美容コスメ情報のプラットフォーム「ONEcosme」が実施したアンケート調査によると、30代から50代の男女の約3割が白髪染めを行っていることが明らかになった。また、白髪染めをする人のうち、約5割がセルフで染めていることも分かった。
白髪やボリューム減少が主な悩み
調査は2025年1月15日から16日にかけて、20代から50代の男女100名を対象に実施された。その結果、髪に関する悩みとしては、30代以上では「白髪」と「髪のボリュームの減少」が上位に挙がった。特に40代、50代では「髪のボリュームの減少」が最も多く、白髪の悩みがこれに続いた。20代では「髪のパサつきやダメージ」が最大の悩みだった。
さらに、見た目の年齢を左右する要素として「髪」と回答した人は全体の56%に上り、白髪や髪のボリュームの減少が加齢を意識させる要因になっていることがうかがえた。
白髪染めの実態 美容室とセルフ染めの二極化
白髪染めの経験については、回答者全体の36%が「白髪染めをしたことがある」、18%が「検討中」と答えた。年代別に見ると、30代では30.8%、40代では42.2%、50代では33.3%が白髪染めの経験があると回答し、30代後半以降で白髪染めを始める人が増えていることが分かる。
また、白髪染めを行う際の手段については、「美容室で染める」が46.5%、「セルフ染め」が53.5%と、ほぼ半々に分かれた。美容室での施術は「仕上がりがきれい」「ムラがない」というメリットがある一方で、時間やコストの面での負担がある。一方、セルフ染めは「手軽」「低コスト」という利点があるが、「ムラが出やすい」「髪や頭皮が傷みやすい」といったデメリットが指摘された。
白髪染めの課題 色落ちや髪へのダメージ
白髪染めをしたことがある人にデメリットを尋ねたところ、「白髪が伸びるたびに染めなければならない」「髪や頭皮が傷む」「色ムラができやすい」「コストがかかる」といった声が寄せられた。特に「染めた直後は良いが、1カ月もするとまた白髪が目立ち始める」という意見が多かった。
このような課題に対応するため、最近では「白髪染めトリートメント」や「白髪染めシャンプー」など、日常のケアの中で白髪を目立たなくするアイテムの人気が高まっている。これらは髪や頭皮へのダメージを抑えつつ、手軽に白髪ケアができるとして注目されている。
白髪染めに求めるもの 「色持ち」「ダメージの少なさ」が重要視
調査では、白髪染めに求める要素として「色持ちのよさ」「仕上がりの自然さ」「低価格」「髪や頭皮へのダメージの少なさ」が多く挙がった。特に「色落ちしにくく、ツヤのある仕上がりを求める声」が目立ち、定期的な染め直しの手間を減らすことが大きな課題となっている。
美容室での白髪染めやセルフ染め、白髪染めシャンプー・トリートメントなど、さまざまな選択肢がある中で、自分のライフスタイルに合った方法を選ぶことが重要になりそうだ。
ONEcosmeと運営会社FoR
今回調査を行った「ONEcosme」は、美容やスキンケアに関する情報を提供するプラットフォームで、特に30代〜50代のユーザーを中心に支持を集めているとのこと。月間利用者数は180万人を超え、悩みに特化したコラム記事やレビューを通じて、ユーザーが自分に合った美容アイテムを選べるようサポートしている。
ONEcosmeを運営する株式会社FoRは、美容・コスメ領域を中心にさまざまな専門メディアを展開する企業で、創業5年目にして売上10億円を突破し、若い世代を中心としたチームで急成長を遂げている会社ののようだ。美容に関心の高いユーザーに向けて、質の高いコンテンツとマーケティング力を活かしたサービスを提供しているのが特徴だ。
白髪ケアをはじめとする髪悩みに関する情報発信を続けるONEcosmeの今後の展開にも注目が集まる。