ログイン
ログイン
会員登録
会員登録
お問合せ
お問合せ
MENU

法人のサステナビリティ情報を紹介するWEBメディア coki

「秒速で1億円稼ぐ男」与沢翼、波乱の実業家人生と新たな孤独

コラム&ニュース コラム ニュース
リンクをコピー
与沢翼
与沢翼さん Xより

一時代を象徴する言葉となった「秒速で1億円稼ぐ男」。そのフレーズで世間を席巻した実業家・与沢翼氏(42)が、再び話題を呼んでいる。19日までに自身のYouTubeライブで、タイで新生活を支えていた女性との破局を告白。沈痛な面持ちで「生きてます」と語ったその姿に、かつて札束を抱えて笑っていた豪胆なカリスマの面影はなかった。法人税滞納、経営破綻、ドバイ豪遊、暗号資産バブル、覚せい剤告白、離婚劇、そして複雑な女性遍歴――。今回はその光と影を、あらためて総ざらいする。

 

「生きてます」悲痛な安否報告と破局告白

約2週間ぶりに行われた配信で、与沢氏は「実は悲しいことがありまして…本当に人生、しんどいですわ」と力なく語り、「生きてます。生きてます」と繰り返した。その言葉は視聴者への生存確認のようであり、かつての豪胆な姿からは想像もつかない。

さらにタイでともに暮らしていた女性との破局も告白。「女性と生活してみたんですけど、なかなかうまく行かなかったですね」と語りつつ、「元奥さんを越えられる人はいない」と未練を吐露。女性から「自己中心的」と指摘され、離婚した元妻・麻美さんの心境を理解したと述べ、「2回失恋した気分」と自嘲した。

 

「秒速で1億円稼ぐ男」誕生の舞台裏

与沢氏の名が全国に轟いたのは2013年。著書『秒速で1億円稼ぐ条件』がベストセラーとなり、テレビ出演も相次いだ。部下にスーツケースで札束を運ばせるシーンは強烈な印象を残し、“カリスマ投資家”として若者の憧れを一身に集めた。

だがその派手さは批判も呼んだ。「虚業」「見せ金ではないか」との声が渦巻き、羨望と冷笑が入り交じる存在だった。それでも彼は自らの豪遊生活を武器に、時代の寵児として注目を浴び続けた。

 

経営破綻、ドバイ豪遊、暗号資産バブル

2014年、法人税滞納と経営破綻が報じられ、一夜にして転落。豪華なライフスタイルは崩壊し、与沢ブランドは失墜した。シンガポールに渡って再起を図るも株やFXで大損を出し、自ら語る姿もあった。

しかし2016年以降、ドバイに移住して再び表舞台へ。高層マンションの最上階に住み、高級車や宝飾品をSNSにアップし“豪遊王”として再注目を集めた。さらに暗号資産バブルに乗り、巨額の利益を上げたと豪語。“復活のカリスマ”として再び信者的なファンを集めたが、「情報商材屋が看板を変えただけ」との批判は根強く残った。

 

覚せい剤告白と家庭崩壊の真実

2020年代に入り、覚せい剤使用を自ら告白。「過去に手を染めてしまった」とYouTubeで語ったことで世間を驚かせた。芸能界で薬物事件が相次ぐ中、実業家の自白は大きな衝撃となり、彼の信頼は決定的に揺らいだ。

私生活では長年連れ添った麻美夫人との離婚が現実に。かつては「人生の支え」と讃え、子どもとの家族写真を投稿して“良き父”をアピールしていたが、裏では不仲が囁かれ、最終的に破局。離婚後も「元妻を超える女性はいない」と語り続ける一方、海外移住先で複数の女性との同居や交際が噂され、女性遍歴が絶えなかった。子どもとの関係も曖昧なままで、「家庭すらもビジネスの一部だったのでは」と疑う声もあがっている。

 

SNSに広がる冷笑と今後の行方

今回の破局報告に対してもSNSは冷ややかだった。
「女性に配慮できないのは昔から」
「自己中だから結局同じ失敗を繰り返す」
「札束を誇示していた頃から何も変わっていない」

といった声が並び、もはや同情の余地はほとんどない。

「人生残酷だね」と嘆いた与沢氏。派手な栄光、破滅的な転落、薬物、離婚、女性遍歴、そして孤独。成功と破綻を繰り返したその人生は、今もなお世間の冷笑と好奇心を同時に集め続けている。果たして再び光をつかめるのか、それとも“過去の人”として沈んでいくのか。答えはまだ見えていない。

Tags

ライター:

千葉県生まれ。青果卸売の現場で働いたのち、フリーライターへ。 野菜や果物のようにみずみずしい旬な話題を届けたいと思っています。 料理と漫画・アニメが大好きです。

関連記事

タグ

To Top