
東京・福生市加美平(かみだいら)で4月29日朝、40代の男が少年2人をハンマーで殴り、駆けつけた警察官らにも被害が広がる事件が発生した。FNNプライムオンラインによると、男は農薬のようなものをまいた後、サバイバルナイフを持って自宅に立てこもったが、警視庁が正午ごろに突入した際、室内に男の姿はなかった。自宅からはサバイバルナイフや複数のハンマーが見つかっており、警視庁は殺人未遂容疑で逮捕状を請求する方針で行方を追っている。
「ハンマーを持っている人がいる」と通報
事件が起きたのは、4月29日午前7時20分ごろである。東京・福生市加美平の路上で、「ハンマーを持っている人がいる。早く来て」などと通報があった。
FNNプライムオンラインによると、近所に住む40代の男が、路上にいた少年らに「うるさい」などと言って近づき、ハンマーで少年2人を殴ったとされる。
少年のうち1人は顔の骨を折る重傷を負った。けが人は少年2人にとどまらず、警察官や男の母親を含む9人に上ったと報じられている。いずれも命に別条はない。
現場はJR福生駅から約800メートルの住宅街。福生市は東京都の多摩地域に位置し、JR青梅線の福生駅周辺には住宅地や商業施設が広がる。事件が起きた加美平も住宅が並ぶ地域であり、朝の通勤・通学時間帯に近い時間に通報が入った。
農薬のようなものをまき、自宅に立てこもり
FNNプライムオンラインによると、男は少年2人を殴った後、駆けつけた警察官に農薬のようなものを吹きかけた。その後、サバイバルナイフを持って自宅に立てこもった。
警視庁は周辺を規制し、男への対応を進めた。午前中の報道では、男が刃物を持って自宅内にいるとして、警視庁が説得を続けていた。人質はいなかったとされる。
正午ごろ、警視庁が男の自宅に突入したが、室内に男の姿はなかった。立てこもりとみられていた状況は、突入後、逃走事案として扱われることになった。自宅からは、男のものとされるサバイバルナイフや複数のハンマーが見つかった。
男は逃走中 丸刈り、上下グレーのスウェット
福生市の防災無線では、逃走中の男の特徴が住民に伝えられた。FNNプライムオンラインによると、男は身長173センチほどで、上下ともにグレーのスウェットを着用していた。髪形は丸刈りで、体格はがっちりしているとされる。
現場周辺では、警察による規制が続いた。住宅街で発生した事件であり、男が自宅から姿を消したことから、警視庁は周辺の警戒を強め、行方を追っている。
警視庁は、少年2人をハンマーで殴った行為について、殺人未遂容疑で逮捕状を請求する方針である。自宅で見つかったサバイバルナイフや複数のハンマーについても、事件との関係を含めて捜査が進められている。
男は3年半ほど前にも騒音をめぐる事件
FNNプライムオンラインは、男が3年半ほど前にも騒音をめぐる事件を起こしていたと報じている。同報道によると、男は家の前での騒音に腹を立て、斧で少年を襲ったとされる。
警視庁は男の行方を追うとともに、過去の騒音をめぐる事件との関係などを調べている。



