「10年後に女子刑務所に居る未来まで見えた」「こんなのが医学部受かるほど世の中甘くない」——。
感動のプレゼンから一転、パパ活豪遊や闇バイト逮捕の疑惑で大炎上していた『令和の虎(大学受験版)』の志願者・華山田馨菜さん。ネット上で飛び交っていた黒い噂の数々は、決して単なる誹謗中傷ではなかった。
3月6日、事の顛末を説明する動画に華山田さん本人が登場し、百戦錬磨の虎たちを前に、あまりにも生々しくお粗末な「真実」を語ったのだ。
噂は真実だった…自らの口で語られた逮捕劇と虚偽申告
前回の記事で触れた通り、彼女の周囲では「闇バイトでの逮捕説」や「高校退学の本当の理由」について不穏な噂が絶えなかった。動画内で事実関係を問いただされると、彼女は驚くべき事実をあっさりと認めた。
9月末に仙台市で高齢女性を狙った詐欺事件に受け子として関与し、現行犯逮捕されたことは事実だったのだ。「昔付き合っていた元カレに住所を握られ、脅されてやらされた」と自身の被害者性をアピールしつつも、現在は保護観察処分中で、被害者への示談金50万円を毎月5万円ずつ返済しているという。
さらに、番組では経済的事情と距離を理由に高校を退学したと涙ながらに語っていたが、これも真っ赤な嘘であった。実際は未成年喫煙や飲酒といった素行不良があり、周囲とも馴染めなかったことが原因だと告白。番組の根幹を揺るがすこの虚偽申告により、彼女への出資はルール上「ナッシング(取り消し)」となることが確定した。
すでに振り込まれていた80万円の出資金についても、参考書に使ったのはわずか10万円程度で、残りの約65万円は本来の目的とは違う生活費などに消えていたというから開いた口が塞がらない。
虎たちの「ぬるい追及」と視聴者の失望
数々の嘘と犯罪歴を認める一方で、彼女が最後まで頑なに否定し続けたのが、大炎上の引き金となったDMの流出である。「1年半前から使っていない古いスマホのアカウントを、嫉妬した中学時代の友人に乗っ取られた。画像自体が捏造されている」と主張。
しかし、流出したDMには出資の未払い状況など、本人しか知り得ない極秘情報が正確に記されていた。虎たちからその矛盾を突かれても、彼女は「私が相談した友人が犯人だから筋が通る」と、決して自らの非を認めようとはしなかった。
この一連のやり取りに対し、視聴者からは不満が噴出している。
「息を吐くように嘘をつく人の特徴」「都合が悪いと逃げるタイプと違って肝が据わっている」といった本人の異常性を指摘する声に加え、「詰め方がぬるすぎてイライラする」「女性の虎を呼んで厳しく追及すべきだった」と、大人たちの手ぬるい対応への批判も殺到した。
確かに、吉村社長をはじめとする虎たちは、終始彼女を優しく諭すような態度を見せていた。しかし、決定的な証拠となるスマホの解析やIP開示が行われていない以上、これ以上本人を問い詰めても水掛け論になるのは明白であり、虎たちが攻めきれなかったのも無理はない。
結果的に「私はやっていない」という彼女の言い分を垂れ流す形になってしまい、そもそもこの釈明動画を世に出す価値があったのか、はなはだ疑問が残る内容となってしまった。
異常な胆力を「真っ当な道」へ活かせるか
真偽はともかくとして、身近な友人から裏切られ、プライベートなやり取りを次々とネットに晒されてしまうこと自体、彼女のこれまでの生き方や人間関係の築き方に不真面目さがあった証拠だろう。自らの素行不良が招いた結果であることは否めない。
しかし、一連の騒動を通して際立ったのは、彼女の胆力である。詐欺事件での逮捕歴を抱え、ネットで大炎上している最中に、大企業の社長たちを前に堂々と自説を曲げず、淀みなく答弁できる17歳などそうはいない。
仮にその言葉の多くが嘘やごまかしであったとしても、このプレッシャーを跳ね除ける精神力と口の達者さは、ある意味で将来大物になるなと唸らせるほどの恐ろしいポテンシャルを秘めている。
類稀なる度胸とプレゼン能力を持っているのだから、もうその才覚を悪用したり、その場しのぎの言い訳に使ったりするのはやめるべきだ。「悪い友達とは縁を切る」と語ったその言葉通り、今度こそ本気で心を入れ替え、真っ当な道でその能力を活かして人生をやり直すべきだろう。ごく一部の視聴者も虎たちも、心の底ではそう願っているはずだ。