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中居正広、番組収録中止 フジテレビの女子アナ接待要員システムの噂 編成幹部は誰

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元SMAPのリーダー、中居正広氏に金銭トラブル疑惑が波紋を広げている。「週刊文春」は12月25日、中居氏が芸能関係者の女性に9000万円の解決金を支払ったと報じた。発端は「女性セブン」が報じた、2023年に中居氏とフジテレビ編成幹部、そして女性との会食で起きたトラブル。

代理人弁護士はトラブルを認める一方、暴力行為は否定している。週刊誌やネット媒体による報道を受け、中居氏は周囲に引退の意向を漏らしているという噂も出ている。

沈黙を続けるテレビ局に対し、視聴者からは「いつになったらこの件を報道するのか」という声が上がっている。テレビ局がセッティングに関与していた疑いもあり、ジャニーズ事務所だけでなく、テレビ局全体の問題として捉える意見も出ている。

「この件だけでなく、以前から同様のセッティングが常習的に行われていたのではないか」「組織ぐるみで隠蔽工作が行われているとしたら、企業として存続できないだろう」といった批判の声も上がっている。

飲み会の実態、3人ではなく、大人数という噂

当初の報道では、会食は中居氏、女性、フジテレビ編成幹部の3名で行われたとされていた。しかし、実際はより大人数の会だった可能性が浮上している。詳しい状況は明らかになっていないが、この情報の真偽は事件の真相解明に重要なカギを握っている。

3人の飲み会の場合は、編成幹部がドタキャンし、中居氏と女子アナと噂される人物が個室でサシ飲みとなってしまったのは、意図的なものではなかったとの説明も、客観的にみて成り立つ。しかし、編成幹部を中心とした数名が参加する飲み会で結果としてサシ飲みになってしまったのだとしたら、「女子アナや女性局員を接待要員として扱ってきた」というテレビ局の邪悪な慣習をもとにした、起きるべくして起きた事件というストーリが浮かび上がってくる。

いずれにしろ、この編成幹部が局員を接待要員としてタレントの飲み会に参加させたのだとしたら、コンプライアンスがいわれる時代に極めて時代錯誤なものであり、悪質さが際立っているといえる。

元テレビ東京で広報支援の専門家の下矢一良氏は、Xで「社員、しかも若手なら、現場の最高権力者であり、将来は役員や社長になるような人物と戦えるはずがない。 そんな人間に嵌められた被害者の怒り、そして会社への絶望はどれほどだったか」と投稿している。

トラブル相手は誰? 編成総局のトップ周辺の人物

トラブル相手とされるフジテレビ編成幹部について、一部メディアでは「中居氏と親しい」と言われる人物の実名が報じられている。その親しさたるや、単なる友人という関係ではない。かねてより、中居氏が「自分が信長だったら、(編成幹部)は秀吉」と公言するほどの昵懇の間柄だと言われている。

何より、この編成幹部を見出したのが、中居氏とも言われており、二人で海外旅行に行くなど兄貴分と子分の関係だったことが容易に想像できる。その関係性のなかで、自社の女子アナを兄貴に献上していたのだとしたら、おそらくこれがはじめてのこととは思えないし、数多くの女性が接待要因とされてきたのだろう。

若かりしアイドル全盛期の頃の中居氏であれば、接待要員として担ぎ出されることは嫌な話ではないと受け取る女性も多かっただろうが、いくら天下をとったアイドルといえども、寄る年波には勝てないもの。

最近の報道で切り取られた中居氏の容姿は、往年の面影こそ残せど、誰もが嬌声をおくるアイドルのそれではない。しっかりとした中年のおっさんなので、いままでは上手く機能した献上システムに限界がきたために起きるべくして起きた事件ということが想像できる。

中居氏の尽力や本人の努力もあり、数々の人気バラエティ番組を担当してきた敏腕プロデューサーになり、現在はフジテレビの編成総局の極めてトップに近い位置にいる人物。今回の事件にこの編成幹部が絡んでいるとしたら、彼の作ってきた番組でさんざん笑わせてもらってきた身ゆえに、一抹の悲しさを覚える。

テレビ局は対応に追われる

一連の報道を受け、テレビ局は対応に追われている。TBSでは、中居氏がMCを務める「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」の26日の収録が急遽中止になったことが報じられている。他の番組についても、収録済みのものや再放送の放送がストップし、差し替え番組の編成作業で局内は混乱しているという噂もある。

中居氏の番組はMCとしての出演が中心のため、代役を立てるのが難しく、各局は対応に苦慮している。収録が前日に急遽中止になったということは、それ以前に収録された番組も放送中止になる可能性がある。ただでさえ忙しい年末の時期に、この事件が重なったことで、いま各局はてんやわんやしているころだろう。

松本氏の件で危機感を抱いていたはずなのに、なぜこのような事態になったのか、会見で説明責任を果たすべきだ、という意見も出ている。

今後の見通し

今回の金銭トラブル報道は、中居氏の芸能活動に大きな影響を与える可能性がある。引退の噂も出ている中、今後の動向が注目される。また、事件の真相、特に飲み会の実態やトラブルの具体的な内容については、更なる調査と情報公開が待たれる。

一部では、権力者による性加害が蔓延していたジャニーズ事務所の体質を中居氏が受け継いでいたのではないか、という声も上がっており、真相究明が急がれる。

もしかしたら、中居氏もジャニー喜多川の洗礼を受けてきたのかもしれない。被害女性が「生命の危機を感じるような行為」での入院、9000万円という示談金を考えると、単なる強制性交ではなく、常人とはかけ離れた性癖の持ち主になってしまっているのかもしれない。

だとしたら、被害者が、加害者側に回ることの心理的背景を思うと悲劇としか言いようがない。芸能界の表上の華やかさをもって、「光が多いところでは、影も強くなる」というゲーテの言葉が想起される。

【中居氏に関する報道はこちらからも】

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ライター:

株式会社Sacco 代表取締役。一般社団法人100年経営研究機構参与。一般社団法人SHOEHORN理事。週刊誌・月刊誌のライターを経て2015年Saccoを起業。社会的養護の自立を応援するヒーロー『くつべらマン』の2代目。 連載: 日経MJ『老舗リブランディング』、週刊エコノミスト 『SDGs最前線』、日本経済新聞電子版『長寿企業の研究』

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