ログイン
ログイン
会員登録
会員登録
お問合せ
お問合せ
MENU

法人のサステナビリティ情報を紹介するWEBメディア coki

スシローの過剰反応? 鶴瓶を広告から削除 企業の「炎上対応体質」に疑問の声

コラム&ニュース コラム ニュース
リンクをコピー
スシローのHP
スシローのHPより

大手回転寿司チェーン「スシロー」の公式ホームページから、タレントの笑福亭鶴瓶(73)の姿が突然消えたことが波紋を広げている。ネット上では「中居正広の騒動と関係があるのでは」との憶測が広がる一方で、「過剰反応ではないか」と企業対応を疑問視する声も少なくない。

広報は「総合的判断」と説明

鶴瓶は2023年7月から「スシローのこだわりの語り部」としてCMに出演し、店内のポスターやタッチパネルにも登場していた。さらに、同年10月にはスシローの創業40周年を記念する大規模広告が新宿駅に掲出されるなど、同社の広告戦略において重要な役割を担っていた。

しかし、1月29日18時時点でスシローの公式サイトを確認すると、これまで鶴瓶の写真が掲載されていたバナーは別の画像に差し替えられ、サイト内のどこにも彼の姿が見当たらなくなっていた。

女性自身の報道によると、スシローを運営する「株式会社 FOOD & LIFE COMPANIES」に問い合わせたところ、広報担当者は「お客さまから様々な声をいただいている現状を踏まえ、総合的に判断し順次対応しております」と回答。また、今回の対応が「中居のバーベキューパーティ報道と関連しているのか」という質問については、「あくまでお客さまの声を踏まえた対応」とし、明言を避けた。

「騒動の影響では?」と憶測広がる

この動きは、1月25日配信の「週刊文春 電子版」が報じた中居正広(52)のバーベキューパーティと関連があるのではないかとの推測を呼んでいる。報道によると、パーティは2023年5月に開催され、中居の自宅には被害女性やフジテレビの幹部社員、女性アナウンサー、タレントのヒロミ(59)と鶴瓶が参加していたという。

この報道を受けて、ヒロミは28日放送の日本テレビ系「DayDay.」で「普通のバーベキューだった」と説明。鶴瓶自身も過去のテレビ番組で、このバーベキューに参加したことを示唆する発言をしていた。

こうした状況から、ネット上では「スシローは騒動を恐れて鶴瓶を降ろしたのでは」との声が相次いでいる。

SNSでは「企業の過剰反応」との批判も

Xでは、スシローの対応を疑問視する意見が目立つ。

「スシローのHPから鶴瓶が消えたな 中居ショック凄すぎる」
「中居のバーベキューに参加していただけなのに、鶴瓶が広告から消されたらしい。スシローの説明が聞きたい」

また、スシローの判断が企業の「過剰反応」ではないかと指摘する声も多い。

「間違えていない事柄に対して、企業は毅然と対応すべきでは?」
「スシローの対応は逆効果になり得る。同じ回転寿司チェーンでもくら寿司の対応と比べると対照的」。

「問題が拡大しないと動かない」スシローの企業体質

スシローの対応には、過去の騒動との共通点を指摘する声もある。2023年、スシローでは「醤油ぺろぺろ事件」と呼ばれる迷惑行為が発生。客が店内の醤油ボトルを舐める動画が拡散し、大きな問題となった。この際、スシローは当初慎重な姿勢を見せていたが、社会的な批判が高まるにつれて対応を強化し、加害者に多額の損害賠償を請求する強硬手段に出た。

今回の鶴瓶削除も、ネット上の声を受けて後追いで対応したように見える。企業がブランドイメージを守るために迅速なリスク管理を行うのは当然だが、一方で「世論の動き次第で方針を変える」姿勢が続くことに疑問の声もある。今回の鶴瓶の取り扱いを見ても、世論の反応を読むことがあまり上手い企業ではないという印象が残る。

「スシローは、問題が大きくなってから慌てて動く企業体質ではないか」
「毅然とした対応が求められる場面で、必要以上に世論に迎合しすぎでは?」

こうした指摘が相次ぐ中、スシローの今回の判断が、今後どのような影響をもたらすのか注目される。

【関連する 記事はこちら】

Tags

ライター:

ライターアイコン

寒天 かんたろう

> このライターの記事一覧

ライター歴25年。月刊誌記者を経て独立。伝統的な日本型企業の経営や大学、高校、通信教育分野などの取材経験が豊富。

関連記事

タグ