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【訃報】モーリー・ロバートソンさん死去 63歳、食道がん 池田有希子さんが悲痛告白

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モーリー・ロバートソン
モーリー・ロバートソンさん 公式Xより

軽やかな語り口と鋭い知性で、テレビやラジオを通じて社会を見つめ続けてきた国際ジャーナリストのモーリー・ロバートソンさんが、1月29日、食道がんのため亡くなった。63歳だった。
訃報は2月1日、公式Xで公表された。パートナーで女優の池田有希子さんは「心の張り裂けそうなご報告です」と胸の内を明かしている。突然の別れは、多くの視聴者に静かな衝撃を与えている。

 

 

親しい人だけに見送られた最期

発表によると、モーリーさんはかねてより食道がんの治療を続けていた。1月29日、静かに息を引き取ったという。
葬儀は故人の生前の意向により、近親者のみで執り行われた。香典や供花は辞退され、「まずは略儀ながら書中をもってのご挨拶」と、深い感謝の言葉が添えられていた。

公の場で病状が語られることはほとんどなく、最後まで“モーリーらしい距離感”が保たれていた。

 

「心が張り裂けそう」池田有希子の言葉

池田さんは同日、自身のXを更新し、公式文書と同様の内容を投稿。「心の張り裂けそうなご報告です」と記した短い一文が、深い喪失感を物語っていた。
池田さんのインスタグラムには生前、何気ない日常を切り取った写真が幾度となく投稿されている。最後のツーショットは今年1月2日。穏やかな表情で寄り添う2人の姿は、今となっては多くの人の記憶に残る一枚となった。

 

東大・ハーバード同時合格という異色の原点

モーリーさんは日米双方の教育を受け、富山県立高岡高校を卒業。1981年、東京大学とハーバード大学に同時合格するという異例の経歴を持つ。
東大を1学期で退学し、ハーバード大へ進学。在学中の1984年に刊行した自叙伝『よくひとりぼっちだった』(文藝春秋)は、自身の孤独や葛藤を赤裸々につづり、5万部を超えるベストセラーとなった。

その言葉の源には、幼少期から抱え続けた「外側に立つ感覚」があったとされる。

 

メディアで放った知性とユーモア

1990年代にはJ-WAVEの深夜番組「Across The View」で一躍注目を集めた。知識を誇示することなく、難解な国際情勢を日常の言葉に落とし込む語り口は、多くのリスナーを惹きつけた。
2017年からは日本テレビ系「スッキリ」にレギュラー出演。明るくも本質を突くコメントは、朝の情報番組に独特のリズムをもたらしていた。

 

俳優としても刻んだ存在感

活動は言論にとどまらない。2021年のNHK大河ドラマ青天を衝けではマシュー・ペリー役を演じ、異文化の狭間に立つ人物像を体現。同年のTBS日曜劇場日本沈没―希望のひと―でも存在感を示した。

「語る人」から「演じる人」へ。その挑戦は、晩年まで続いていた。

 

静かに残った余韻

食道がんは初期症状がほとんどなく、進行してから発見されるケースが多いとされる。再発率も比較的高く、早期発見が難しい病の一つだ。
朗らかな姿の裏で続いていた闘病生活は、公にされることなく幕を閉じた。SNSやコメント欄には、「明るい印象しかなかった」「もっと話を聞きたかった」という声が相次いでいる。
軽やかで、優しく、時に鋭かったその言葉は、いまも多くの人の記憶の中で生き続けている。

 

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ライター:

広告代理店在職中に、経営者や移住者など多様なバックグラウンドを持つ人々を取材。「人の魅力が地域の魅力につながる」ことを実感する。現在、人の“生き様“を言葉で綴るインタビューライターとして活動中。

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