。そんな部長から見た、大塚実業の魅力についてお聞かせいただけますか。
大塚実業という会社には、いろいろなことを学ばせていただいています。私は地道に目の前のことを一つひとつ吸収し、一つひとつ達成していくことがものすごく大事だと思っているのですが、大塚実業は、そういう学びの場だと思っています。
それと、自分で考えて動かないとダメだということをすごく実感しています。社長の発想には枠がなく、会社自体も枠にとらわれない会社ですから、理念に基づき従業員一人ひとりが自分で考えて行動していくことが大切だと思いますね。
社長は、考えることのスケールが違いますので、追いつくのは、なかなか難しくて。社長がそういう人だから、大塚実業は、枠にとらわれていない会社なんだと思いますよ。
―大塚実業さんは、社会貢献活動も枠にとらわれずに積極的に行っている印象ですが、石原部長から見て、社会貢献活動については、どのように思われますか。
はい。社会貢献活動については、NPO法人への支援も行っていますが、会社として取り組んでいることもあります。
例えば、「くつサポ」という取り組みがあります。これは、ご家庭などでいらなくなった靴を大塚実業がお預かりし、途上国の孤児院や学校へお届けするというものです。
会社は、周りの人に支えられていますので、社会貢献活動でみなさんに還元していくというのは当然のことだと思っています。
ただ、社会貢献活動ありきではなく、自分たちの仕事に関連することで、社会貢献を自然とできるのが良いのかなぁとも思います。
「くつサポ」もそうですが、大塚には、東南アジアの子どもたちに、もっと衛生的な水を提供したいという想いがあり、私も、フィルターを製造販売している弊社に相応しい支援だと思っていて、すごく賛成ですね。
水環境の改善は、海外展開など、グローバル化していくなかで、さらに力を入れていきたいことの一つです。
クオリティへのこだわり。お客様の課題解決への想い。無限の可能性を感じる未来
―事業そのものでの社会貢献は素晴らしいですね。 では、大塚実業の未来について、石原部長はどのように思っていらっしゃいますか。
例えば、弊社には製造や営業など、いくつかの部署がありますが、それぞれに、ものづくりのクオリティや、お客様の課題を解決したいという想いがとても強い会社です。
そんなお互いの良いところを、これまでよりももっとうまく融合させ、お互いの力をさらに合わせられれば、まだまだ伸びる、伸びしろの大きい、将来性のある会社だと思っています。
それに、ろ過布を生地の段階から製造する専門メーカーは少なく、大塚実業の事業は独自性があります。
今もつ生産能力や高いクオリティをさらに高めていくというように、もっともっと追求して、向上させていけば、さらに成長できると期待しています。
一人ひとりに真摯に向き合い、縁の下の力持ちとして支えたい
―では、最後に、石原部長ご自身の今後の目標、キャリアビジョンなどについてお聞かせください。
経営理念そのままなのですが、私自身、やっぱり、大塚実業で働くみんなが家族のようで、笑顔でいられる会社づくりができたら一番いいと思っています。
また、大塚実業の事業そのものや、さらに海外での水環境改善展開なども含めて、私自身は、縁の下の力持ち、陰ながら支えるという部分で自分を発揮していけたらいいなと思っています。
今の世の中、どちらかといえば「仕事ができる人」に目がいきがちな傾向があると思うのですが、私自身の考えとしては、鈍臭くっても全く問題なくって(笑)。鈍臭いと言われる人が、すごく化けることって結構多いと思うんですよね。
仕事は、頑張っていれば、そのうちついてくると思うので。一緒に働くにはどんな人が良いかと問われれば、やっぱり明るい人がいいですよね。挨拶がきちんとできて、人の話をちゃんと聴ける人がいいんです。
「できる人」とか、そういう枠組みで判断せずに、社員一人ひとりに真摯に向き合うことを大事にしていきたいです。地道でも、そういう一つひとつを大切に取り組んでいきたいですね。
―大塚実業は石原さんのような縁の下の力持ちがしっかりと会社を支えているのですね。さらなるご活躍をお祈りしております。本日はお忙しい中ありがとうございました!