
ストレージ王は、現在、出版取次大手のトーハンと共同で「大好きな本を我慢しないキャンペーン」を展開している。このキャンペーンは、書籍購入者を対象に、トランクルームの利用を促進するユニークな取り組みだ。
2025年1月から4月末まで、トーハングループの「スーパーブックス」が運営する住吉書房宮崎台駅前店、メディアライン大山店、山下書店大塚店の3店舗と、ストレージ王が管理する梶が谷、中板橋、新大塚のトランクルーム3店舗で共同キャンペーンを実施する模様。
「大好きな本を我慢しないキャンペーン」と題し、対象書店で本を購入した方に「ストレージ王」のキャンペーンチラシを配布。チラシ内の合言葉を伝えてトランクルームを6カ月以上申し込むと、「無料の貸し出し本棚」と「+1カ月分の賃料無料」の特典が受けられる仕組みのようだ。
本好きの読者にとって、自宅の本棚が埋まってしまった際の収納問題を解決し、新たな本の購入を後押しする目的がある。また、推し活を楽しむ読者にとっては、マンガやBL本、グッズなどを保管し、自分だけのプライベート空間を作ることができる。
「トランクルームには、『本』『書類』『雑誌』などの収納ニーズが多く寄せられており、これを踏まえて本棚付きのサービスを導入しました。自宅にない空間を確保することで、より快適な読書環境を提供したいと考えています」と同社の経営企画室課長、坂上正洋氏は説明する。
今回のキャンペーンにより、書籍の購入促進だけでなく、トランクルームの新たな利用方法を提案し、利用者層の拡大を図っているのが特徴だ。